運動・トレーニング

日本青年会議所、すべての人がつながりを感じながら心身の健康を目指す「ユニヨガ」プロジェクトを始動、様々な個性を持つ人がオンラインでヨガレッスンを体験

2020.08.25 16:45 更新

 公益社団法人日本青年会議所(JCI日本)は、健康な人やお年寄り、障害者、外国の人などすべての人がつながりを感じながら心身の健康を目指す「ユニヨガ」を8月25日から始動した。8月19日に行われたオンライン発表会では、「ユニヨガ」の立ち上げ経緯やコンセプト、通常のヨガとは異なる点について説明した他、実際に健常者や障害者、男性、女性、子どもなど様々な個性の人がオンラインで参加し、「ユニヨガ」のレッスンを体験した。

 「日本青年会議所は、多様な個性を認め合い、それぞれを活かしながら包摂できるダイバーシティ&インクルージョン(D&I)社会の実現をテーマに掲げている。今回、その実現の阻害要因となっている、個性の違う人同士のコミュニケーションギャップを埋めていきたいという想いから『ユニヨガ』のプロジェクトを立ち上げた」と、日本青年会議所の吉光太郎氏が挨拶。「新型コロナウイルスによる社会変化が多くの人々の生活に影響を及ぼす中で、オンラインによるヨガの需要が伸びている。しかし、その内容は、既存のヨガユーザー向けのものであり、すべての人が楽しめるとはいえないのが実状となっている」と、オンラインで行われているヨガは、誰もが楽しめる内容になっていないと指摘する。

 「『ユニヨガ』はユニバーサルデザインヨガの略で、身体的、精神的、空間的にこれまでヨガに挑戦しづらかった人も参加しやすい、『誰も取り残さない』ヨガとなっている。自宅からでも参加できるオンラインヨガのメリットを生かし、それぞれの個性に合わせたヨガを行うことで、参加者全員が心身の健康を獲得しながら優しくつながっていくことを目指している」と、「ユニヨガ」のコンセプトについて紹介。「また、参加者はヨガを通して自分とは違う個性に触れることで、相互理解が深まるきっかけになる考えている。本来であれば東京パラリンピックの開会式である8月25日に活動をスタートすることにも、それぞれの個性を認めあう世の中にしようというメッセージが込められている」と、多様な個性を持った人が時間や考えを共有できることも「ユニヨガ」の特徴なのだと話していた。「世の中には誰一人として同じ人間は存在せず、誰もがオンリーワンの存在であるため、ユニヨガには決まったポーズはない。レッスンでは、確かなヨガのスキルとユニバーサルマナーを身につけたユニヨガティーチャーのもと、それぞれができる範囲で楽しくヨガを行うことができる」と、すべての参加者が満足できるヨガレッスンになっているとアピールした。

 続いて、「ユニヨガ」のロゴについて、日本青年会議所の石川紘嗣氏が説明した。「今までのヨガレッスンのロゴは、体でヨガを表現しているものが多かった。しかし、『ユニヨガ』は、健常者も障害者も年齢を問わず誰もが参加することができるので、体の一部を使った表現はふさわしくないと考えた。そこで、多様な個性を許容できる顔のみのロゴデザインとした」と、「ユニヨガ」らしいオリジナルのロゴが完成したと目を細める。

 「また、外枠が平行四辺形であったり、顔にソバカスがあったり、すきっ歯にすることで個性を表現した。コンプレックスになりがちな特徴もそれは個性であり、自分らしさであるという想いを込めている。デザインテイストも、ヘルスケア関連に多いナチュラルなテイストではなく、ポップでカルチャー感があり、親しみやすいロゴに仕上がげている」と、ロゴデザインのポイントについて説明。「今後は、ロゴをモチーフにしたステッカーやTシャツ等のグッズも展開し、『ユニヨガ』の認知度をさらに広げていきたい」と、「ユニヨガ」を幅広い人々に知らしめていくべく、グッズ展開も計画していると述べていた。

 ここで、ユニヨガティーチャーの西村麻衣子氏が講師を務め、「ユニヨガ」のミニレッスンが行われた。「『ユニヨガ』では、ヨガへの参加前に、必ずプロフィールシートにその日の体調や自分の体の特徴を記入してもらい、参加者の個性をヨガティーチャーが把握する。そして、ヨガティーチャーが多様な個性を認めながら参加者それぞれにとって満足度の高いヨガをサポートしていく。レッスンが終わった後には、参加者が自分の言葉で話す『サットサンガ』の時間を設け、個性を表現する場を提供する」と、「ユニヨガ」のレッスンの流れについて教えてくれた。

 今回のレッスンには、健常者や障害者、男性、女性、子ども、高齢者など様々な個性を持つ11名がオンラインで参加。メイン講師の西村氏に加え、サブ講師として、ヨガティーチャーの松波恵理香氏が、車椅子での参加者や障害を持つ参加者向けに椅子に座ったままでできる簡易ポーズをレクチャーした。

 「ユニヨガ」を体験した参加者は、「以前からヨガには興味を持っていたが、車椅子の私にはできないと思っていた。『ユニヨガ』は、先生がいろいろな工夫をしてサポートしてくれるので、車椅子のままでも楽しむことができる。また、ちょうどいい運動量で、効果もしっかりあると感じた」と、車椅子の人でも無理なくヨガを楽しめる内容になっているとのこと。子どもと一緒に参加した男性は、「『ユニヨガ』を通じて、子どもとのコミュニケーションを深めることができたと思う。また、ヨガは女性がするものというイメージがあったが、『ユニヨガ』はいろいろな個性の人が参加していて、自宅から気軽にできるので、これからも続けていきたい」と、「ユニヨガ」は親子のコミュニケーションツールとしても活用できると話していた。

 なお、ユニヨガ実行委員会では、今後、「ユニヨガ」レッスンを定期開催していく予定。また、スタートアップキャンペーンとして、9月5日(10:00~11:30 定員20名)、9月13日(14:00~15:30 定員20名)、9月19日(10:00~11:30 定員10名)には、「ユニヨガ」の無料体験会を開催する。さらに、10月からは、大日本印刷(DNP)がサービスを提供するスマートフォン向けアプリ「DNPソーシャルアクションサービス May ii(メイアイ)」ユーザー限定のユニヨガ無料体験会も計画している。

公益社団法人日本青年会議所=http://www.jaycee.or.jp/
ユニヨガ公式サイト=https://www.uniyoga.me


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