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テイラーメイド ゴルフ、反発力を極限まで高めたドライバー「M5/M6」シリーズなど新製品を発売、ゴルフ仲間の元バドミントン選手の池田信太郎氏とレーシングドライバーの中嶋一貴選手も新製品に注目

2019.01.18 20:53 更新

 テーラーメイド ゴルフは1月11日、ヘッドの反発力をルール上最大限にチューニングする新テクノロジー「スピードインジェクション」をドライバーに搭載した「M5/M6」シリーズ(ドライバー、フェアウェイウッド、レスキュー(「M5」シリーズでの展開なし)、アイアン)など、今年の新製品を発表した。発表会では、「M5/M6」シリーズの新テクノロジーについて詳しく解説した他、「Spider X パター」や「TP5/TP5xボール」についても紹介した。また、レーシングドライバーの中嶋一貴選手と元バドミントン選手の池田信太郎氏がスペシャルゲストとして登壇し、トップアスリートの視点からテーラーメイドゴルフのイノベーションについて語ってもらった。

 「昨年はドライバー市場でNo.1の販売を獲得。ツアープレイヤーやトッププレイヤー、アマチュアなど幅広いゴルファーから評価された」と、テーラーメイド ゴルフのマーク・シェルドン-アレン社長が挨拶。「アジアの成長戦略として、アパレルの販売も開始するなど、当社の製品を幅広く活用してもらえる道筋を作ることができた」と、昨年のアジア戦略を振り返る。「今年は、次のイノベーションをもたらすべく、当社独自のツイストベーステクノロジーを新たなステージへと引き上げていくことで、すべてのゴルファーに付加価値をもたらすことができると確信している」と、同社が展開する新Mシリーズのテクノロジーに期待してほしいと胸を張った。

 そして、テーラーメイド ゴルフ グローバルプロダクトクリエーションのブライアン・バゼル上級副社長とテーラーメイド ゴルフ ハードグッズプロダクトジャパン&アジアの高橋伸忠ディレクターが、新Mシリーズについて紹介した。「昨今、ドライバーの初速は限界に達したといわれている。しかし、10万発のインパクトデータを解析した結果、ヘッドの反発力を極限にまで高められることが明らかとなった」と、ヘッドの反発力をルール上最大限にまで高めることで、ドライバーの初速スピードを速めることが可能であると判断したのだとバゼル副社長はいう。

 「このルール上最大限の反発力を実現するべく、新テクノロジー『スピードインジェクション』でチューニングした『M5/M6』ドライバーを開発した」と、新たな技術を搭載したドライバーを上市するのだと意気込む。「『M5/M6』ドライバーでは、フェースの外周を20%薄くし、さらに進化したハンマーヘッドスロットによってスイートエリアが約66%アップ(『M3ドライバー』と新「M5ドライバー』との比較)したルール適合外のヘッドを製造。フェース面に開けた2つのポートからヘッド内部にレンジ素材を注入し、反発係数をルールの限界値にチューニングする。その上で製造された製品の全数検査を行い、フェース各部分の反発係数がルール適合の限界値となっているかを確認している」と、バゼル副社長はスピードインジェクションについて詳しく解説してくれた。

 「『M5/M6』ドライバーでは、ルール上限いっぱいの反発性能を発揮するだけでなく、ゴルファーの打点傾向から生み出された『ツイストフェース』が弾道のばらつきを低減することで、すべてのゴルファーが求める、真っすぐ、遠くへ飛ぶドライバーとなっている」と、高橋ディレクターはすべてのゴルファーが求める機能が搭載されたドライバーが「M5/M6」なのだと説明していた。

 各製品のスペックについては、テーラーメイド ゴルフ ハードグッズプロダクトジャパンの柴崎高賜マネージャーが説明した。「『M5ドライバー』は当社の新テクノロジー『スピードインジェクション』を搭載。『ツイストフェース』と進化したアジャスタブル機能によって、さらなる飛距離性能と幅広い調整性を両立したドライバーとなっている」と、ポイントを解説。

 「『M6ドライバー』は新テクノロジー『スピードインジェクション』を搭載し、『ツイストフェース』と徹底した低重心化によって、高い寛容性とさらなる飛距離を両立した」と、説明した。「『M5フェアウェイウッド』については、初めて『ツイストフェース』テクノロジーを採用。調整範囲が拡大したスライディング・ウェイトと併せて進化したアジャスタブル機能とさらなる飛距離性能が両立されている」と、紹介。「『M6フェアウェイウッド』では、『ツイストフェース』テクノロジーを搭載。高い寛容性とさらなる飛距離性能の両立を実現した」と、述べていた。

 「『M6レスキュー』では、独自の『ツイストフェース』テクノロジーをレスキューに初めて搭載。高い寛容性とさらなる飛距離性能を両立している」と、弾道のばらつきも低減してくれるのだという。

 「『M5アイアン』については、新テクノロジー『スピードブリッジ』を採用し、高弾道・高初速・優れた打感・クリーンなルックスを兼ね備えている」とのこと。

 「『M6アイアン』については、新テクノロジー『スピードブリッジ』を採用した高弾道・高初速・優れた打感に、安心感のあるサイズを兼ね備えている」と、説明していた。

 再び、登壇した高橋ディレクターが「M GLOIRE フェアウェイウッド/レスキュー」について紹介した。「従来の『M GLOIREドライバー』に搭載されている真っすぐ飛ばすためにフェースをねじるという新発想のもとに生まれた『ツイストフェース』を採用。弾道のばらつきを低減し、高い直進性を実現した」という。柴崎マネージャーは、「『M GLOIREフェアウェイウッド/レスキュー』では、『ツイストフェース』テクノロジーを搭載。徹底的な軽量化とつかまる重心設計によって、さらなる操作性と飛距離性能が向上した」と、スペックを発表した。

 次に、高橋ディレクターは、10年間世界のトッププロととも世界中のツアーで活躍してきた「Spider」に、より高い安定性と構えやすいアライメントを追求して開発した「Spider X パター」について説明した。「今回、安定性を拡大するために320gの『HEAVIER STEEL FRAME』コアを採用した他、従来モデルに比べて重心位置を3倍深く設計することで高い慣性モーメントを実現した。アライメントを高めるためには、スポーツドクターと開発した視覚的効果を持たせる『トゥルービジョンアライメント』デザインを採用し、自然にフェースセンターにセットしやすくなるようなデザインを施している」と、特徴について細かく紹介してくれた。

 また、5層構造ツアーボールの「TP5ボール」シリーズに、ボール初速を上げる「スピードレイヤーシステム」を搭載し飛躍的な進化を遂げた「TP5ボール」「TP5xボール」を発売するという。「ボール初速を上げる『スピードレイヤーシステム』は、コアから外層に向けて段階的に硬くなる4層目に、今回新たに開発した従来に比べて30%高弾性な素材『HFM(HIGH FLEX MODULUS)』を採用することで、ボール初速の飛躍的な向上を実現。さらに、前モデルに比べて大きくなったソフトコンプレッションの3層『トライファストコア』が低スピン・高弾道を可能にし、外層のカバーに採用したソフトキャストウレタンの『デュアルスピンカバー』はグリーン周りでの自在なスピンコントロールと優れた打感をもたらす」と、高橋ディレクターが説明してくれた。

 新製品のプレゼンテーションの後には、トークイベントも開催。レーシングドライバーの中嶋一貴選手と元バドミントン選手の池田信太郎氏をスペシャルゲストに迎え、高橋ディレクターを交えながら、トップアスリートの視点からテーラーメイド ゴルフのイノベーションについて語ってもらった。

 今回、スピードがテーマとなった新製品を発表したテーラーメイド ゴルフだが、中嶋選手は、常に限界までスピードへの挑戦を続けて、昨年はフランス ルマンでの24時間耐久レースで総合優勝を獲得した。その中嶋選手曰く、「ルマン24時間耐久レースは、スピードと信頼性の両面をぎりぎりまで突き詰めるスポーツでもある。それだけに、飛距離と正確な場所へ飛ばす正確性という両面を突き詰めたゴルフとは親和性も高いと感じ、池田氏と一緒にラウンドしている」と、オフシーズンや時間があった場合は、ゴルフを楽しんでいるのだという。

 一方、池田氏は、「バドミントンは、球技の中で最も球速が早く、スマッシュスピードは最高時速493kmにまで達する。しかし、ネット際へのショットはふわりとしたシャトルを上げるだけに、スピードの落差も大きい。ゴルフもフェアウェイでは、ヘッドスピードを最大限に高めて飛距離を出そうとするが、グリーン周りやグリーン上では、繊細なタッチが要求されるだけに、非常に共通点も多いと感じている」と、バドミントンとゴルフには似た点も多々あるのだと教えてくれた。

 そんな二人の道具に対するこだわりについて、中嶋選手は、「車はドライブする人とのセッティングがしっかり決まっているかが重要になる。このセッティングをファインチューニングしていくことで、最大のパフォーマンスを引き出すスポーツでもある。ゴルフも、コースや飛ばした場所によって道具をチョイスして、戦略を考えていくだけに、クラブ選びは非常に重要なものであると感じている」と、使う道具は異なるが、ともにコースと呼ばれる競技場で成績を競い合う競技であるだけに、道具が果たす役割についても共通点が多いのではないかと指摘する。高橋ディレクターも、「どんなドライバーを用意すれば使ってもらえるのか、という点を考えて開発。今回はスピードにフォーカスした」と、ゴルフをプレイする際に、ゴルファーの手助けになる道具の開発に神経を注いでいるのだと説明。池田氏も、「ゴルフを始めて1年半たらずだが、初めの頃は、道具を借りてプレイをしていた。しかし、自分が上達していくのがわかってくると、借り物ではいけないと感じるようになった」と、高いレベルを目指そうと考えれば考えるほど、道具が果たす役割は大きくなると語っていた。

 最後に、池田氏は、「現役選手を引退してからは、ゴルフがうまくなりたいというのがモチベーションになっている。これからも楽しみながらゴルフをプレイし続けたい」と、楽しく、そして目標は高く、ゴルフをエンジョイしていきたいと話していた。中嶋選手は、「現在、『M4』シリーズを愛用しており、昨年はすごく助けてもらった。自分のゴルフの課題は飛距離なので、『M5/M6』シリーズに切り替えて、パー5で確実にバーディーを取れるようにしたい」と、新製品にクラブを一新したい考えを明かしてくれた。

[発売日]
M5/M6シリーズ:2月15日(金)
M GLOIRE フェアウェイウッド/レスキュー:3月中旬
Spider X パター:3月中旬
TP5/TP5xボール:3月中旬

テーラーメイド ゴルフ=https://www.taylormadegolf.jp/


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