運動・トレーニング

アシックスジャパン、投球時の回転数を解析する野球ボール「PITCHID」を開発

2018.05.29 12:07 更新

 アシックスは、野球の硬式ボールにセンサーを内蔵した投球測定用ボール「PITCHID(ピッチアイディ)」(ワイヤレス充電器を付属している)を、ユーテックと共同開発した。

 「PITCHID」は、同社が野球用具の研究開発でつちかってきた知見を活用したベースボール能力測定プログラム「ASICSBASEBALLLab.(アシックスベースボールラボ)」で9月から導入する予定とのこと。

 「PITCHID」は、直球や変化球の球質を数値化し、投手の投球パフォーマンスを客観的に把握できるようにしたもの。加速度センサー、ジャイロセンサー、地磁気センサーを内蔵しており、球速、回転数、回転軸の情報を得ることができる。これらの情報は、連動させたパソコンまたはタブレットに約10秒で転送され、初速、終速、平均速度の3項目の球速や、1分あたりの回転数、投手側および頭上からの2視点による回転軸の傾きが表示されるようになっている。そのほか、ボールをリリースする位置やボールの到達点(ホームベース上)の表示、球速に対する回転数を評価する機能なども搭載している。

 硬式ボールと同径、同重量で、かつ同様の手法で作製しているため、違和感が少なく投球することができ、グラウンドやマウンド、ブルペンで使える。製品化にあたり、アシックススポーツ工学研究所でモーションキャプチャーシステムを用いた検証を行っており、高い精度で測定できるほか、繰り返し使用できる耐衝撃性、耐久性なども備えていることが実証されている。

 今後は、プロ野球選手をはじめ、より多くの方に利用いただけるようシステムや体制を整備し、商品化も目指していく考え。

 同社は、中期経営計画「ASICS Growth Plan(AGP)2020」で「デジタルを通じたスポーツライフの充実」をコア戦略の1つに掲げ、デジタルの力を活用し、消費者がスポーツから得る充実感をさらに高めることを目指している。今後もデジタル技術を駆使した最先端のサービスを創出し、消費者のスポーツ体験に新たな価値を提供していく考え。

アシックス=https://www.asics.com/jp/ja-jp/


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