運動・トレーニング

東京建物と太陽工業、「新豊洲 Brillia ランニングスタジアム」を開業

2016.12.12 10:25 更新

 東京建物は、ネーミングライツを取得した「新豊洲Brillia ランニングスタジアム」が12月10日にオープンすることを、施設建築主の太陽工業と共に、発表した。

 同施設は、社会貢献活動として平成27年8月から公益財団法人日本障がい者スポーツ協会(JPSA)のオフィシャルパートナーを務めている東京建物が、創業120周年の記念事業として参画したプロジェクト。「支援・応援するだけではなく、より多くの人々、あらゆる人種の人々、さらに、健常者や障がい者といった垣根を越え、一体感を生み出し、喜びを共にする」という同施設の願いに共感し、ネーミングライツという形での支援を決定した。同施設は「新豊洲Brillia ランニングスタジアム」という施設名の通り「ランニング」に特化したスタジアムとなる。全天候型60メートル陸上トラックをメインの空間とし、一部義足の研究施設が併設される傍ら、ランニングステーションとして地域のランナーに開放される。館長には、元陸上選手の為末大氏を迎え、今後「SPORTS×ART 新豊洲」の拠点となるこの「新豊洲Brillia ランニングスタジアム」。両社はこの施設が、アスリート支援の一助となり、ハードだけでなくソフト(=心)のバリアフリーを促進する場となることを期待しているという。

 「新豊洲Brillia ランニングスタジアム」は、五輪やサッカーW杯など、世界最先端のスポーツ施設に利用されている高機能フッ素樹脂膜材「ETFE フィルム」を日本ではじめて大規模に採用した施設となっている。「ETFE フィルム」は、厚さ250ミクロン、重さ440g/m2と非常に軽くて薄い素材ながら、20年以上の高い耐久性を備え、紫外線による白濁も少ないことが大きな特長となっている。同施設では、「ETFE フィルム」を二重に張り、内部に空気を送り込みピロー状に膨らませる「クッション形式」を採用、複層ガラスと同等の断熱性と、梁の無い状態で2mスパンの距離をとばせるようにした。膜表面にはドット状のプリントを施し、透過率約35%にすることで、室内温度を外気温+3℃程度に抑える工夫も行っている。その他にも、メインフレームは国産カラ松の湾曲集成材を使用、先導性が高い木造建築プロジェクトを補助対象とする国土交通省の「サステナブル建築物先導事業(木造先導)」事業にも採択された。太陽工業は、建築事業主として「ETFE フィルム」をいち早くを導入することで、ガラスのような透明感とフィルム特有の軽量性や柔軟性を通じて、安全かつ開放的な空間をアスリートに提供したい考え。

 全天候型施設内のトラックには、国際協議会にも多数採用されているモンド社の「スーパーX」を6レーン分採用。TRACによるかけっこスクールが開講されるほか個人のアスリートも利用できる(有料)。隣接するオフィス棟には、Xiborg社が競技用義足開発のためのデータ解析や工作作業などを行う研究所が開設される。「全ての人に動く喜びを」感じられるような社会を創造していくことを目指すという。「ランニングステーション」は、完全ユニバーサルデザイン型施設として、車椅子のままで使用可能なミストサウナ付きシャワールームとユニバーサルデザイントイレが完備。一般のランナーも利用できる(有料)。

 「SPORT×ART 新豊洲」は、東京ガス用地開発が取り組む、22世紀に引き継ぐ水と緑に包まれたスマートシティプロジェクト「TOYOSU22」で展開する新豊洲の街・コミュニティづくりのための活動テーマ。健全な都市生活において身体と精神の充実は欠かせない要素であり、この活動テーマのもと、新豊洲は「心と身体の両面から考えるコミュニティ」を目指す。新豊洲エリアの都市環境を活かし市民にひらかれたスポーツコミュニティを指向するとともに、デザインやテクノロジー、食などの生活文化までを含む、アートを広義に捉えたライフスタイルを発信する。

東京建物=http://www.tatemono.com/
太陽工業=https://www.taiyokogyo.co.jp/


このページの先頭へ