睡眠・リラクゼーション

東京西川、五感に響く寝具シリーズ「季ノ布」から「ウォッシャブル麻肌掛けふとん」など発売

2015.04.14 10:25 更新

 2016年に創業450年を迎える東京西川は、昔ながらの技法で麻生地をもみほぐして作られる夏に最適な「近江ちぢみ」を用いた寝具シリーズ「季ノ布(kinofu)」を展開している。今回、50年ぶりとなる特殊な機械の稼動が実現し、その“ほぐし柔軟加工”によって、東京西川ならではの、より肌に優しい手ざわりの新商品が完成した。5月から、全国の百貨店や専門店で発売した。

 暑い夏を快適に過ごすために、昔から愛されてきた天然素材、麻。そして西川発祥の地、滋賀県近江地方で受け継がれてきた伝統素材「近江ちぢみ」。さらに現代の暮らしに合ったモダンなデザインで、日本の伝統技術と美意識を肌で感じてもらえる、五感に響く逸品を届ける考え。

 「季ノ布」で使用する「近江ちぢみ」は麻生地を昔ながらの技法でもみほぐすことによって作られた、夏に最適な素材となっている。西川発祥の地でもある滋賀県近江地方。鈴鹿山脈から琵琶湖へと続く潤沢な愛知川の水によって、湿潤な気候に恵まれた湖東地域の麻織物は鎌倉時代に始まり今に続いている。糸染め→整織→縮み加工等の整理加工に至るすべてが近江地方で行われている。

 「竿干し縮み」は、麻生地を一反ずつ丁寧に竹竿に干す。ゆっくりと時間をかけて熱風乾燥させ、風合いの良い安定したシボ感に仕上げた。「ほぐし柔軟加工」は、特殊な機械で揉むことにより、より肌に優しい手ざわりに加工した。今回、「季ノ布」のために50年ぶりに機械を稼動した。

 麻の利点としては、繊維が非常に強く、シャリ感、張りがあるという。吸熱性・吸湿性・放湿性に優れ、涼感を得られるとのこと。上品な光沢も特長となっている。こだわり・工夫点は、より細い番手の糸を使用。通常では40番手が主流だが、より細い60番手以上を使用することで風合いが良くなり、より軽く仕上げた(同社の従来の麻商品に比べ約30%軽量化)。麻の掛けふとんのデメリットである。洗濯機で洗いにくいは、すべて洗えるとし、重いは、軽量化、硬いは、シャリ感を残しつつ、柔らかな風合いに仕上ている。日本人の心象風景をイメージしてデザインした。

 「ウォッシャブル麻肌掛けふとん」(KF5030)は、経糸を麻、緯糸に和紙を使って織り上げており、和紙のシャリ感が特長となっている。柔らかな光を届ける障子を境に屋内と屋外のコントラストの強い情景をイメージしたデザインとのこと。格子柄の切り返しとピンタック縫製でモダンな印象となっている。

 「麻・竹パッドシーツ」は、しなやかな風合いが特長となっている。一本の糸を数色で染め分ける餅染めの技法を用い、涼やかな縞模様を作り出した。縮み加工と重なることで、縞はさらに軽やかで表情のある仕上がりになるという。両サイドにはボックスプリーツ(箱ひだ)に能登川水車の繊細な刺繍を施した。

 「ウォッシャブル麻肌掛けふとん」(KF5050)は、特殊な「こんにゃく糊加工」を麻糸一本一本に施した、しっかりしたシャリ感が特長となっている。琵琶湖の輝きと、青田風を感じる美しい色の移り変わりを、草木染めと経糸の特殊な配列で、繰り返しのないグラデーションで表現した。染料は、ブルーには「クチナシ」、グリーンには「お茶」を用いている。

[小売価格]
KF5030 ウォッシャブル麻肌掛けふとん:5万円
KF5040 ウォッシャブル麻肌掛けふとん:7万円
麻・竹パッドシーツ:
 (S)100×205cm:2万5000円
 (SD)120×205cm:3万円
 (D)140×205cm:3万5000円
KF5050 ウォッシャブル麻肌掛けふとん:10万円
(すべて税別)
[発売日]5月

東京西川(西川産業)=http://www.nishikawasangyo.co.jp


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