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JR東日本など、群馬県の上越線土合駅で無人駅を活用した地域活性化実証実験を開始、グランピング施設「DOAI VILLAGE」を開設し飲食施設や野外ロウリュサウナも展開

2020.02.13 19:27 更新

 JR東日本とJR東日本スタートアップは、「JR東日本スタートアッププログラム2019」で採択したVILLAGE INCと協業し、2月12日から3月22日までの期間、群馬県の上越線土合駅で無人駅グランピング施設「DOAI VILLAGE」を開設。地域活性化を目的とした実証実験を行う。2月12日に行われたオープニングイベントでは、日本一のモグラ駅として知られる土合駅に無人駅グランピング施設「DOAI VILLAGE」を開設した背景や、同施設による地域活性化を図るべく、宿泊施設や飲食施設、野外ロウリュサウナや各種イベントを展開していくことについて説明した。

 「当社は、JR東日本とベンチャー企業をつないで、今までにないチャレンジを行うべく立ち上がった」と、JR東日本スタートアップの柴田裕社長が挨拶。「今回、秘境の無人駅をグランピング施設として展開することで、新たな価値を見出すための実証実験を行う」と、無人駅を活用した新たな価値創造を模索していくことで、ひいては地域の活性化につなげていきたいと意気込む。

 「第一号の施設として展開する土合駅は、日本一のモグラ駅としても知られている。これにちなんで、グランピング施設に設置したテントは『モグラハウス』と命名した。また、テントによる宿泊施設だけでなく、野外ロウリュサウナや駅舎には窓口を改修した『モグカフェ』もオープンする」と、無人駅に宿泊施設やサウナ、カフェをオープンし、多くの人々との交流の場にしていきたいと語る。

 「施設名を『DOAI VILLAGE』と命名した背景には、いろいろな人々が集まる村になってほしいとの想いが込められている」と、旅行者や登山者などだけでなく地元の人々も集う村のような施設になってほしいと願いを込める。「『DOAI VILLAGE』で様々な体験をしてもらい、一緒に村づくりに参加してもらえたらと思っている。そして、この地から地元のみなかみ町の魅力を発信していきたい」と、地元の活性化につながる施設へと醸成させていきたいと訴えた。

 次にVILLAGE INCの橋村和徳代表が同事業の詳細について説明した。「当社は、静岡県伊豆下田に1日1組しか行くことのできないキャンプ場を造り運営している。そして今回、駅に村をつくるというチャレンジに参加させてもらうことになった」と、地元のみなかみ町の人々と、今回の施設をきっかけに交流していきたいと説明する。

 「『DOAI VILLAGE』には、旅人が泊まれる場を提供する他、旅人が地元の人々と交流できるカフェも設置した。さらにアクティビティとして雪中サウナを設けた」と、「DOAI VILLAGE」の村としての機能について解説。「JR東日本によると、400を超える無人駅が存在するという。しかし、当社にとっては秘境の無人駅は宝の山と考え、新たな人々が集う場にしていき、ひいては地域活性化につなげていきたい」と、新たな地域経済をアップデートしていくという役割を担っていきたいと話していた。

 「DOAI VILLAGE」の村開きでは、みなかみ町の鬼頭春二町長がお祝いした。「みなかみ町には5つの駅があるが、その一つである土合駅が今回グランピング施設としてオープンすることを、町民みんなが喜んでいる」と、町に新たな施設が誕生するとあって喜びもひとしおの様子。

 「四季折々で様々な表情を見せるみなかみ町は、夏は川遊び、冬はスキーとアクティビティを求めて多くの人々が集まるところでもある」と、自然を活かしたアクティビティが魅力になっていると紹介する。「『DOAI VILLAGE』では、宿泊施設のみならず、屋外ロウリュサウナやカフェも設置され、地元住民も利用できるようになっているだけに、町民の期待値も高まっている」と、多くの地元住民にも利用される施設になってほしいと述べていた。

 JR東日本 執行役員の木村法雄 高崎支社長は、「自然が豊かなみなかみ町は、山開きの際に三国太鼓で登山者の安全を祈願した。『DOAI VILLAGE』も、多くの人が訪れて安心できる場になってもらうと共に、地元の人々と交流できる場となっていってほしい」と、憩いの場として町に根付いてもらいたいと熱望する。

 「日本一のモグラ駅として知られる土合駅の階段を上り下りして、いい汗をかいた後にサウナを楽しんでもらうのがベストではないかと考えている」と、土合駅の特徴である338m462段の階段も堪能しながら、みなかみ町の自然を堪能してほしいとアピールした。

 実証実験では、日本一のモグラ駅として知られる上越線土合駅にグランピング施設を展開し、無人駅の新たな価値を提供するとのこと。旅行者や登山者だけでなく、地元の人でも気軽に立ち寄れる、多くの人が集う地域交流が盛んな場を生み出し、地域活性化を目指すとしている。

 期間中は、駅舎内外を活用し、宿泊施設や飲食施設、野外ロウリュサウナの展開および各種イベントを開催する。モニター宿泊プラン「モグラハウス」は、国内初の泊まれるインスタントハウス。一般のテントに比べて、頑丈で断熱性に優れているのが特徴とのこと。冬でも暖かく快適に過ごすことででき、テント内から電車が見える客室で非日常感を演出する。

 駅舎内ラウンジ「モグcafe」は、谷川岳周辺のアクティビティを楽しむ人や地元の人が気軽に立ち寄り休憩できるよう、おにぎりやみそ汁などを販売する。

 野外ロウリュサウナは、自然の中で手軽に楽しめるサウナ施設を特設。みなかみの大自然を眺めながら心も身体もサウナに癒されてみてほしいという。

[実証実験概要]
期間:2月12日(水)~3月22日(日)
場所:土合駅(群馬県利根郡みなかみ町湯檜曽)
名称:無人駅グラッピング施設「DOAI VILLAGE」
内容:モニター宿泊プラン「モグラハウス」の開設/駅舎内ラウンジ「モグcafe」の開設/野外ロウリュサウナの実施
TEL:0558-36-4670(受付7:00~18:00)

DOAI VILLAGE=http://www.villageinc.jp/doai/


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