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岡山県、湯原温泉・奥津温泉・湯郷温泉の3つの名湯からなる美作三湯を舞台にアートイベント「美作三湯芸術温度」を開催、宿泊施設25ヵ所・県内外24名のアーティストが参加

2019.09.06 16:31 更新

 岡山県は、県の文化の魅力と「元気な岡山」を国内外にアピールする「アートプロジェクトおかやま」の一環として、10月5日から来年1月13日まで、県北部にある湯原温泉、奥津温泉、湯郷温泉の3つの名湯からなる日本屈指の温泉地、美作三湯を舞台に、アートイベント「美作三湯芸術温度」を開催する。9月5日に東京・新橋のアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」で行われた説明会では、「美作三湯芸術温度」の概要説明の他、県北部エリアの魅力について紹介した。

 「美作国とは、岡山県北エリアの古代の国の名称で、美作三湯とは、美作国にある西日本有数の温泉地である湯原温泉、奥津温泉、湯郷温泉の総称となっている」と、岡山県文化振興課の丁田崇光氏が挨拶。「湯原温泉は、西の横綱とよばれる『砂湯』となっており、オオサンショウウオの街としても知られる。奥津温泉は、底から湧き出る源泉となっており、希少な立ち湯となっている。湯郷温泉は、家族で楽しむ温泉街となっており、塩の湯で保温や保湿効果が期待できるとされている」と、各温泉の特徴について語ってくれた。

 「今回開催する『美作三湯芸術温度』とは、アーティスト24名が美作三湯を舞台に宿泊施設など25ヵ所で作品を展示する回遊型アートイベントになっている」と、「美作三湯芸術温度」の概要について紹介。「温泉のぬくもりや温泉宿のあたたかいおもてなし、アートから受ける感動や発見を体感できる感覚を“温度”として表現した」と、訪れる人々が“温度”を感じてもらえるアートイベントになっていると説明していた。「また、『美作三湯芸術温度』では、アート作品の閲覧中もおしゃべりが可能で、写真撮影も行えるようになっている」と、リラックスして芸術鑑賞ができるとのこと。「宿泊施設や観光案内所で配布するハンドブックを使うと楽しみも倍増する」と、作家の紹介や地図の掲載の他、スタンプラリーも実施。宿に提示することで見学もしやすくなっているという。「スタンプラリー特典としては、1つの温泉地で3つ以上のスタンプを集めると所定の観光案内所で粗品をプレゼント。2つ以上の温泉地で3つ以上のスタンプを集めて応募すると、もれなく作品集を贈呈する」と、豪華賞品がもらえる可能性もある企画になっていると教えてくれた。

 「今回参加するアーティストは、日常の風景の中に点在する微かな象徴的な意味合いを観察し、それらを組み合わせながら現代社会を再考する作品をつくるアーティストの高本敦基氏や、西洋の“塊”の彫刻に対して、日本特有の表現方法である“線”をつかって三次元を表現する“鉄骨彫刻”という新しいスタイルのアーティストである徳持耕一郎氏。その土地の興味を持った形態や物語を作品の素材として、版画や絵画、野外彫刻など様々な手法で表現する松岡徹氏などが参加する」と、一部アーティストについても紹介してくれた。最後に丁田氏は、「『美作三湯芸術温度』では、美作三湯の温泉旅館や温泉街を知るきっかけにしてもらうだけでなく、アート作品を探して街歩きしたりしてほしい」と、アートイベントの楽しみ方について話してくれた。

 この後、岡山北部エリアの魅力を紹介。美作市商工観光課の濱田宏治氏と湯郷温泉女将の会の峯平ゆかり氏が、湯郷温泉について説明した。

 「今から約1200年前に、円仁法師が一羽の白鷺が足の傷を癒しているのを見て発見したとされる」と、湯郷温泉の由来について紹介。「別名“鷺の湯”と呼ばれ、全国に知られた名湯となっている。無色透明の湯は美肌造りの湯として女性に人気で、無料の足湯“ふれあいの湯”や、日帰り温泉施設“湯郷鷺温泉館”などの施設が整っている」と、魅力について語ってくれた。

 一般社団法人カガミノミライの松岡浩樹氏は、奥津温泉がある鏡野町について紹介後、マイ七味づくりの実演を行った。

 「奥津温泉は、秘湯の雰囲気が漂う川沿いの温泉街。静かな山間の町には、風情のある老舗旅館や、素朴な民宿などが立ち並ぶ。泉質はアルカリ性の単純温泉。漂白成分を含み肌がすべすべになるという評判から“美人の湯”として人気となっている」とのこと。「そして、アートの発信地としてふさわしい施設を概ね2年間ですべて活用し、アートとの融合による施設および奥津地域の可能性を提唱するOKUTSU芸術祭を開催する」と、9月21日から1ヵ月間開催する芸術祭について紹介した。

 津山DMOの明石英二氏は、「津山市は岡山県北部に位置し、津山盆地とその周辺から成り立っている。古くから美作地域の中心、山陽・山陰の交通の要として栄えてきた。憩いと和みの湯であるあば温泉と美肌づくりの湯である百々温泉があり、建築アートや造形アートも存在する街となっている」と、津山市の魅力について語る。

 「金箔に欠かすことのできない箔合紙の生産が有名で、金の輝きを維持する特殊な和紙、津山箔合紙を伝えるべく、津山金箔ソフトが名物となっている」と、金箔の品質維持に重要な津山箔合紙について説明してくれた。

 一般社団法人真庭観光局の石賀義久氏は、真庭の観光についてアピールした。「真庭市は国立公園の蒜山三座を望み、清流・旭川の源流域固有の水草や清流を乱舞するホタルなど自然に恵まれた地域となっている。また、自転車を利用しながら、見たり、食べたり、探したりするツアーを開催したり、真庭の発酵文化をめぐる旅なども行っている」と、真庭の魅力を伝える旅の提案も行っているとのこと。「アウトドア・アクティビティでは、山乗渓谷リバートレッキング冒険の森ひるぜんも開設した。このほか蒜山高原サイクリングツアーなども行っている」と、アクティビティも充実していると教えてくれた。「湯原温泉は、川底から湧き出る温泉でできた天然の大露天風呂“砂場”がシンボルとなっている。全国の露天風呂番付“西の横綱”に評されており、美人の湯・子宝の湯・長寿の湯という、温度の異なる湯舟で楽しむことができる」と、湯原温泉について説明した。

岡山観光WEB=https://www.okayama-kanko.jp/


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