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シンガポール政府観光局、シンガポールの「食」の魅力を紹介する「シンガポール・フーディーズ」イベントを開催、観光大使の斎藤工さんがイチオシ料理やオリジナルの食べ方を披露

2019.06.17 19:16 更新

 シンガポール政府観光局は、多様なシンガポールの「食」の魅力について紹介する「シンガポール・フーディーズ」イベントを6月11日に開催した。イベントでは、シンガポールフードの特徴やコラボ展開について説明すると共に、日本での普及に貢献している成城石井の原昭彦社長を「フーディ・パーソナリティ」として任命した。また、シンガポール観光大使を務める俳優の斎藤工さんが登場し、現地で食べたイチオシの料理や自己流にアレンジしたシンガポールフードの食べ方を披露してくれた。

 「シンガポール人は、『食』のことで頭がいっぱいな国民であることで知られている。とても小さな国だが、食欲は旺盛で、1日に5~6食、食べることもある。3月には、シンガポールのホーカー(屋台)文化をユネスコの無形文化遺産に登録申請している」と、シンガポール政府観光局のマーカス・タン北アジア局長が挨拶。「現在、各国が『食』を軸として自らをプロモーションすることが、世界的なトレンドになっている。これは、『食』によって旅の魅力を高めることができる強い証であると思っている。日本においても、過去には獺祭、けいすけラーメン、一風堂、明星食品、ロイヤルホスト、そして成城石井とパートナーを組み、私たちの『食』のストーリーを語ってきた」と、日本でもシンガポールフードのPR活動を積極的に展開しているという。「8月からは成城石井とのフードキャンペーンを、過去最大規模で実施する予定だ。このキャンペーンを通じて、日本の人々が『食』への情熱に触発され、シンガポールへといざなわれることを期待している」と、「食」を通じてシンガポールへの日本人渡航者数をさらに増やしていきたい考えを示した。

 続いて、シンガポール政府観光局の柴田亮平日本支局長が、シンガポールフードについて紹介した。「多民族国家であるシンガポールは、中国系、マレー系、インド系、プラナカン、ユーラシアンなど世界各地の食文化が溶け合い、多種多様な料理を楽しめるのが特徴となっている。もちろん、すべての料理が美味しく、屋台料理からミシュランの星付きレストランまで、質の高い料理が揃っている」と、多国籍でバラエティ豊かな料理を味わえるのがシンガポールフードの魅力であるとのこと。「今年は、東インド会社のラッフルズ卿がシンガポールに上陸して200年という記念の年であり、これを機にシンガポールフードに関する様々なイベントを開催し、世界に向けてシンガポールの食文化を発信していく」と、シンガポールでは「食」に関するイベントが目白押しなのだとアピールした。「日本では、引き続き有名ブランドとのコラボ展開を進め、シンガポールフードをもっと親しみやすいものにしていく。将来的には、シンガポールフードを代表する料理を、日本の中で確立していきたい」と、日本での今後の展望にも言及していた。

 シンガポール政府観光局と成城石井のコラボ展開について、成城石井の五十嵐隆執行役員が説明した。「成城石井では、売上における惣菜類の比率が20%を占めており、この比率をさらに伸ばすためにエスニック料理に注力している。その中でも、シンガポールフードの多様性は、世界各国の食文化を融合してきた日本人にマッチすると考えた」と、シンガポールと日本の食文化が似ている点に着目したという。「そして、当社が販売した自家製『シンガポール風ラクサ』が、『お弁当・お惣菜大賞2015』で最優秀賞を受賞したことをきっかけに、シンガポール政府観光局との協業が実現。2016年夏に、成城石井全店で『シンガポールフェア2016』を開催した」と、シンガポール政府観光局と協業するに至る経緯を説明した。「今回、この第二弾となる『シンガポールフェア2019』を8月2日からスタートする。フェア開催に備えて、当社のトップバイヤーである原社長とエスニック料理長がシンガポールを視察し、85食のフードを試食した他、現地の料理人などから調理方法を学んできた。その成果を楽しみにしてほしい」と、前回を上回る規模で開催する「シンガポールフェア2019」に期待してほしいと話していた。

 ここで、日本とシンガポールを「食」でつなぐ架け橋を担う「フーディ・パーソナリティ」の任命式が行われ、シンガポールフードの普及に尽力してきた成城石井の原昭彦社長に任命状が贈られた。原社長は、「当社では、シンガポールフードの商品化にあたって、何度も現地に赴き、様々な工夫をしながら商品開発を行ってきた。今回、こうした取り組みが評価され、『フーディ・パーソナリティ』に任命されたことを光栄に思っている。これからもシンガポールフードの魅力を日本に広めていくために、スタッフ全員が力を合わせて取り組んでいく」と、シンガポールの食文化を全社を挙げて伝えていくと意気込んだ。

 そして、シンガポール観光大使を務める俳優の斎藤工さんが登場し、シンガポールフードに関するトークセッションが行われた。「シンガポールを初めて訪れたのは2年前だが、今や自分にとって第二の故郷ともいえる特別な場所になっている。とくに、映画の撮影で長期間滞在した時に、朝食からロケ弁、撮影後の食事まで、『食』を通じて歓迎を受けた印象が強く、そこからシンガポールに魅了されていった」と、「食」を入り口にシンガポールの虜になっていったのだという。「シンガポールでは、屋台もレストランも、各店舗ごとに独自の味を追求しているので、店舗の数だけオリジナルの料理があるといわれている。それだけに、現地に行かなければ味わえない料理がたくさんあり、こうしたシンガポールフードの多角的な魅力に打ちのめされた」と、シンガポールフードの魅力を熱く語っていた。

 実際に現地で食べたイチオシの料理について聞いてみると、「『ワンタンミー』は、汁なしのワンタンメンで、屋台飯ならではの安くておいしい料理になっている。『バクテ(肉骨茶)』は、ポークリブをハーブやニンニクと一緒に煮込むスープ料理。素朴でありながら奥深い味わいが楽しめる」とのこと。「『バクチョーミー』は、ミシュラン1つ星を獲得した屋台の名物料理で、お店には行列ができているほど。豚肉や魚など様々な具材が一つのお皿の中で見事に調和していて、気付いたら食べ終わっていた。朝食の定番なのが『カヤトースト』。ココナッツミルクを使ったジャムを塗り、バターをはさんで食べる高カロリーなトーストだが、これに半熟卵をつけると甘みとしょっぱさが融合してさらに美味しくなる」と、4つの料理をピックアップして紹介してくれた。

 また今回、斉藤さんには、シンガポールフードを代表して、マレー/プラナカン料理の「クエ・パイ・ティー」、中国料理の「バクテ」、インド料理の「ロティ・プラタ」を試食してもらった。「クエ・パイ・ティー」は、カリッと揚げた小さなカップに、煮た野菜を入れ、卵、ゆでた海老、コリアンダーなどを乗せて、チリソースと甘口のソースをかけて食べる料理。「バクテ」は、斉藤さんがイチオシ料理としても紹介していたポークスープ。そして、「ロティ・プラタ」は、小麦粉や卵、バターオイルなどで作られるインド南部の平たいパンで、カレーをつけて食べるのが一般的とのこと。

 この中で、「ロティ・プラタ」について、斉藤さんが自己流にアレンジしたオリジナルの食べ方を披露。「『ロティ・プラタ』は、カレーをつけるのが定番だが、甘いものを乗せて、クレープのような食べ方をしても美味しいのではないかと考えた。そこで、『ロティ・プラタ』にポークフロスを乗せて、練乳をかけて食べてみたところ、食感もよくなって絶妙な味わいになった。ぜひ試してみてほしい」と、デザート風に食べる「ロティ・プラタ」も絶品であると教えてくれた。

シンガポール政府観光局=https://www.visitsingapore.com/ja_jp/


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