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昭文社、万葉集の歌と所縁の地・伝承地がひと目でわかる「地図で巡る万葉集」を発売

2019.06.10 18:06 更新

 昭文社は、6月19日から、新刊「地図で巡る万葉集」を発売する。

 新元号「令和」が発表され、出典となった「万葉集」が注目を集めている。現存する日本最古の歌集「万葉集」には、天皇、貴族、農民、防人など様々な身分の人々が詠った約4500首の歌が収録されている。歌謡・民謡性をもち、作者名を記さない「東歌」を収めていることでも知られているが、収録の半数近くが「詠み人知らず」。粗野で大胆な表現の一方で、華やかさをもつ都の流麗な歌、あるいは旅人の歌など、当時を生きたその幅広い階層や立場にある日本人それぞれの心情を表した独特の世界観も、万葉集の特徴となっている。東北から九州まで、詠まれた場所も様々。日本各地の当時の風景、生活、風習をはじめ、恋や望郷、喜びや悲しみなど、人々の多様に移ろう繊細な心を万葉仮名を通して見事に表現されている。

 今回の「地図で巡る万葉集」では、この万葉集の世界を深く感じてもらえるよう、詠まれている歌の所縁の地・施設・伝承地を地図上に表記した。当時に思いを馳せるだけではなく、同書を通して日本全国を旅していたこの時代の人々の様子が見て取れる一冊となっている。

 万葉集が詠まれた時代、大化の改新や白村江の敗戦、飛鳥から近江への遷都と、中央集権国家の基礎が固められた。古代日本最大の内乱といわれる壬申の乱が勃発、その後律令制度を整え天皇を中心として国家が安定し繁栄を迎える。平城京へ遷都した時代には、東大寺の造営や盧遮那大仏(奈良の大仏)開眼供養会など華やかな出来事がある一方で、乱や事変などが起こり不安定な時期でもあったという。

[小売価格]1000円(税別)
[発売日]6月19日(水)

昭文社=https://www.mapple.co.jp/


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