余暇・トラベル

Ginza Sony Park、山口情報芸術センターYCAMとのコラボ「#004 未来の銀座の運動会」を開催、銀座周辺のアンテナショップからご当地キャラクターがイベントに参加

2018.12.25 19:36 更新

 Ginza Sony Park(銀座ソニーパーク)では、「変わり続ける公園」をコンセプトとして、年間を通して驚きや遊び心が感じられる様々な体験型イベントやライブなどのプログラムを実施している。冬休み期間中となる12月22日から実施する第4弾の実験的プログラムは、山口県山口市のアートセンター、山口情報芸術センターYCAM(ワイカム)をコラボレーターに迎えた「#004 未来の銀座の運動会」を開催中だ。プログラム開催に先駆け、12月21日には銀座周辺にアンテナショップがあるご当地キャラクターがお祝いに駆けつけ、オープニングイベントを開催した。

 まずは、主催のソニー企業 イベントプランニング部の樫木信洋マネージャーと、コラボレーターとなる山口情報芸術センターYCAM(ワイカム)の菅沼聖エデュケーター、YCAMスポーツ・リサーチプロジェクトの西翼ゲストディレクターと朴鈴子コラボレーターによるクロストークを行い、12月21日からスタートした「#004 未来の銀座の運動会」の見どころを語ってもらった。

 YCAMの菅沼エデュケーターから、山口情報芸術センターYCAMの概要について説明してもらった。「山口情報芸術センターは、メディア・テクノロジーが持つ『改変可能性』に着目し、『新しいスポーツ』の作り方や楽しみ方を開発することを目的として活動している。これまでにも山口県で、テクノロジーを活用した運動会を開催している」とのこと。西ゲストディレクターと朴コラボレーターから、プログラムの見どころについて教えてもらった。「身体運動を情報化し、テクノロジーをスポーツそのものに利用している」、「スポーツタイムマシンは、過去に走った記録データを影としてスクリーンに映し出し、一緒に徒競走できるスポーツ。チーターなど普段走ることができない動物との競争も可能で、走った記録はデータとして保存されるので、未来の誰かがまた挑戦するといった、『記録』を通じて、過去、現在、未来を横断した身体的なコミュニケーションを生み出す新しいスポーツとなっている。モーキャプグラウンドは、モーションキャプチャの技術を応用し、まるで自分が『絵筆』になったように、床に色を塗り広げることができる」と語っていた。

 最後に、西ゲストディレクターは、「開催期間がこれまで実施した中でも最も長いことから、新しいスポーツを体験してもらうだけでなく、体験した人からのアイデアを今後に生かして、また新しいスポーツを生み出せれば嬉しい」とのこと。樫木マネージャーは、「銀座の地下の新しい風景。ショッピングなどのついでにぜひ立ち寄ってもらい、たくさんの人に参加してもらいたい」と、Ginza Sony Parkでの開催に胸を膨らませていた。

 「#004 未来の銀座の運動会」では、国内を4つのエリア(北海道・東北エリア、関東エリア、中部・近畿エリア、中国・四国・九州・沖縄エリア)に分け、参加者の出身地域別の対抗戦を実施するとのこと。イベントには、各エリアを代表し、銀座周辺で人気のアンテナショップから、そばっち(岩手県)、ぐんまちゃん(群馬県)、せんとくん(奈良県)、くまモン(熊本県)が特別ゲストとして駆けつけた。

 奈良県のせんとくんは、オープニングランとして「スポーツタイムマシン」のランに参加し、子ヤギと一緒にかけっこをした。せんとくんが走ったデータは、開催期間中に対戦相手として選んで挑戦することができるという。そばっち、ぐんまちゃん、くまモンは、エリアを超えてせんとくんを応援して、未来の銀座の運動会を体験した。

 近年、スポーツにおいてAR(拡張現実)やリアルタイム分析といったメディア・テクノロジー技術の導入が促進され、プロスポーツの現場では、試合状況のリアルタイム分析、トレーニングの効率化、人の目では判断できないような細かな判定、AR技術を導入した試合中継などが実現されている。このような現状は、選手の身体能力や適応力の向上といったスポーツの高度化と同時に、人々のスポーツ観の変化にもつながっているとのこと。YCAMが2015年から推進する研究開発プロジェクト「YCAMスポーツ・リサーチ」では、メディア・テクノロジーが持つ「改変可能性」に着目し、それらを用いた「新しいスポーツ」の作り方/楽しみ方を、スポーツやテクノロジーに関する外部の団体と協力しながら実践するとともに、そのためのプラットフォームを形成している。

 Ginza Sony Parkで開催中の「#004 未来の銀座の運動会」では、国内を4つのエリア(北海道・東北エリア、関東エリア、中部・近畿エリア、中国・四国・九州・沖縄エリア)に分け、参加者の出身地域別または好きな地域を選んでもらう対抗戦で、メディア・テクノロジーを活用した新しい運動会を実施する。

 スポーツタイムマシンは、過去に走った記録を影としてスクリーンに映し出し、一緒に徒競走できるスポーツとのこと。自分の記録だけではなく、家族や友達、チーターやカンガルーなどの動物の記録など、対戦相手を選んで挑戦することができるという。ここで走った記録は3Dデータとして保存され、未来の誰かがまた挑戦するかもしれないとのこと。「記録」を通じて、過去、現在、未来を横断した身体的なコミュニケーションを生み出す新しいスポーツとなっている。

 モーキャプグラウンドでは、まるで自分が「絵筆」になったように、自身の移動の軌跡に色が塗られていくという。自身の動きにより塗り広げる面積を上手にコントロールして、いくつかの種目に挑戦するとのこと。会期中に実施するワークショップ「スポーツハッカソン」で生まれたアイデアを、新しい種目として追加予定だという。

 スポーツハッカソンは、メディア・テクノロジーを駆使して新しいスポーツのアイデアを実現する集中ワークショップとのこと。会場に設置された「モーキャプグラウンド」を使って、みんなで遊びながらスポーツづくりを体験するという。スポーツハッカソンは来年1月13日に開催予定で、小学4年生以上を対象に、15名程度(先着順)で行われる。

 YCAMスポーツ・リサーチ紹介展示では、これまでにYCAMが開発したスポーツ器具の展示や、学校教育との連携で生まれたプログラムなど、多様な活動とその背景について紹介するパネルを展示する。また、2015年にYCAMとソニーコンピューターサイエンス研究所(Sony CSL)の笠原俊一研究員が共同開発した視点交換鬼ごっこ「Parallel Eyes(パラレル・アイズ)」のデモが体験できる。

 パラレル・アイズは、参加者が装着するHMDには自分視点のカメラ映像に加えて、他の参加者の視点カメラの映像も表示されるので、普段のお絵描きや鬼ごっことは異なる複雑な状況が生まれるとのこと。自分と自分以外の視点から状況を把握する方法や、複数の映像から「自分」を理解する感覚など、“自分”と“自分以外”の新しい関係性がもたらす、ネットワークで接続された体験と、知覚拡張の可能性について、感覚的に学んでいくという(13歳未満の人は参加できない)。

 山口情報芸術センター(Yamaguchi Center for Arts and Media)通称「YCAM(ワイカム)」は、山口県山口市にあるアートセンターとのこと。展示空間のほか、映画館、図書館、ワークショップ・スペース、レストランなどを併設している。2003年11月1日の開館以来、メディア・テクノロジーを用いた新しい表現の探求を軸に活動しており、展覧会や公演、映画上映、子ども向けのワークショップなど、多彩なイベントを開催している。またYCAMでは、「R&D(研究開発:Research & Development)プロジェクト」と呼ばれる形態を中心に、多数の事業を実施している。プロジェクトのテーマは、身体や都市、自然など多種多様だが、いずれもYCAMの内部に設置された研究開発チーム「YCAMインターラボ(InterLab)」が市民や各分野の専門家たちと積極的にコラボレーションを行いながら、調査や実験からアウトプットまで、作品制作、ワークショップ開発、ソフトウェア/ハードウェア開発、論文発表など、総合的かつ長期的な活動を展開している。

[#004 未来の銀座の運動会 開催概要]
開催期間:12月22日(土)~2019年1月27日(日)※2019年1月1日(日・祝)は休園
開催時間:10:00~20:00 ※12月31日(月)・2019年1月2日(水)・3日(木)は短縮開催(10:00~19:00)
会場:Ginza Sony Park B2/地下2階、B3/地下3階
料金:無料
※混雑時は整理券で案内。場合によっては体験できないこともあるという
※参加規定に同意できない場合は体験を断らせてもらうとのこと
※上記は予告なく変更となる場合がある

Ginza Sony Park=https://www.ginzasonypark.jp/


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