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上毛新聞社、創刊130周年記念事業「鶴舞う者たちプロジェクト 舞フレンド at 太田」を開催、外国人と日本人の子どもたちがダンスを通じて国際交流

2017.11.13 20:50 更新

 上毛新聞社は、皆で一つになって群馬を世界に羽ばたかせることを目的としたプロジェクト「ACT BEYOND BORDERS. 鶴舞う者たちプロジェクト」の一環として、「世界平和記念日」の11月11日に太田市美術館・図書館(群馬県)で、上毛新聞創刊130周年記念事業「鶴舞う者たちプロジェクト 舞フレンド at 太田」を開催した。イベントでは、群馬在住の外国人と日本の子どもを招待し、言葉に頼らないコミュニケーションを図りながら一つのダンスを作っていくワークショップを行った。最後には、子どもたちが言語や文化の壁を越えて創り上げたオリジナルダンスを、太田市美術館・図書館の屋上で本番ダンスとして披露した。

 法務省によると、2016年末における在留外国人数は238万2822人となり過去最高となった。また、総務省が2017年3月に発表した多文化共生推進プランの多文化共生事例集によると、外国人が居住する地域では言語や文化の違いから、地域や学校生活になじめない外国人居住者が全国的に多数いるとされており、日本全国で多文化共生を歩んでいく必要性が高まっている。とくに、群馬県は全国でも有数の国際色豊かな地域であり、群馬県に住む外国人の出身国数は約109ヵ国、5万人で、外国人人口比率は全国第3位となっている。その中で、外国人に対する偏見や無関心を捨て、言語、文化、宗教の壁を越えていき、一人一人が力を合わせて群馬をさらに羽ばたかせたいとの思いから、群馬県民の日である10月28日に「ACT BEYOND BORDERS. 鶴舞う者たちプロジェクト」が始動した。

 今回、同プロジェクトの一環として、外国人と日本人の子どもたちが一つのオリジナルダンスを創り上げる体感型ダンスイベント「鶴舞う者たちプロジェクト 舞フレンド at 太田」を、11月11日に開催。当日は、外国人の子ども41人、日本人の子ども39人がイベントに参加し、ダンスを通じて言葉や文化の壁を越えたコミュニケーションを図った。

 


 イベントではまず、探究教育家の市川力氏と、ダンサーで振付師の峯島淳郎氏が講師を務め、言葉に頼らず、「考える」のではなく体を動かすことで「感じる」ダンスのワークショップを行った。外国人と日本人の子どもたちがバラバラになって円になり、初対面の子ども同士でタッチをしたり、クラップやストンプをしたりしながら、少しずつお互いの距離を縮めていく子どもたち。次に、2チームに分かれて、それぞれダンスでどんなものを表現しているのかを当て合うクイズを実施。サル、ゾウ、ライオン、宇宙人、ショベルカーといったテーマに対して、自由な発想でダンスを表現していた。

 


 そして、ダンスによる国際交流をさらに深めるべく、2人1組でペアを作り、友情をテーマにしたダンスの創作にチャレンジ。ここでは、外国人と日本人の子どもが、“言葉を使わずに友情をどうダンスで表現するのか”を一緒に考え、言葉が通じない中で、必死に身振り手振りをしながらオリジナルの友情ダンスを創り上げていった。

 


 ワークショップが終わると、多くの外国人が居住する太田エリアを展望できる見晴らしのいい太田市美術館・図書館の屋上に移動して、いよいよ本番ダンスを披露。本番ダンスでは、ワークショップで習ったステップや動物を表現するダンス、ペアで創作した友情ダンスを組み合わせたオリジナルダンスを、音楽に合わせて子どもたち全員でダンス。ワークショップの当初は、緊張のために表情も固く、積極的に踊ろうとしない子どもも少なくなかったが、ダンス本番時には、外国人の子どもも日本人の子どもも、お互いに打ち解けて、満面の笑顔で元気いっぱいに、世界に一つだけのオリジナルダンスを披露してくれた。

 


 イベントの最後には、子どもたちにそれぞれの夢を描いてもらう寄せ書きも行われ、「パティシエになりたい」、「ディズニーキャストになりたい」など、国内外の子どもたちのたくさんの夢が集まった。

上毛新聞ニュース=https://www.jomo-news.co.jp/



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