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アクロニス、デバイス統合管理ソリューションの新製品「Acronis Cyber Protect 15」を発売、バックアップと次世代セキュリティを統合したオンプレミス向けパッケージ

2020.09.11 13:50 更新

 アクロニス・ジャパンは、バックアップ、ディザスタリカバリ、次世代マルウェア対策、サイバーセキュリティ、エンドポイント管理の各ツールを単一のソリューションに統合したオンプレミス向け新製品「Acronis Cyber Protect 15」およびバックアップ・リカバリ製品の最新版「Acronis Cyber Backup 15」を9月10日から販売開始した。9月10日にオンラインで行われた発表会では、オンプレミス向けに新たな統合ソリューションをリリースする背景や新製品の機能概要などについて説明した。

 「当社は、“あらゆるデータ、アプリケーション、システムを保護する”ことをミッションに掲げ、『Safety』(安全性)、『Accessibility』(アクセシビリティ)、『Privacy』(プライバシー)、『Authenticity』(真正性)、『Security』(セキュリティ)の5つのベクトルで『Acronis Cyber Protection』ソリューションの開発を進めている」と、アクロニス・ジャパンの嘉規邦伸代表取締役が挨拶。「今年は、5月にAcronis Cyber Cloudプラットフォーム上で、クラウド版デバイス統合管理サービス『Acronis Cyber Protect』を提供。8月には、個人向けのサイバープロテクション製品『Acronis True Image 2021』を発売した。そして今回、オンプレミス向けの最新デバイス統合管理製品として『Acronis Cyber Protect 15』をリリースする。この3つのステップによって、企業のクラウド環境からオンプレミス環境、さらには個人まで、すべての顧客に対してバックアップとセキュリティ機能を統合したサイバープロテクションソリューションを提供できるようになった」と、今回の新製品によって、あらゆる顧客をカバーするサイバープロテクションソリューションのラインアップが揃ったと目を細めていた。

 「またアクロニスでは、新製品のリリースに合わせて、『サイバーレディネスレポート2020』の調査結果を発表した。この調査は、コロナ禍に出現した新しいサイバーセキュリティの課題と企業のITインフラへの影響を探るため、世界17ヵ国のリモートワーカーを対象に実施したもの。調査の結果、31%の企業が少なくとも1日1回は攻撃を受けており、50%の企業が1週間に1回、サイバー攻撃に遭遇したと回答した。また、Acronis Cyber Protectユーザーの8%が毎月少なくとも1回は、悪意あるURLをクリックしていた」と、コロナ禍の中で実施したサイバーセキュリティに関する調査レポートにも言及。「このレポートから、新型コロナにともなうサイバーセキュリティの環境変化に、多くの企業が対応しきれていない実状が明らかになった。その意味でも、オンプレミス向けにバックアップとマルウェア対策機能をワンストップで提供できる『Acronis Cyber Protect 15』は、クラウドへの移行が遅れている日本市場で大きなニーズがあると考えている」と、日本市場での新製品の拡販に期待を寄せていた。

 続いて、アクロニス・ジャパンの伊藤安治プロダクトマネージャーが、「Acronis Cyber Protect 15」および「Acronis Cyber Backup 15」の製品概要について紹介した。「『Acronis Cyber Protect 15』は、クラウドで提供している『Acronis Cyber Protect』の機能をオンプレミス環境向けに提供するもので、バックアップとセキュリティ機能を統合した包括的なサイバープロテクションソリューションとなっている。今回発売するバックアップ・リカバリ製品『Acronis Cyber Backup 15』の上位製品として位置付けている」とのこと。「『Acronis Cyber Protect 15』では、マルウェア対策機能を大幅に強化しており、ゼロデイ攻撃を阻止するAIベースのふるまい検知やURLフィルタリング、脆弱性評価、ビデオ会議の保護、パッチ管理の自動化などの次世代サイバーセキュリティ機能を統合した。これにより、IT管理者は運用コストを削減しながら、セキュリティと生産性の向上を図ることができる」と、AIベースの次世代サイバーセキュリティ機能と高信頼性のデータ保護機能を1つのパッケージに統合したのだと説明した。

 「『Acronis Cyber Protect 15』は、サイバー攻撃の特定から防御、検知、対応、復旧までをカバーしており、データ保護とセキュリティ、デバイス管理をシングルコンソールおよびシングルエージェントで提供する。またIT管理者は、エージェントの導入を含めて、すべてのデバイス管理をリモートで対応することができる」と、多くのユーザーがリモートでアクセスしているコロナ禍のデバイス統合管理に最適なソリューションになっていると訴えた。「例えば、WindowsやMacのリモートデスクトップを使って簡単にアクセスできる他、在宅勤務に必要不可欠なアプリへの優先的なパッチ適用が可能となっている。また、COVID-19詐欺から保護するURLフィルタリング機能やWindowsベースマシンに対するリモートでのワイプ機能、声制御のサイバーコンソールによるウイルス防御などの機能を備えている」と、リモートワークに有効な機能をピックアップして紹介した。

 『提供するエディションは、『Acronis Cyber Backup 15』については、中小企業向けのStandardエディションと大企業向けのAdvancedエディションを用意している。一方、『Acronis Cyber Protect 15』では、StandardエディションとAdvancedエディションに加えて、新たにEssentialsエディションを提供する。Essentialsエディションは、限定的なバックアップ機能と、基本的なマルウェア対策およびセキュリティ管理機能を提供するエントリー向け製品となっている」と、手軽に導入できるエントリー向けエディションを新たにリリースするという。「さらに、今回の新製品から、ワークロードライセンスに対して無償のクラウドストレージを提供する。これにより、災害時などに重要なデータを保護することができるクラウドバックアップの利便性を訴求していく」と、クラウドストレージを無償で提供する点も新製品のポイントであるとアピールした。

アクロニス・ジャパン=http://www.acronis.com/ja-jp/


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