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ユーグレナ、SDGs達成に向けた業務を担う「CFO(最高未来責任者)」を18歳以下限定で募集開始、未来を生きる子どたちによる未来を変えるためのメッセージを世界に発信

2019.08.13 18:15 更新

 ユーグレナは、SDGs(地球環境における持続可能な開発目標)達成に向け、会社と未来を変えることを業務とする「CFO(Chief Future Officer:最高未来責任者)」を新設し、8月9日から18歳以下限定で一般募集を開始した。同日に行われた発表会では、「CFO」候補の子どもたちを招き、同社のSDGsに関する取り組み、および「CFO」を募集する背景や「CFO」が担う役割、今後の展開などについて説明した。

 「当社は、東京大学発のベンチャー企業で、2005年12月に世界で初めて、和名でミドリムシと呼ばれる微細藻類ユーグレナの屋外大量培養に成功した。ユーグレナの研究・事業化を目指した背景には、当社社長の出雲充が大学時代に行ったバングラデシュで栄養失調の問題を目の当たりにし、それを解決するために栄養豊富な食料を作れないかと考えたことがあった」と、ユーグレナの永田暁彦副社長が挨拶。「ユーグレナを活用したビジネスとしては、機能性食品や化粧品などの開発・販売を行っており、2012年には東証マザーズに上場し、上場後6年で売上高は約10倍に拡大している。そして、2014年からは、バングラデシュの子どもたちにユーグレナ入りクッキーを届ける『ユーグレナGENKIプログラム』を実施。現在は、59校の小学校で、1日当たり約1万人にクッキーを配布している」と、事業成長にあわせてバングラデシュの子どもたちを支援する活動も拡大していると述べた。

 「また、当社では、CO2削減に向けて、ユーグレナを活用したバイオジェット燃料の生産にも力を注いでいる。バイオジェット燃料を使用した航空機の有償フライトは世界で数多く実施されており、すでに米欧中を含めた20ヵ国で有償フライトが行われている。しかし、日本での有償フライトはまだ一度も実施されていないのが実状だ」と、日本はバイオ燃料の分野で世界に大きく遅れをとっていると指摘する。「そこで、当社では昨年、バイオ燃料を自社供給するべく、国内にバイオ燃料の生産工場を建設。2020年に日本初の有償フライト実現にチャレンジする。現在の生産量は年間125KLだが、2025年には年間25万KLに、2030年には年間100万KLまで拡大し、日本をバイオ燃料先進国にすることを目指す」と、バングラデシュへの支援活動も含めて、ユーグレナの事業展開は、世界の社会課題を解決することにつながっていると強調した。

 「日本でもSDGs達成に向けた企業活動は広がりつつあるが、本気で考えている経営者はまだ少ないと感じている。そうした中で当社は、地球のこれからについて日本の子どもたちと語り合い、会社として未来を変えていくためには、未来を担う世代と一緒になって、環境や健康をはじめとする地球の課題に向き合っていくことが必要であると考え、今回、18歳以下限定で『CFO(最高未来責任者)』の募集を開始する。また、『CFO』と共に、SDGsに関わるサミットの参加メンバー数名を募集する」と、東証一部上場企業で史上最年少となる「CFO」を募集する狙いについて紹介。「『CFO』とその仲間たちは、10月1日から来年9月30日までの1年間の任期で、2030年に向けた当社のSDGsに関するアクションおよび達成目標の策定に携わっていく。とくに、『CFO』には、当社の定時株主総会や各種の関係会合、イベントへの参加と共に、『CFO』としての発表やプレゼンテーションを通じて、未来を変えるためのメッセージを世界に発信してもらう」と、「CFO」が担う役割について説明した。「今回の『CFO』募集を機に、会社の経営に『未来の大人たち』が参加し、共に未来について考え、変えていくことが当たり前になる世界を作っていきたい」と、SDGsの達成には、未来を生きる子どもたちの声を経営に反映させていくことが重要なのだと訴えた。

 最後に、発表会に参加した「CFO」候補の子どもたちからの質疑応答が行われた。「『CFO』とサミットメンバー以外の子どもたちは、プロジェクトに関わることはできないのか」との質問に、永田副社長は、「『CFO』とサミットメンバーを通じて、多くの子どもたちとSDGsへの意識を共有していきたいと思っている。そのために、メンバー以外の子どもたちも参加できるサミットやイベントも積極的に開催していきたい」と、「CFO」とサミットメンバーだけでなく、多くの子どもたちと交流できる場を作っていくと回答した。また、「食料用のミドリムシと燃料用のミドリムシの違い」について問われると、「食料用と燃料用のミドリムシは作り方が異なっている。燃料用のミドリムシは、火力発電所のCO2を使って、農地として利用できない土地で作っている。これによって、安く大量に培養することを目指している。一方で、食料用のミドリムシは、栄養分を重視して、安全性を確保しながら培養している」と教えてくれた。

ユーグレナ=https://www.euglena.jp/
ユーグレナCFO募集特設サイト=https://euglena.jp/cfo


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