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トラストバンク、「ふるさとチョイス」で自然災害で困っている生産者を救う返礼品「地域の生産者応援の品」を展開、台風被害を受けた福井県坂井市の梨農園の活用事例を紹介

2019.08.27 10:32 更新

 ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクは、自然災害で困っている生産者を救う返礼品「地域の生産者応援の品」について紹介するメディアイベントを、8月26日に東京・有楽町のふるさと納税リアル店舗「ふるさとチョイスCafe」で開催した。イベントでは、「地域の生産者応援の品」を展開する背景や概要を説明した他、福井県坂井市の梨農園「近ちゃんふぁ~む」による活用事例として、台風被害を受けて市場に出せなくなった梨を使った返礼品の取り組みについて紹介した。

 「当社は、ふるさと納税によって地場産業の発展を支援するべく2012年に『ふるさとチョイス』を開設。現在の契約自治体は約1500、お礼の品掲載数は20万超、選べる使い道数は1万2000超まで拡大し、国内最大のふるさと納税総合サイトとなっている」と、トラストバンク 地域リレーション部東日本チームの山本工人リーダーが挨拶。「また、2013年から、ふるさと納税で地域課題解決の資金を募る『ガバメントクラウドファンディング(GCF)』を開始。2014年には、災害時にふるさと納税を通じて資金を調達し、被災地に寄付金を届ける『ふるさとチョイス災害支援』を立ち上げ、全国自治体に無償でプラットフォームを解放している」と、ふるさと納税を通じて、地域課題や災害支援課題の解決にも取り組んでいると説明した。

 「『ふるさとチョイス』では、地域の生産者を支援する取り組みとして、育成の過程で身割れしてしまったり、形がいびつだったりする規格外の『ワケあり品』もお礼の品で掲載している。通常、規格外の農作物などは、捨てられるか格安で売られてしまうが、ふるさと納税のお礼の品として提供することで、地域活性化の資金などに役立てることができる」と、流通では扱えない「ワケあり品」を返礼品として活用するニーズが高まっているという。「そうした中で、今年4月から、自然災害や天候不順によって見た目などに被害を受けた農作物を対象に、『地域の生産者応援の品』として登録できる取り組みを開始した。自然災害で困っている農家を支援する動きが、ふるさと納税の仕組みの中で広がっていくことで、食品ロスの削減や新たな地方産品の創出につながっていくと考えている」と、「地域の生産者応援の品」を展開する狙いについて述べた。

 続いて、福井県坂井市 総合政策部 企画情報課の中出陽介主査が、ふるさと納税を活用した地域支援の取り組みを紹介した。「坂井市では、ふるさと納税の寄附金の使い道を市民から公募する『寄附市民参画制度』を実施しており、事業決定の際にも、市民をメンバーに含めた検討委員会を開催している」と、市民が主役となってふるさと納税の寄附金募集を行っているとのこと。「平成28年度までは、寄附金への返礼品を出していなかったため、目標額に達成するまでに時間がかかっていた。そこで、平成29年度から『ふるさとチョイス』で返礼品の提供を開始したところ、寄附金が急増し、昨年度の寄附額は約5億5285万円に達した」と、「ふるさとチョイス」に返礼品を掲載したことで多くの寄附金を集めることができたと話していた。「また、ふるさと納税協賛事業者間交流促進事業として、『フィーリング事業者67』を展開している。普段は接点のない事業者同士が、ふるさと納税を通じてつながることで、各事業者の商品をコラボした返礼品も実現している」と、地域の事業者間の交流活性化にも活用していると説明した。

 そして、福井県坂井市の梨農園「近ちゃんふぁ~む」の近藤美香氏が、台風被害を受けて「地域の生産者応援の品」を活用した事例について語ってくれた。「昨年8月23日に福井県を直撃した台風によって、約2000個の梨が落下してしまった。さらに、9月4日に再び台風が直撃したことで収穫前の梨が約6000個落下し、計8000個、約80万円の落下被害を受けてしまった」と、二度の台風直撃によって甚大な被害を受けてしまったという。

 「傷はあるけれど美味しい梨をこのまま処分してはもったいないと考え、『ふるさとチョイス』の『地域の生産者応援の品』として、限定80セットを掲載したところ、応援のコメント付きで申し込みが殺到し、廃棄することなく全国へ届けることができた」と、傷ついて市場に出せなくなった梨を返礼品として活かすことができたと話していた。

 「また、返礼品としても使えなかった梨については、坂井市のケーキ屋『Sourire』の協力を得て、ピューレにしてもらった。そして、この梨のピューレと若狭牛のミンチを贅沢に活用した『美梨カレー』が誕生した」と、落下被害を受けた梨をピューレに使ったカレーを開発したとのこと。「さらに、坂井市の米農家『さんさん池見』のコシヒカリとコラボして、『美梨カレーと三国町産コシヒカリセット』が実現し、ふるさと納税の返礼品として掲載を開始した。これからも地域の事業者と協力しながら、様々なコラボ商品を展開していきたい」と、台風被害によるふるさと納税をきっかけに生まれたコラボ展開をさらに広げていきたい考えを示した。

 なお、「ふるさとチョイスCafe」では、8月27日から9月30日の期間限定で、「美梨カレーと三国町産コシヒカリセット」を、一般向けに限定10食特別メニューとして提供する。また、三重県多気町の高校生が「キズ柿」を使って作ったシュトーレン「相可高生がクリスマス前にお届けする、キズ柿を贅沢に使用したシュトーレン」を、「ふるさとチョイスCafe」で食事をした先着10名にプレゼントする。

トラストバンク=https://www.trustbank.co.jp/
ふるさとチョイス=https://www.furusato-tax.jp/


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