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フィナンシェ、「FiNANCiE」β版サービスのローンチを記念したミートアップイベントを開催、個人の夢とその夢を応援するファンが財産を共有できる新たなコミュニティの実現へ

2019.03.15 20:34 更新

 フィナンシェは、誰かの「夢」がみんなの財産になるドリームシェアリングサービス「FiNANCiE」(フィナンシェ)β版のローンチを記念したミートアップイベント「フィナンシェミートアップ vol.0 -ファンエコノミーがつくる未来-」を3月14日に開催した。今回のイベントでは、「フィナンシェ」を活用して自身の夢の実現を目指す個人や、その個人を応援するヒューマンキャピタリストを招待し、新たなファンエコノミーの形などについてディスカッションしたほか、「フィナンシェ」のサービス概要について紹介した。

 「フィナンシェ」は、個人が“個人トークン(ヒーローカード)”を発行することで、自身の夢のための活動資金を得ることができたり、それを応援してくれるファンのコミュニティをつくることができるプラットフォーム。ブロックチェーン技術などを活用し、“日本円”による個人トークンの売買を実現している。このサービスにより、今後個人を積極的に応援するヒューマンキャピタリストの増加や、SNSのフォローにとどまらない個人を応援する“ファンエコノミー”の拡大など新たな市場を形成していくという。

 今回、「フィナンシェ」のβ版が3月7日にリリースされたことを記念して、初のミートアップイベントを開催。まず、「ファンエコノミーってなんだ?」をテーマに、The Breakthrough Company GOの三浦崇宏代表取締役がファシリテーターを務め、CRAZY CRAZY WEDDING BRAND MANAGERの山川咲氏とdelyの堀江裕介代表取締役によるトークセッションが行われた。三浦代表取締役は、「ファンエコノミーは、ユーザーやメーカー、株主など様々なステークホルダーが、一つのブランドに熱狂して集まり経済圏を作っていくというもので、今後のビジネスを考えるうえで重要なテーマとなりつつある。夢を持つヒーローと夢を応援する人が出会ってコミュニティを形成する『フィナンシェ』は、ファンエコノミーを先取りするサービスであり、人と人とのつながりが大きな力になる」と、誰かを応援したり、誰かが好きというファンの想いがファンエコノミーを支えていると紹介した。

 完全オーダーメイドのCRAZY WEDDINGを立ち上げた山川氏は、「CRAZY WEDDINGでは、普通とは違う結婚式を提案し、結婚を機に自分の人生を考え直すきっかけを与えている。こうした結婚式の常識を疑うというスタンスが、ファンからの共感を得ていると思う」と、他にはない結婚式の提案がファンに支持されているという。レシピ動画サービス「クラシル」を運営する堀江代表取締役は、「自分はマンガの主人公だと言い聞かせて、自分のダメなところや失敗したエピソードを隠さずに発信するようにしている。そうすることで、まわりの人が自分に感情移入してくれる」と、マンガの主人公のように弱い部分もさらけ出すことでファンの心をひきつけていると話していた。

 「フィナンシェ」で自分の夢を応援してもらうヒーローに向けて、堀江代表取締役は、「今の時代は、整ったものよりも、いびつなものを愛する傾向があるので、何かギャップを作るようにするとファンから応援されやすいと思う」と、ギャップを意識するのがポイントとのこと。山川氏は、「自分の夢や、やりたいことへの情熱をストレートに表現してほしい。世の中にある成功例やノウハウを超えた熱量をぶつけることで、多くのファンからの応援が得られると感じている」と、アドバイスしてくれた。

 ここで、「フィナンシェ」内で夢をかなえるべく、ヒーローとして初期参加している、AKI KATOさん、伊藤早紀さん、木村敦史さん、クレイジーパパさん、SARUさん、瀧田瑞月さん、タケムラ ケントさん、根木啓輔さん、樋口敦(ヒグアツ)さん、吉元さやかさんの10名が登壇。それぞれが持っている夢や応援してもらいたい活動などを、会場に集まったヒューマンキャピタリストにアピールした。

 次に、READYFORの米良はるかCEO、エンジェル投資家の中川綾太郎氏、B Dash Venturesの渡辺洋行社長による、「ヒューマンキャピタリストとは?」をテーマにしたトークセッションが行われた。ファシリテーターは、引き続きThe Breakthrough Company GOの三浦代表取締役が務めた。

 国内最大のクラウドファンディングサービス「Readyfor」を立ち上げた米良CEOは、「自分のお金を使って誰かを応援することは、自分にはできないことをその人に託すという意味で、一緒になって人生を歩んでいくことだと思う。自分の人生は一度きりだが、その中でいろいろな人の人生を体験できるのがヒューマンキャピタリストの楽しさではないか」と、人生を共有できる点がヒューマンキャピタリストの醍醐味であると述べた。

 個人投資家として活動している中川氏は、「人の成長をダイレクトに感じられるのが面白い。私は、夢だけあってほとんど何にもない学生に投資することが多いのだが、多くの学生が数年後にビジネスを成功させている。自分よりも大きく成長していく姿を見て、それをうれしく感じられるのはヒューマンキャピタリストならでは」と、個人への投資は自分の幸せにもつながるのだと話していた。

 ベンチャーキャピタル「B Dash Ventures」を手掛ける渡辺社長は、「今までベンチャーキャピタリストとして活動してきたが、個人へのフォーカスが強まっていく中で、投資の方向性も変えていく必要があると考えている。最近では、芸能人などへの投資も始めているが、『フィナンシェ』ができたことで、もっとコアなファンを持つ個人を応援できるようになる」と、「フィナンシェ」によって個人投資の可能性が広がったことを喜んでいた。

 では、「フィナンシェ」でどんなヒーローを応援していきたいのだろうか。米良CEOは、「個人のミッションやビジョンをしっかり持っている人。時代が変わっても、それを生きがいにして続けていけると思う」とのこと。中川氏は、「ビジョンがなくても、とにかく何か好きなことをやり続けたいと思っている人がいい。とくに、まわりの人に理解されない、よくわからないことにチャレンジしている人を応援したい」と、未知の才能を掘り起こしたい考えを示した。渡辺社長は、「地位も市場もプロダクトも関係ない。その人が持っているオーラや雰囲気、夢に向かう熱狂に投資していきたい」と、人としての魅力や夢への情熱を持つヒーローをサポートしていきたいと話していた。

 そして、gumi会長でフィナンシェのFunderである國光宏尚氏が、「フィナンシェが実現する世界」と題してプレゼンテーションを行った。「これからの世界的な潮流として、『組織・企業』ではなく、『個』が主役となる時代に入っていくと考えている。インターネットプラットフォームの台頭によって、個人で直接世界中に発信し、影響を与えることが可能になった。また、企業の働き方も個人中心に変化してきている。その中で、様々な分野で夢を持って活動している個人を応援するSNSを立ち上げようと考えたのが、『フィナンシェ』のきっかけだった」と、「フィナンシェ」を提供するに至る背景を語る。「一方、消費者は、SNSの普及にともないコンシューマからプロシューマ(プロダクトに関わるコンシューマ)、さらにはファンへと変化している。しかし、従来のファンクラブやクラウドファンディングなどは、応援する人が成功しても、初期から支えてきたファンにメリットがないという課題があった。そこで、『フィナンシェ』では、単に応援するのではなく、ベンチャーキャピタルのように、期待や目利き、成長支援をして、共に歩んでいく運命共同体のようなファンの実現を目指した」と、個人の夢がファンの共有財産に結びつくコミュニティになっていると述べた。

 「サービスの特徴としては、ブロックチェーン技術を活用。個人が発行し、ファンと取引をするヒーローカードは、イーサリウム(ERC20)上のブロックチェーン上で管理されるため、保有する証明は常に公開され、誰にも不正に改ざんされることがない。また、カードの購入などに際して個人情報は開示されないので、安心してサービスに参加できる」と、ブロックチェーン技術により透明性と流動性を担保しながら安全にサービスを利用できると説明した。「『フィナンシェ』のコミュニティを通じて、ヒーローは活動に関する様々な支援をファンから受けることができる。また、ファンはヒーローの活躍に応じてヒーローカードの価値が上がるため、ファンも恩恵を得ることができる。さらに、ファンは、コミュニティへの貢献度に応じてヒーローカードを受け取ることができ、コミュニティへの参加が早い人ほど得られる恩恵が大きくなる点もメリットとなっている」と、ヒーローとファンの両者にメリットをもたらすサービスであると強調した。

 「今後の展開としては、今年5月に日本向け本番サービスとしてアプリ版をリリースする予定だ。そして、今夏をめどにグローバル版をリリースすることを計画している。これに向けて、B Dash Venturesが運営するファンドなどから、総額3億円の資金調達を実施した。また、今回のラウンドで、イーサリアム・ファウンデーションの宮口あや氏をアドバイザーに迎えると共に、KSK Angel Fundを運営する本田圭佑氏が投資家兼アドバイザーとして就任することが決定した。夢を持つ人が自己実現するだけでなく、夢を応援する人も自己実現ができるSNSを提供することで、世の中をよくしていきたいと思う人々がつながっていけるコミュニティをつくっていきたい」と、本番サービスの提供に向けた抱負を語った。

フィナンシェ=https://financie.jp/


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