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未経験者でも手軽に資産運用ができるテーマ型投資サービス「FOLIO」に注目、来たる「ポートフォリオ時代」に向けて投資を新たな副業として認知拡大へ

2019.02.26 17:45 更新

 昨今、人生100年時代が叫ばれる中、将来に向けて「お金」の不安を感じる人が増えており、銀行預金以外での新たな資産づくりとして副業を始める人も出始めている。とくに今後始めたい副業として、投資へのニーズが高まっており、その中で、今大きな注目を集めているのが、テーマ型投資サービス「FOLIO」だ。「FOLIO」を提供する狙いやサービスの概要、将来展望をFOLIOの甲斐真一郎代表取締役CEOに聞いた。

 「日本は、個人の資産運用として銀行預金をしている人が多く、退職後も年金や退職金が見込めることから、今までは将来のお金にそれほど不安を感じることはなかった。しかし、少子高齢化の進展にともない、今後、年金受給額は減少していくことが予想されている。また、最近は転職をするのが当たり前になり、終身雇用時代のようなまとまった退職金が望めないようになっている。年金というキャッシュフローと退職金というストックが大幅に減る将来に不安を感じている人は少なくないはずだ」と、甲斐代表取締役CEOは、個人を取り巻く資産運用の状況は大きな転換期を迎えていると指摘する。

 「こうした背景から、銀行預金だけに頼らない将来に向けた資産づくりとして、副業に取り組む人が増えつつある。副業をすることで、本業とは別の収入を得ることができる。しかし、副業をするためには、本業以外で自分のスキルや時間を削る必要があり、体力や気力の面で本業に影響を及ぼすリスクも抱えている」と、副業をすることのメリットとデメリットを説明。「そうした中で今、本業を続けながら手軽にできる新しい副業として、投資へのニーズが高まってきている。一方で、欧米に比べて日本の生活者は投資にハードルやネガティブイメージも強いため、副業としての投資に踏み出せない人が多いのも実状だ。そこで、投資をもっと生活に根付いたものにするべく、昨年8月からテーマ型投資サービス『FOLIO』を本格リリースした」と、「FOLIO」を提供する狙いについて語った。

 副業として簡単に投資ができるサービスは、他社からも出てきているが、テーマごとに投資ができるサービスは「FOLIO」が主流だ。投資未経験者や初心者でも手軽に始められるよう約90のテーマを用意しており、自分のワクワクを投資に生かす「VR(仮想現実)」「コスプレ」や、美と健康に関連した「アンチエイジング」「メンズコスメ」、ふるさと投資の「京都」「九州」、食にこだわる人の「コーヒー」「お酒」など生活に密着したものから、プロによるファンダメンタル分析の「もしバフェットが日本株を買ったら」「キャッシュリッチ企業」などまで、趣味・嗜好に合わせて豊富なバリエーションを取り揃えている。利用者は、テーマを選ぶだけで10万円前後から手軽に分散投資をすることができる。

 「『FOLIO』の開発にあたっては、金融商品を生活化することと、金融体験を生活化することの2つをコンセプトにした。従来の金融商品は、どこで買っても同じもので、差別化要素がほとんどなかった。この何の味気もない金融商品をどうやったら生活化できるかを突き詰めた結果、個別銘柄ではなく、生活者の身近なテーマにまとめることで、楽しく面白い金融商品にできると考えた。また、今までは投資をするためには専門知識が必要で、銘柄選びや購入手続きも煩雑なものだった。そこで『FOLIO』では、未経験者でも直感的に利用できるよう、わかりやすいユーザーインターフェイスを採用。ネットショッピングのように、好きなテーマを選んでカートに入れるだけの操作で購入することができる」と、経済圏にいる投資家をターゲットにした従来の投資サービスとは全く異なり、生活圏にいる一般消費者に寄り添ったものになっていると強調した。

 ただ、投資を副業にする場合には、投資金額が減少してしまうというリスクを懸念する声も少なくない。この不安に対して、甲斐代表取締役CEOは、「日本の消費者は、投資を副業にするというと、デイトレーディングをイメージする人が多い。しかし、デイトレーディングはプロの投資家がするものであり、副業として手を出すにはハードルが高いと考えている。副業としての投資は、中長期的に、効率的かつ無理をしない範囲で行うことが大切だ。この点で、『FOLIO』は、証券会社・信託銀行・資産運用会社の第一線で活躍してきた投資のプロたちが選定した10社の有望株で各テーマが構成されており、10社に分散投資をすることで比較的リスクを抑えた資産運用をすることができる」と、株価変動の大きい流動性の乏しい銘柄は極力除外し、副業として資産づくりができる商品設計になっていると説明した。

 また、FOLIOでは、資産運用をより生活に根差したものにしていく取り組みの一環として、昨年1月にLINEと資本業務提携を締結し、LINE上からFOLIOのテーマ型投資サービスを利用できる「LINEスマート投資」を昨年10月18日に提供開始している。LINEとの展開について、甲斐代表取締役CEOは、「当社は、日本初のテーマ型投資サービスによって、投資未経験者や初心者でも簡単に投資運用ができる仕組みを実現したが、それだけでは足りない。このサービスを誰もが気軽に使えるようにするためには、生活者に密着したプラットフォームが必要不可欠と考え、月間アクティブユーザー数7900万人(2018年12月時点)を超えるユーザー基盤を持つLINEに着目した。今後、LINEの特徴を生かした新たな投資サービスも提供していきたい」との考えを示した。

 この他にFOLIOは、昨年11月2日から、テーマ型投資サービスに加えて、ロボアドバイザーによるオンライン投資サービス「おまかせ投資」を提供開始している。「『おまかせ投資』は、テーマを選ぶ手間もなく、もっと簡単に投資を始めたいという人をターゲットに開発したサービスとなる。自分の年齢と年収、預貯金を入力するだけで、『安定運用』、『堅実運用』など、ロボアドバイザーが最適な運用方法を提案してくれる。そして、世界中の株式や債券などに幅広く分散投資することで、世界全体の長期的な経済成長を取り入れ、未経験者でもプロレベルの資産運用を自動で行えるようになる」と、サービス内容について説明してくれた。

 こうした投資のバリアフリー化に向けた取り組みが評価され、FOLIOは、世界的に注目されるフィンテック企業を紹介する「2018 Fintech 100」のLeading50に選出。同社が展開する「テーマ投資」が、革新性のあるサービスとして44位にランクインされた。過去に選出された日本のスタートアップ企業は1社のみとのこと(2018年はFOLIOを含めて2社)。さらに、スタートアップ企業やベンチャーキャピタルなどの動向を調査・分析する米CB Insightが、約4000のフィンテックスタートアップ企業から将来有望企業を紹介する「CB Insights Fintech250」にも選出されており、世界的なフィンテック企業としてその地位を確立しつつあるという。

 FOLIOの将来展望について甲斐代表取締役CEOは、「今後、人生100年時代に向けて、一つの会社や収入源に頼る時代は終わり、様々な副業を行うことで収入を分散化させるポートフォリオ時代に突入するとみている。その中で、当社の投資サービスが新たな副業として多くの生活者に認知され、将来的には、何百万ユーザーというレベルを超え、何千万ユーザーに使われるサービスに成長させていきたい」と意欲を語った。

FOLIO=https://folio-sec.com/


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