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グローバル・ブレイン、大企業とベンチャーが集う「Global Brain Alliance Forum 2018」を開催、世界で戦える日本発のベンチャー企業の育成を目指す

2018.12.07 20:24 更新

 グローバル・ブレインは、12月7日に「Global Brain Alliance Forum 2018」を開催した。同フォーラムでは、様々な業界の経営者や有識者を招き、これからのベンチャー市場や、経済、テクノロジートレンドなどをテーマに基調講演やパネルディスカッションを行うイベントで、今年で12回目を迎える。プログラム内容は、ブロックチェーンやフィンテックなど今後の経済のトレンドとなるトピックスのパネルディスカッションに加え、新ファンドの発表や、オープンイノベーション事例などを紹介した。

 「当社は、今年46社134億円の投資を実行した。メルカリ、ラクスルを始めとしたIPOが好調で、M&Aも順調に実行し、累積のExitは、IPO13社、M&A43社とExit率38.3%という高い水準を示した」と、グローバル・ブレインの百合本安彦社長が挨拶。「当社の人材採用においても、今年は17人を新規採用した。内訳は、キャピタリストをはじめ、弁護士、会計士、デザイナー、テックタレントなど国内外で多彩な人材を採用。来年は20人以上を採用し、人材基盤の強化を図っていく」と、実績にともない人的リソースの確保にも余念がないとのこと。「そして、6号ファンドの投資組み入れは順調に推移し、今年11月時点で、ファンド総額の67%にあたる132億円の投資実行を完了した」と、かつてないスピードで投資を実行したのだという。「投資領域は、Deep TechやFin-Tech/Blockchainへの投資を加速させた」と、幅広い領域にポートフォリオを組んで投資を実行したのだ説明する。「6号ファンドの組み入れが順調に推移したことを受け、7号ファンドの設立を予定している」とのこと。「ファンドレイジング後、当社の全運用残高は1500億円に迫る予定だ」と、7号ファンドを設立し投資対象領域もさらに広げていきたい考えを示した。

 「また、社会面・環境面での課題解決を図ると共に、経済的な利益を追求するインパクト投資へ挑戦する」とのこと。「注目領域としては、Deep Techが挙げられる。当社は国内において、AI・Cybersecurity・Blokchain・宇宙・ロボティクス領域ですでにトップの実績となっている。今後、Fin-tech・ヘルスケア・モビリティなどの領域においてもNo.1を目指す」と、領域カバレッジについて言及した。「さらなる注目領域として、Blockchain/Fin-Techが挙げられる。昨年設立したBlockchain Labからコミュニティサポートや、有力プロジェクトとのパートナーシップを展開中だ」と、Blockchain関連領域への継続投資も行っていくという。「今年6月には、東京・渋谷にBlockchain Co-Working Spaceをローンチした」と、グローバル4拠点プラス2拠点に拡大しているのだという。「また当社の子会社としてGlobal Brain USAを設立した。米国では、counterpart venturesブランドとして活動を開始している」と、米国での活動についても紹介した。

 「そして、英国に進出する。英国・イスラエルは米国・中国に次ぐ、AIの集中地域であることから、英国・イスラエルを中心にAI関連領域への投資を加速する。また、英国・イスラエルは、米国に次ぐスタートアップ大国にもなっている」と、AIスタートアップの集積地に、英国・イスラエルがなっているのだと説く。「そこで、英国・ロンドンにEurope HQを設立する。ロンドンは、英国・イスラエルだけでなく、仏国や独国など欧州のスタートアップハブへのアクセスが非常に良く、日本との直行便もある。さらにオフィス周辺にも日本企業を含めた大企業が存在し、出資先のバリューアップも行える」と、ロンドンにオフィスを構える理由について説明した。

 「当社は、シリーズA・B・Growthのカバレッジが100%で、ディールフローに厳選投資する。また、徹底したハンズオン支援を行い、ファンド投資倍率4倍を目指す」と、同社の今後の戦略を紹介。「来年は、7号ファンドを設立し、運用総額1500億円突破を見込んでいる。そして人材採用を強化し、オフィス移転も行う。さらに、ロゴやHPの改定などリブランディングも行っていく」と、しっかりとした基盤固めを図っていきたい考えを示した。「5年後には、運用総額5000億円を突破し、グローバルTop-Tier VCを目指す。さらに4HQ体制を強化し、グローバルで200名体制でビジネスを展開していく」と、長期ビジョンについても発表。「日本発で世界と戦えるベンチャー企業を育てていきたい」と、グローバル視点で成長を加速させていくと意気込んだ。

 次に、アパレルとロボティクスの融合について、Seismicのリッチ・マーホニーCEO・共同創業者が講演を行った。「これまで25年にわたりロボティクス分野にかかわってきた」とのこと。「しかし、市場に画期的なインパクトをもたらす製品は未だに上市されていない」と、ロボティクス分野は、産業用ロボットなど一部の領域でしか活用されておらず、すべての人々が利用する製品にまでに至っていないのだと訴える。「そこで、人々の生活に当たり前にあるものを、より良くしていくことがロボティクスには必要であると考え、誰もが身に着ける衣類に着目した」と、これまでにない機能性をもつウェアを開発したのだという。「当社が製品化した『パワード・クロージング』は、筋肉や関節を動きやすくし、人体の筋肉を強化する。このため、着た人は身体的な制限を克服し、力を発揮できるようになる」と、身体動作をサポートするウェアなのだと教えてくれた。「アパレル業界にイノベーションを起こすべく、デザイン性にもこだわった」と、着心地や機能性はもちろん、デザインも重視した設計になっているという。

 この後、「パワード・クロージング」を着用したモデルによるデモンストレーションが行われた。「ウェアには、人間の筋肉を模倣するものを搭載した。また、着用者の姿勢をデータ化する機能も搭載している」とのこと。「データは可視化することが可能で、バッテリーの残容量や今、立っているのか、座っているのか。太もも、腰の筋肉の力の入り具合がわかるようなゲージが用意されている」と、どのようにして動作をサポートしているのかがわかるのだという。「つまり、『パワード・クロージング』は、着用者とシンクロするように、その人にどのようなサポートが必要かをウォッチできるようにしている」と、着脱できる筋肉ともいえる製品について詳しくアピールしてくれた。

グローバル・ブレイン=https://globalbrains.com/


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