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トリンプ、"平成"を表現した「平成ブラ」(非売品)を製作

2018.11.30 14:19 更新

 トリンプ・インターナショナル・ジャパンは、女性に自信を与えることを目的に、その年の時流や話題をテーマにした、下着メーカーならではのオリジナリティ溢れるデザインのブラジャーを発表している。

 今回は、ファッション、ライフトレンドだけでなく、経済・社会・スポーツ・文化などあらゆる分野において女性が躍進し、大きな変化の時代となった“平成”を表現した「平成ブラ」(非売品)を製作した。

 なお、1987年から始まり定期的に発表してきました世相を反映したブラジャー(1987年発表の2作については、ブラジャーではなくランジェリーとなる)も、平成とともに今回でフィナーレとなるという。

 1980年代後半から継続したバブル景気全盛期の中、1989年1月8日から始まった平成。真っ赤な口紅、ボディコン、肩パッドなど強く積極的な女性を表現するファッショントレンドが生まれ、お立ち台クイーンやトレンディ女優、カリスマアーティストなどを中心に女性が流行や消費、ひいてはライフスタイルをけん引し始めた平成の幕開けの年に、トリンプの「世相を反映させた女性のためのブラジャー」の発表が始まった。バブル絶頂からバブル崩壊を乗り越え20世紀から21世紀へ、平成という時代は激動と変革を映す30年だった。女性視点で見ても、男女雇用機会均等法の本格的な社会浸透と管理職への女性進出などを皮切りに、社会・経済で本領を発揮し始めた女性たちが、大きな影響力と自立した経済力を身につけ、「女性自身が新たな女性像を生み出す」、女性主導で「消費や文化を創り・けん引する」トレンドリーダーとして大きく存在感を増し、躍進を遂げた時代といえる。

 そこで、最後となる世相を反映したブラジャーは、そのファイナルに相応しく、女性にとって躍進の時代となった平成に着目。「平成」の女性たちを表現する様々なモチーフをデザインに盛り込んだ、トリンプ「平成ブラ」を製作した。

 「平成ブラ」は、2012年(平成24年)に開業し、東京の新たなシンボルとなった「東京スカイツリー」をモチーフにしたデザイン。1886年にコルセットメーカーとしてスタートしたトリンプの原点であるコルセット風のレースアップで、スカートの裾からブラジャー上部に向かい間隔を狭めたクロスデザインを配し、平成を象徴する「東京スカイツリー」の鉄骨を表現した。ブラジャーのカップの上辺と下辺には、「東京スカイツリー」の展望台周縁に点滅する時計光「時を刻む光」を表現したライトを配し、都知事、宇宙飛行士など平成に「女性初」の進出を成し遂げたパイオニアや、数々の感動と勇気を与えてくれた女性アスリートなど、平成のヒロインの「輝き」を表現。流れるようなライトのカラーと点滅スピードは「東京スカイツリー」と同じつくりとなっている。
 「平成ブラ」のカラーモチーフは、万葉の昔から女性の花として愛されてきた「なでしこ」ピンクを採用。かつて“手弱女(たおやめ)”が良しとされた日本人の女性観を象徴した「なでしこ(撫し子)」は、21世紀になると女性トップアスリート・チームを表現する花となり、「強く、しなやかで、たくましい」日本の女性の象徴として流行語に。女性が活躍する上場企業を、政府が「なでしこ銘柄」として選定するなど、スポーツ界だけでなく、社会・経済面において日本をけん引するトップレディたちのカラーになった。また、このピンクは「東京スカイツリー」のライティングデザインのひとつであり美意識を示す「雅」のカラーもイメージしており、優雅で気品あふれるカラーになっている。

 平成の女子ライフは、自分ゴト化の時代。女性の恋と仕事をテーマに取り上げ、TVドラマに革命をもたらしたトレンディドラマの主演女優たちにはじまり、一世を風靡し今年惜しまれつつ引退した“平成の歌姫”の誕生、オリジナリティあふれるメイクとファッションスタイルでインスタが世界的な人気となった芸人タレントなど、カリスマの定義は憧れから<なりたい自分>に変化。これに伴い、自分の体形を否定し隠すことが女性らしさだった時代から、肯定的に捉え、積極的に、自信を持ってアピールする時代へと意識改革を促した。そのような時代を反映したパッドは、平成初期、ボディコンファッションの流行に伴い、胸もボリュームアップ、谷間メイクが人気となったことを表現した「メガボリュームパッド」を採用。通常の約2倍のボリュームがあるという。

 また、平成は通信革命と<共有>の時代。プリントシール機から始まり、携帯電話×メール、スマートフォン×SNSへとツールは変わりながら、写真(ビジュアル)はコミュニケーションの中心に位置し、「インスタ映え」「自撮り」など自分を共有する日常が浸透した。そんな写真文化の発達を反映し、パッドの中央にはいつでもどこでも自撮りのためのメイク直しができるコンパクトミラーを付けた。裏面には、女子高生からOLまで、携帯電話のストラップやキーホルダーなどで一世を風靡したファーチャームをイメージしたデザインとなっている。ファーは小物ファッションとして誕生し、さらに成人式の和装の定番となり、現在も女性の冬のトレンドアイテムとして注目され続けている。

 ボトムはファー付きミニスカートをデザイン。平成女子に最も影響を与えたファッションリーダーの一人、“平成の歌姫”の代名詞ともいえる「ミニスカート」と「厚底ロングブーツ」を取り入れた。ミニスカートの裾のファーは、平成の最初期、バブル時代の象徴、ボディコン&ミニスカのブランド服に身を包み、ディスコのお立ち台で踊る女性たちの必須アイテムだった“お立ち台扇子”をイメージ。動きに合わせて揺れるファーは、時流に敏感で常に先端を追い求める平成の女性の先進性・躍動感を表現している。

 平成は、デジタル時代の到来と革新の時代でもあった。携帯電話からスマートフォンへ、メールからSNSへと技術・サービスの発達とともに、平成女子のコミュニケーショントレンドも変遷し、メル友、写メ、ブロガー、インスタグラマーなど、様々な現象を生み出した。携帯電話全盛期には、女性を中心にデジタル機器の<自分ゴト化>として、既成の携帯電話を自分で装飾して自分だけのアイテムを作る「デコケータイ」が流行。“かわいい”をキーワードに思い思いの装飾を凝らしたケータイデザインは、ブロガーやSNS を通じてキャラクターブームなどと共に世界に認知され、“かわいい”ムーブメントを巻き起こす要因の一つとなった。

 そこで、小物として2000年代初期に学生層を中心に一大ブームを巻き起こした「デコケータイ」を再現。ラインストーンやクリスタルモチーフなどでオリジナル「デコケータイ」をつくった。デコレーションの中には、女性がけん引し、今や毎年新たなトレンドを生み出すようになったスイーツも密かにデザイン。今日のスイーツブームも、平成女子が発見し、広め、市場を動かし、いまや定番となった現象の一つといえる。

トリンプ・インターナショナル・ジャパン=http://www.triumph.com/


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