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札幌を実証実験の聖地にするクリエイティブコンベンション「No Maps 2018」の開催概要を発表、フードテックやスタートアップ育成・都市間連携事業などについて説明

2018.06.29 18:08 更新

 北海道の産学官からなるNo Maps実行委員会は、札幌市内中心部を舞台に、クリエイティブな発想や技術によって次の社会を創ろうとする“現代的フロンティアスピリット”を持った人たちのためのコンベンション「No Maps」を、“まちに、未来を、インストール”をスローガンに10月10日~10月14日の5日間をメイン会期として開催する。6月28日に東京で発表会を行い、実行委員会からNo Mapsのコンセプトや今年の開催概要、「会議」「展示」「興行」「交流」「実験」の5つのカテゴリにおける取り組みについて説明した。

 「インターネットが街に浸透していく中、これが北海道や札幌をジャンプアップしてくれるリソースになると判断し、札幌で社会実装のための実験を行うことを目的にNo Mapsは立ち上がった」と、No Maps実行委員会の伊藤博之実行委員長が挨拶。「昨年から活動を展開しているNo Mapsでは、IoT的なディバイスなどを織り交ぜながら、社会での活用法を提示していきたいと考えている。そして、札幌を使って新しい何かにチャレンジしていくプラットフォームを提供していきたいと思っている」と、No Mapsの今後の取り組みについて言及した。

 次に、No Maps実行委員会の広瀬岳史事務局長が、コンベンション「No Maps」の概要について説明した。「No Mapsは、クリエイティブな発想から新しい世界を開拓していく場につなげていくためのコンベンション。対象コンテンツは、『会議』『展示』『興行』『交流』『実験』の5つのカテゴリから成り立っている」と、No Mapsの取り組みについて解説。「今年は、10月10日から14日までの期間、札幌市内の会場で100を超える事業が展開される」と、開催概要について説明した。「“まちに、未来を、インストール”を合言葉に札幌・北海道を実証実験の場としていく」と、No Mapsの全体像について語る。「街全体を使ったコンベンションを意識し、狸小路商店街に赴くとNo Mapsらしい体験ができる仕掛けを考えている」と、商店街を拠点にコンベンションを盛り上げていくと紹介する。「ビジネスカンファレンスは3日間30セッション以上を予定。札幌駅地下歩道空間にはチカホショーケースを体験展示。新しい技術を一般の人にも触れてもらう」と、カンファレンス概要や展示内容などについて説明してくれた。

 「コンベンションでは、第13回札幌国際短編映画祭も開催する。話題のショートフィルムを上映する予定だ。さらに、No Maps Music Weekedでは、サーキット型のライブを実施する。このほか、新しい楽曲づくりにチャレンジする企画も用意している」と、映画や音楽に関するコンテンツについて紹介してくれた。「子ども向けのプログラミング体験イベントを昨年に引き続き実施する。また、プラネタリウムを使ったドームムービーやドローンイベントも行う予定だ」と、盛りだくさんな内容になっているとのこと。「今年のNo Mapsではドレスコードがないということも宣言する。リラックスしやすいスタイルで会場に参加してもらいたい」と、気楽な服装でコンベンションに参加してほしいと話していた。「今年のパスについては、カンファレンスパスを販売する。このパスを購入すれば、No Mapsのすべてが体験できるようになっている。価格は8000円だが、早期割が5000円、団体割は4000円となっているので、ぜひ早めにパスを購入してほしい」と、多くの人に会場に足を運んでほしいと述べていた。

 そして、No Mapsのカンファレンスに登場するXビジネス協議会の矢野経済研究所の松島氏と経営コンサルタントのショーン・マクアードル川上氏が登壇し、Xビジネストークセッションの概要について紹介した。「トークセッションでは、日本のイノベーションについて語り合う」と松島氏。

 「様々な企業を発掘し、大企業とマッチングさせて新しいビジネスを創出してもらうことも目的にXビジネスが立ち上がった。このXベンダーたちを紹介していく」と、川上氏がトークセッションへの意気込みを語る。松島氏は、「日本を代表するイノベーションをもった人々とビジネスを盛り上げていくのがXビジネス協議会となっている。このXビジネスとコラボしたカンファレンスセッションに期待してほしい」と話していた。

 No Mapsにおける注目の取り組みについて、まず、Open Network Labの佐々木智也氏が説明した。「Open Network Lab Hokkaidoをデジタルガレージと北海道新聞で運営。グローバルネットワークを加速させていくべく、世界に向けてスタートアップを紹介していく。また、10月12日には第一期生によるプレゼンテーションを行う予定だ。北海道から世界に羽ばたくスタートアップを目指していく」と、No Mapsで披露する概要について紹介してくれた。

 IoTを活用したサクラマス養殖については、北海道立総合研究機構の三坂尚行氏とカタクラフーズの猪股和範社長、日本オラクルの七尾健太郎氏が登壇し説明した。「ホタテを加工する際にどうしても捨ててしまう部分があるのだが、これを使ってサクラマスの養殖ができないかと思い、カタクラフーズに相談したところ協力してもらえることになった」と三坂氏。「サクラマスを育てるには水温が20度以下でないといけない。稚内の水温は夏でも低いので、この地で養殖ができるのではないかと考えた」と、猪股社長が今回のプロジェクトに参加した経緯を説明した。七尾氏は、「陸上の生簀でサクラマスを育てるだけに、養殖の管理や遠隔育成などAIを駆使した支援を当社が行っていく」と、日本オラクルの役割について言及してくれた。三坂氏は、「研究のための研究ではなく、社会のための研究を行うことで水産業に携われば、わくわくするような体験ができるということを伝えていきたい」と話していた。

 渋谷未来デザインの長田新子事務局次長は、渋谷未来デザインとNo Mapsとの連携について紹介した。「当デザインは、未来を考える上で必要なデザイン事業を行っている。今回、渋谷に札幌・北海道を出現させる相互展開によって、新しい事業や価値観や文化が生まれ、クリエイティブ産業の活性化と新産業の創出が行われるものと期待している」と、内容について説明した。

 ANAデジタル・デザイン・ラボの大隈雄策Beyond Tokyo エグゼクティブプロデューサーが今回の取り組みについて説明した。「Beyond Tokyoは、VRならではの旅行体験をしてもらうべく、物事を試しながら、そして学びながら楽しめるものとなっている。No Mapsでは、アバターとバーチャルリアリティガイドを持ち込む予定なので期待してほしい」と述べていた。【PR】

No Maps=https://no-maps.jp


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