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DeNAライフサイエンス、「歯周病セルフチェックアンケート」を開発

2018.06.29 15:59 更新

 DeNAグループのヘルスケア事業会社であるDeNAライフサイエンスは、日本歯科大学 鴨井久一名誉教授、京都大学 田中司朗特定教授、日本医科大学千葉北総病院 鴨井久博病院教授の協力のもとで研究を実施し、歯周病のリスクを簡単なセルフチェックで調べることができる「歯周病セルフチェックアンケート」を開発した。

 歯周病は慢性的な歯肉の炎症を伴う疾患であり、成人の8割以上もの人が罹患しているという報告(厚生労働省実施「平成28年歯科疾患実態調査」から)もあるように現代社会において広く蔓延している。また、自覚症状が少ない上に自身で歯周病の有無や重症度の判定をすることが難しいことから、口腔内に違和感を覚えた時にはすでに病態が進行して治療が困難になってしまい、歯を失うことに繋がる場合もあるという。

 DeNAライフサイエンスは、医師の協力のもと歯周病患者・非歯周病患者に対して歯周病の患者でみられる症状の有無を問うアンケート調査を実施し、臨床的な観点および統計解析によって、歯周病と関連するアンケート項目を抽出した。その結果、「年齢」、「歯肉の腫れ」、「歯の動揺」、「歯垢・歯石」、「口臭」、「歯肉の掻痒感」の6項目によって歯周病の罹患リスクを判定できることが明らかになり、これらの質問項目を含む「歯周病セルフチェックアンケート」の開発に至ったとのこと。

 「歯周病セルフチェックアンケート」は、統計解析及び臨床的観点からアンケートの再現性・妥当性が評価されたものであり、同研究は、自覚症状として捉えたアンケートの回答と歯周病の罹患との関係を明らかにした研究となっている。歯周病セルフチェックアンケートによって、個人の歯周病のリスクを把握することができるだけでなく、歯周病の疫学調査や検診で活用されることも期待される。

 なお、同研究の成果は10月8日に開催された第59回秋季日本歯周病学会学術大会において発表し、「日本歯周病学会会誌」(第60巻(2018)2号)に掲載された。

 DeNAライフサイエンスは、ヘルスビッグデータを用いて、病気になってから治す「シックケア」から、健康をケアし病気を予防する「ヘルスケア」への転換を促し、健康長寿社会の実現を目指しています。

DeNAライフサイエンス=https://dena-ls.co.jp


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