その他ニュース

ヤフー、「全国統一防災模試」の結果速報を発表、宮城・高知・福島・熊本・岩手など被災地や大地震が予想される地域が平均点・偏差値の上位に

2018.04.13 19:40 更新

 ヤフー(以下、Yahoo!JAPAN)は、東日本大震災から7年を迎えた3月に、改めて震災の記憶の風化を防ぎ、災害への備えの重要性を啓発するため、スマートフォン用アプリ「Yahoo!JAPAN」内で、防災に必要な知識や能力を問う「全国統一防災模試」を3月1日から31日までの期間限定で実施し、64万9968名の参加を得た。今回、この「全国統一防災模試」の解答データから結果速報として、参加地域、性別、年代、平均点・偏差値といったデータを、熊本地震から2年を迎える4月14日を前に発表した。また、結果データの一部を、特設サイトでも公開している。

 今回発表された結果速報によると、「全国統一防災模試」の参加者属性は、年代ごとでは40代が最も多く、性別ごとでは女性の方が男性よりも多かった。年代別平均点では、10代の平均点が高い一方、高齢者は低い傾向となった。

 都道府県別の参加者人口比率は、「宮城県」「東京都」「神奈川県」「千葉県」「熊本県」がトップ5。そして、平均点・偏差値のトップ5は、「宮城県」「高知県」「福島県」「熊本県」「岩手県」の順となり、首都圏、被災地、南海トラフ地震の被害が想定される地域では、参加率、平均点・偏差値ともに高く、意識の高さがうかがえる結果となった。

 正答率の低かった問題としては、「避難場所」や「災害時帰宅支援ステーションとなり得る場所」「災害用伝言ダイヤル」といった、発災直後の次の行動の正答率が低い傾向にあった。正答率が50%以下だった設問は、「災害の危機から一時的に逃れる場合、適切な『避難場所』をすべて選びなさい」、「現在地から最も近い避難場所へ向かいたい。どこへ行きますか」、「家族の安否を知るため、災害用伝言ダイヤルの番号に電話をかけなさい」、「帰宅困難になったとき、災害時帰宅支援ステーションとなりうる場所をすべて選びなさい」、「倒れている人を発見。正しいスピードで心臓マッサージをしなさい」、「お札が破れていた。半額でも引き換えてもらえるのは、どのくらい残っていた時」、「『地震保険』で保証される金額の限度額は」となっている。

 「全国統一防災模試」の結果を受け、設問を監修した東北大学災害科学国際研究所の佐藤翔輔准教授は、「2018年3月時点で『防災士』の資格をもつ人は、全国で14万7481人(約15万人)。全国統一防災模試に、これよりもはるかに多い人数が参加したということは、様々な人に関心が及んで、模試にチャレンジしてもらったことになり、今回の取り組みが、全国的な防災への関心や機運を高めたことがわかる」とコメント。「都道府県別の平均点のトップ10は、東日本大震災や熊本地震の被災地や、南海トラフ地震や首都直下地震の想定エリア(それぞれ、宮城県・福島県・岩手県・熊本県、高知県・静岡県・三重県、東京都・神奈川県・千葉県)であった。被災の経験や、大規模な災害の発生に懸念のある場所では、防災の知識が高い傾向がある」と、結果速報について分析していた。

 「10代から70代までの平均点を見ると、年齢とともに点数が低くなっている。若いうちは、学校などの環境で防災を学ぶ機会があるが、大人になると自ら学ぼうとしなければ防災に触れることはなくなる」と、大人になるほど防災の知識は薄れてしまうと指摘する。「このように全国規模で国民の防災の知識に関するデータを集めた例は、これまでになかった。今回の解答データは、日本国民の災害を乗り越える力の現状を分析・把握できるという意味で非常に貴重なデータとなる。現状分析をしっかりと行い、今後の我が国の災害対応力の向上に役立ててほしい」と、「全国統一防災模試」をきっかけに日本の防災対応力がさらに高まることに期待を寄せた。

 Yahoo!JAPANでは今後、「全国統一防災模試」のデータをさらに分析して国や都道府県などの団体に提供し、さらなる防災意識向上に活用してもらえるよう取り組んでいく予定。

[Yahoo!JAPAN「全国統一防災模試」概要]
期間:3月1日(木)~3月31日(土)
実施場所:スマートフォンアプリ「Yahoo!JAPAN」内
設問数:25問(選択肢問題18問、インタラクティブ問題7問)
設問監修:東北大学災害科学国際研究所 佐藤翔輔准教授
所要時間:約15分
制限時間:なし(災害時には判断力が問われるため、解答スピードが点数に反映)

全国統一防災模試 特設サイト=https://bousai.yahoo.co.jp/pr/201803/


このページの先頭へ