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味の素、1回の採血で生活習慣病発症リスクなどを評価する「アミノインデックス リスクスクリーニング」を発売

2017.10.12 19:27 更新

 味の素は、1回の採血で現在がんである可能性を評価する従来の「AICS」に、“4年以内の糖尿病発症リスク”と“血液中の必須・準必須アミノ酸濃度に基づく栄養状態”の評価等を行う「アミノインデックス生活習慣病リスクスクリーニング(AILS(エーアイエルエス))」を追加した「アミノインデックスリスクスクリーニング(AIRS)」を11月から発売する。なお、AILS(エーアイエルエス)は単独では発売しない。

 現代の日本人は過剰栄養と不足栄養が同時に存在している問題に直面している。過剰栄養は運動不足を伴うことで肥満や糖尿病をはじめとする生活習慣病のリスクを増大させる。2016年に実施された厚生労働省「国民健康・栄養調査」によると、糖尿病が強く疑われる患者は約1000万人、糖尿病の可能性が否定できない予備軍は約1000万人と推定されている。糖尿病の予防には、発症の前段階で食生活や運動習慣を見直し、健康な状態に戻すことが大切だといわれている。

 その一方で、戦後、欧米型の食習慣へ変化したことによって、日本人のたんぱく質と脂質の摂取量は増加したが、近年は高齢者の食べる機能の低下に起因する食欲低下による不足栄養や間違った知識に基づくダイエット等によって、たんぱく質摂取量が減少している。2015年のたんぱく質の平均摂取量は、2000年比で男女共に約11%減少している(厚生労働省「国民健康・栄養調査」)。たんぱく質は体をつくる最も大切な栄養素で、その不足はロコモティブシンドロームや貧血、免疫力低下と関連があるという。

 血液中のアミノ酸濃度バランスは健康な人では一定に保たれているが、病気になるとそのバランスが変動する。同社は、さまざまな疾患で特徴的な変動を示す血液中のアミノ酸濃度バランスに着目し、現在の健康状態や病気の可能性を明らかにする技術を研究・開発した(「アミノインデックス技術」)。今回、この技術を応用し、生活習慣病の発症リスク等を評価する「AILS(糖尿病リスク)」と「AILS(アミノ酸レベル)」を開発したという。

 AILS(糖尿病リスク)は、“4年以内の糖尿病発症リスク”を評価する。人間ドック受診者7703名の血液中のアミノ酸濃度バランスを測定し、4年以内に糖尿病を発症した人と発症しなかった人との違いをリスク評価に応用している。

 AILS(アミノ酸レベル)は、食事から摂る必要がある10種類の必須・準必須アミノ酸の血液中の濃度を測定し、たんぱく質の構成成分であるアミノ酸が体内で不足しているかどうかを評価する。1890名の血液中の必須・準必須アミノ酸濃度を測定し、その結果をもとに偏差値化した。偏差値30未満を「低値」と設定し、10種の必須・準必須アミノ酸のいずれか1つでも低値になった場合に、AILS(アミノ酸レベル)が「低い」と評価する。

[発売日]11月

味の素=https://www.ajinomoto.co.jp


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