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東急不動産、日比谷公園隣接のオフィスビル「日比谷パークフロント」が竣工、建物の中に多くの緑を取り入れ働きやすい空間へ

2017.05.30 20:26 更新

 東急不動産は、同社がオフィスビル事業で取り組む、植物が持つ力を最大限に活用し、日本の新しい働き方をデザインする「Green Work Style Project」の第一弾物件である「日比谷パークフロント」が、5月31日に竣工することを発表した。5月26日に行われた内覧会では、日比谷公園に隣接するメリットを最大限に引き出すため、「公園の中のオフィス」をコンセプトに、日比谷公園の眺望だけでなく、建物の中まで公園のような快適さに包まれた働きやすさを提供するオフィスビルである点をアピールした。

 「『日比谷パークフロント』は、日比谷公園に隣接する希有な立地であるとともに、多くの官庁が集中する霞ヶ関エリアに位置し、地下では隣接ビルを通じて霞ヶ関駅と内幸町駅に直結する利便性の高い立地となっている」と、東急不動産 都市事業ユニット長の岡田正志専務が挨拶。「働く人々を笑顔にするオフィスビルの開発を目指し、働く場所(オフィス)を提供する企業として、オフィスワーカーが働きやすいオフィス空間をつくり、企業の『働き方改革』に寄与したいと考えている」と、オフィスワーカーの目線でビジネスを展開しているのだと訴える。「『日比谷パークフロント』では、日比谷公園に隣接というロケーションを最大限に活かし、緑をオフィスに効果的に盛り込んでいる」と、まるで公園の中で働いているようなオフィスビルを目指したのだと説明する。

 「当社は、これまでも新目黒東急ビルや新青山東急ビルで、屋上庭園やバルコニー、テラス等に緑を取り入れるなど、多様な形でオフィス空間に緑を取り入れてきた。今後も当社にしかできない街づくりを行っていくことで、空間に新たな価値を提案していきたい」と、多くのプロジェクトが進行している同社では、今後も緑を取り入れた新たなオフィス空間の提供を行っていくと意気込んだ。

 


 次に、東急不動産 都市事業ユニット 都市事業本部 ビル事業部の仲神志保グループリーダーが、「日比谷パークフロント」の概要について説明した。「『日比谷パークフロント』は、日比谷公園の南側に立地し、地下4階、地上21階の構造となっており、1フロア約630坪に窓を大きくとることで、開放的な空間を作り出している。6月1日には、隣接ビルを通じて霞ヶ関駅と内幸町駅に直結する地下通路がオープン。1階および地下1階のショップ&レストランゾーン『日比谷グルメリウム』は6月19日にグランドオープンする」と、先行して1階、地下1階部分がオープンするのだという。

 


 「オフィスワーカーが1日の大半を過ごすオフィスビルで、それぞれの理想的な働き方を実現できるよう、フレキシブルなオフィス空間を様々なシーンで利用できる入居者専用のスペースを提供する」と、共用部を多く設けることで、多様な働き方ニーズに対応するのだと訴える。「今回、オフィスワーカーの目線に立ち、建物の中に多くの緑を取り込むべく、“グリーン・ワーク・スタイル・プロジェクト”を発足。生産性の向上やコミュニケーションのアップなどにつなげるべく、グリーンアクションを提唱している」と、緑には、人にポジティブな影響を与えることが研究結果により明らかにされていることから、緑の力をオフィスに取り入れるためのアクションを提案しているのだと教えてくれた。

 


 「『日比谷パークフロント』でのグリーンアクションの具体策を検討するにあたっては、大都会の中心地にある公園に近接する本物件の立地条件と似た、ニューヨークマンハッタンにある『セントラルパーク』とその近隣のオフィスビルやオフィスワーカーをヒントにした。『リフレッシュの場として』、『クリエイティブな発想の場として』、『打ち合わせの場として』など、オフィスワーカーが日常的に緑と深く関わり、緑との調和を図りながらその恩恵を享受しているニューヨークマンハッタンで、オフィスワーカーの声やオフィスビルでの緑の活用事例について現地調査を行い、本物件での実行プランを考案した」と、具体的なグリーンアクションについて紹介。

 


 「100種類もの植栽が並ぶ日比谷セントリウムやオフィスロビーでは、日比谷公園と調和した植栽を選定し、日比谷花壇と共同でインナーグリーンに適した育成環境を整備した」と、緑あふれるオフィスを実現するために、多種多様な植栽を導入したのだと説明する。

 

 「この他、設計施工の鹿島建設、デザイン監修の日建設計、ランドスケープを担当したランドスケープデザインとの協業によって、日比谷公園をモチーフにしたテーブルや緑をまとったチェアなど、オリジナリティとクリエイテビティに富んだオフィスツールを制作し、2階グリーンラウンジに設置している」と、グリーンアクションは、他の企業も巻き込んで進められているプロジェクトなのだと教えてくれた。

 


 「最上階である21階には、開放的な空間に豊かな樹木を配した入居者専用スカイラウンジ・スカイガーデンも設置。ランチタイムや休憩、ミーティング、1人での集中タイムなど、様々なシーンで利用できる場所となっている」と、多様な働き方ができる環境を提供するのだと解説。「スカイラウンジでは、早朝から朝食サービスを行い、朝活をサポート。その他、懇親会やプレス発表会などによる貸切利用も可能となっている」と、オフィスワーカーのコミュニケーション推進に活用できる場になっているのだと話していた。

 


 そして、意と匠研究所の下川一哉社長とワーク・ライフバランスの小室淑恵社長をゲストに迎え、東急不動産 都市事業ユニット 都市事業本部の星野浩明本部長も交えたトークセッションも催された。下川社長は、「『日比谷パークフロント』には、緑の環境が多く、窓からの眺望はかなりリラックスできる空間が広がっている」と、緑に囲まれたオフィス空間に好感を持っている様子。「2階のラウンジスペースに設置されたインテリアにも緑が取り入れられ、リラックスできる環境を整えていると思われる。屋上には広めのガーデンが設けられているため、入居者同士でコミュニケーションを図るなど、様々な仕掛けも施されている点に、新しさを感じた」と、入居者に与えられる花壇など、働くこと以外にも、楽しさや開放感を提案するオフィス空間に仕上がっていると感想を述べていた。

 小室社長は、「『日比谷パークフロント』は、オフィススペースの広さで勝負するのではなく、高付加価値で新たなテナントを誘致する発想の転換によって働き方改革を具現化したオフィスビルであると感じた」と、オフィススペースをただ提供するのではなく、入居者の働き方にも配慮した空間づくりになっていると説明。「高齢者が増え、若者が減っていく中、多様な人種や性別で業務を行い、成果を上げていく必要に迫られている。こうした多様な人材が、時間や場所にとらわれず、自由にリラックスして働くのが今の働き方の中心になっている。この点を踏まえたオフィス環境を目指していると感じられた」と、現代の多様化するオフィスワーカーにマッチした空間提案を考慮し具現化したオフィスビルが「日比谷パークフロント」なのではないかと話していた。

 星野本部長は、「『日比谷パークフロント』は、“グリーン・ワーク・スタイル・プロジェクト”の第一弾の施設となる。緑がもたらす効果を実感してもらうと同時に、入居者にも、緑を維持していく取り組みに参加してもらうことで、一体感も築きあげていきたい」と、今後は入居者に積極的に緑を整備するための活動に参加してもらうためのアクションプランも策定していきたいと意気込んでいた。

[物件概要]
所在地:東京都千代田区内幸町二丁目1番6号
交通:東京メトロ千代田線他「霞ヶ関」駅徒歩3分・都営三田線「内幸町」駅徒歩5分
敷地面積:6089.61m2
延床面積:6万7123.88m2
構造・規模:鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造・地下4階地上21階建
設計:鹿島建設
施工:鹿島建設
竣工:5月31日(水)

東急不動産=http://www.tokyu-land.co.jp



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