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bitFlyer、独自ブロックチェーン「miyabi」を開発、業界最速スピードと契約や取引を柔軟に記述可能な拡張性と安全性も

2016.12.22 14:08 更新

 bitFlyerは、独自のブロックチェーンである「miyabi」を開発した。miyabiは独自のコンセンサスアルゴリズムによって業界最速のスピードを有するなど、世界でもトップレベルの性能を実現している。12月21日に行われた発表会では、このmiyabiに関する説明の他、カレンシーポートの杉井靖典社長とIBM ブロックチェーンアーキテクトの高城勝信氏をゲストに招き、ブロックチェーンの可能性などについて意見交換を行った。

 「当社は3年前に創業。ビットコインなどの仮想通貨の販売・買取・決済およびそれに付随するサービスの提供の他、ブロックチェーン技術を活用した新サービスの研究を行っている」と、bitFlyerの加納裕三社長が挨拶。「ブロックチェーンは、正当な取引だけを受理する堅牢性や優れた耐改ざん性を持つ。しかし、ファイナリティに時間を要し、ブロックによる手戻りリスクが存在したり、単位時間あたりのトランザクション処理量が少なかったり、取引者や取引の内容が公開されるため、プライバシーが保たれない恐れもある。また、電力を過剰に使用することになり、ブロックチェーンが分岐する可能性もある」と、ブロックチェーンの問題点を指摘。「こうした問題点を解決するべく、次世代のブロックチェーン型データベースmiyabiを開発した」と、オリジナルブロックチェーンの開発に着手したのだという。「miyabiは、当社で研究してきた新しい合意アルゴリズム“BFK2”を搭載。安全なスマートコントラスト実行機構“理(ことわり)”による資産計算に特化した通貨型の検査付き実行メカニズムとなっている。そして、毎秒1500トランザクション以上の処理能力を有している」と、miyabiの特徴について紹介してくれた。

 「miyabiでは処理速度が速くなり、実用にも耐えうる性能になった。さらにスマートコントラクトも実行可能となっていることから、これまでの分散型データベースを超える技術を有している」と、miyabiの位置づけについて言及。「miyabiは、既存のシステムの置き換えとして、銀行や証券会社での利用や、シェアリングエコノミーの基幹システムとして空き家の活用やカーシェアリングに活用できる。さらにはIoT時代のデータ管理として、食品トレーサビリティや不動産登記への活用も可能だ。マイナンバーや電子政府など政府システムへの活用も期待できる」と、miyabiの想定される活用事例についても考えを発表してくれた。

 次に、「ブロックチェーンのこれまでとこれから」と題し、カレンシーポートの杉井靖典社長とIBM ブロックチェーンアーキテクトの高城勝信氏の他、bitFlyerの加納社長と小宮山峰史取締役CTOも参加したパネルディスカッションが行われた。ブロックチェーンで何ができるかについて、高城氏は、「当社ではサプライチェーン的なことを模索している。そして、保険業界などは契約書の塊であることから活用できると考える」と、デジタルアセットすべてに使えるとのこと。

 杉井社長は、「エビデンスなどの証明が現時点では実現可能であると考えている。理由はトランザクションが少ないから。しかし、将来的にはそれの価値証明についても使えると考えている」と、少ないものから始めて徐々に多いものまでカバーできるようになると述べていた。加納社長は、「ブロックチェーンについては、プラットフォーム型パッケージ+SIという提供が考えられる」と、何かしらのサービス提供も視野に入れるべきとのこと。小宮山CTOは、「メディア証明については、今持っていることは証明するが、それが何かは証明できない。こうしたことができるようになればと思っている」と、ブロックチェーンでできる具体的な内容とさらに先の実現性について意見を述べていた。

 最後に、高城氏は、「ビットコインは怪しいと考える人も少なくないが、日本市場は安心・安全に使え、世界的に見ても精度は高い。それだけに、日本が世界の両替所として認知されていけば、bitFlyerはもっと盛り上がるはず」と、ビットコインの普及がbitFlyerに大きなムーブメントをもたらすと話していた。杉井氏は、「ブロックチェーンはたくさんの技術の寄せ集め。新しい技術を覚える必要性はない。日本は組み合わせの妙で産業を作ってきただけに、ブロックチェーンはまさに日本向きといえる」と、日本が得意とする分野に近い技術としてブロックチェーンを挙げていた。

 加納社長は、「世界で戦える会社を作ることが重要であると考えている。そうした意味では、今回の実証実験による結果は良いものが得られたと思っている」と、満足げな表情を浮かべていた。小宮山CTOは、「技術者の代表として、世界に名をとどろかせるものを作っていきたい」と、世界に向けた展開に想いを馳せていた。

 


 なお、同社は、新イメージキャラクターに女優の成海璃子さんを起用したCM「ビットコインはbitFlyer」を12月19日から公開したことも発表した。今回、仮想通貨業界初となる「bitFlyer」のCMは、「ビットコインはbitFlyer~世界は回る編~」(15秒/30秒)と、「ビットコインはbitFlyer~みんなでダンス編~」(15秒/30秒)の2パターンで公開している。【PR】

bitFlyer=https://bitflyer.jp/ja/


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