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ユニバーサル・サウンドデザイン、卓上型対話支援システム「コミューン モバイル」を発売、韓国BESCO S.I社と業務提携し韓国での販売も開始

2016.09.26 19:06 更新

 ユニバーサル・サウンドデザインは9月26日、同社が開発・販売している卓上型対話支援システム「comuoon(コミューン)」の新製品「comuoon mobile(コミューン モバイル)」を発売すると発表した。また、韓国のBESCO S.I社と業務提携を締結し、韓国で「コミューン」を販売することも発表した。

 「コミューン」の新製品発表を前に挨拶した、東京都議会議員の堀宏道氏は、「初めてユニバーサル・サウンドデザインの中石真一路社長に会った時、この人は本当に世の人のために何とかしたいという想いが強いと感じた。そして、卓上型対話支援システム『コミューン』を世に出すことで、多くの人々を助けることができるのではないかと思った」と、中石社長の人柄と製品の素晴らしさに感銘を受けたという。「東京都で実施しているトライアル制度への応募を勧めたところ、厳しい審査を経て、『コミューン』が東京都ベンチャー技術大賞を受賞。これによって多くの施設で使われるようになった」と、優秀賞受賞によって「コミューン」が多くの人々に認知されるようになったのではないかと訴える。「少子高齢化、長寿社会の中、『コミューン』は多くの人を救えるツールになり得ると思っている。そして、新製品ではコードレス化を実現したということで、さらなる発展が見込めるものと期待している」と、「コミューン」のさらなる可能性について言及していた。

 次に、ユニバーサル・サウンドデザインの中石社長が新製品について説明した。「当社は、世界中の“人と人”“人と物”との音声コミュニケーションをもっと快適なものへと変えていくことをミッションに掲げ、ビジネスを展開している」と、企業モットーについて紹介。「2013年の日本の難聴者数は約1500万人に達し、これは65歳以上の半数にあたる」と、日本が高齢化にシフトしていく中で、老人性難聴が増加しているのだと訴える。「一方、世界の難聴者数は、2015年に約5億人に達し、2025年には9億人に達すると見込まれている」と、世界の人口の11.3%が難聴者である時代が来ると予測する。「こうした中、世の中の常識では、補聴器によって、難聴者が救えるものと考えられていた。しかし、難聴の自覚がある人で、軽度・中等度の難聴者でも補聴器を装用している人はわずか7%でしかない」と、補聴器を利用する人はごくわずかなのだと指摘する。「この現状を打破するためには、話者側も協力し、より聞こえやすい環境を作ることが必要であると考えた」と、補聴器や人工内耳はもちろん、その人の持つ聴能に対し改善効果があるものを足し合わせて聞こえやすい環境を構築することが不可欠であるとのこと。

 「そこで、当社では、2014年に卓上型対話支援システム『コミューン』を上市した。『コミューン』は、話者の声を、スピーカーを通じて、難聴者に言葉を伝えるコミュニケーションツールとなっている。『コミューン』は、福祉器としての性能を評価されながら、斬新なデザインも評価され、グッドデザイン大賞も受賞した。そして2015年にはワイヤレス化を実現。2016年には、操作性の向上を図った次世代器も導入した」と、発売から3年が経過した「コミューン」は、毎年進化させてきたのだと胸を張る。「『コミューン』によって、聞こえにくい環境に変化をもたらしている。たとえば、家族の何気ない会話や病院での患者とのコミュニケーション。TVのボリュームも大きくすることなく、家族と一緒に普通の音で、同じ番組を楽しめるようになった」と、「コミューン」によって、難聴者を取り巻く環境が変化してきているのだと力説する。「今年4月に『障がい者差別解消法』が施行されたのだが、『コミューン』は、聴覚障害者向けコミュニケーション支援機器として、厚生労働省および東京都に採用された」と、新たな法律に向けた支援機器として高い評価を受けていると教えてくれた。

 「この『コミューン』をさらに使いやすく進化させたのが、新製品『コミューン モバイル』となる」と、新製品をアンベールする中石社長。「『コミューン モバイル』を開発するに至った背景には、訪問診療の際に『コミューン』を持ち運びたいという声や、営業の際に高齢者向けに持ち歩き可能な『コミューン』がほしいといった声が挙がっていた。また、車内や診察室でも利用したいといった声もあったことから、新たに携帯できる『コミューン』を開発した」と、ユーザーニーズを反映した製品なのだと訴える。「『コミューン モバイル』では、アンプ部とスピーカー、バッテリーをひとつにした。また、シンプルな操作を実現。3時間充電で4時間の稼働が可能となっている。マイクとの接続を自動化。ユニバーサルマウントを採用したことで、カメラスタンドなど多様なマウントへの接続も可能となっている」と、新製品の概要について紹介。「『コミューン』の持つ聞こえやすさはそのままに、モバイル向けに最適なデジタルアンプを新日本無線、佐賀エレクトロニックスと共同開発した」と、他社とのアライアンスによって、さらに性能がアップしたのだと胸を張った。

 


 「『コミューン モバイル』は11月24日から予約販売をスタート。12月26日からは量産モデルの出荷を予定している。なお、『コミューン コネクト』のトランスミッターにマイクスタンドを搭載し、ケーブルレスで設置がスマートになった『ワイアレス スタンドマイク』も今後販売する予定だ」と、「コミューン モバイル」の発売によって、様々な環境で、難聴者とのコミュニケーションが可能になると話していた。

 今回、韓国のBESCO S.I社との業務提携について、引き続き中石社長が説明した。「当社は、BESCO S.I社と業務提携を行い、『コミューン』を韓国で販売する」と、世界戦略の一環として、BESCO S.I社と提携し、「コミューン」を多くの人に知らしめる活動を行っていくとのこと。業務提携の発表に際して登壇した、BESCO S.I社のキム・ヨンベ社長は、「当社はオーディオ製品の販売を行ってきた企業である。そんな中、コミュニケーションの支援ツールとして『コミューン』に興味を持ち、実際に私の母でテストを行った結果、素晴らしい反応を得ることができた」と、「コミューン」導入の背景について解説。「テストの結果、韓国でも多くの人に受け入れられると判断したことから、韓国において『コミューン』の販売代理を務めることにした」と、韓国の難聴者も納得する高性能に、成功を確信したのだと力説する。

 「『コミューン』は、難聴者とのコミュニケーションインフラになり得ると考えている」と、韓国の難聴者に「コミューン」を届けたいと意気込んだ。中石社長も、「両社が互いに研鑽することによって『コミューン』の魅力をさらに高められると思っている。この業務提携を機に、リスニングイノベーションを世界に発信していきたい」と、国内のみならず海外の難聴者を支援していきたい考えを示した。【PR】

[小売価格]オープン価格
[発売日]12月26日(月)

ユニバーサル・サウンドデザイン=http://u-s-d.co.jp/


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