医療最前線

日本赤十字社、献血つながりプロジェクト「みんなの献血」を発足、乃木坂46が年間を通じてイベントや絵本・学校での献血プロモーションを実施

2019.06.11 18:31 更新

 日本赤十字社は、献血つながりプロジェクト「みんなの献血」を6月11日から展開する。同日に行われたプロジェクト発足イベントでは、「みんなの献血」のイメージキャラクターを務める乃木坂46の齋藤飛鳥さん、星野みなみさん、堀未央奈さん、山下美月さん、与田祐希さんが登壇し、新プロジェクト名のロゴデザインを披露した他、同プロジェクトの詳細を通じて、献血の大切さや命の大切さについて語ってもらった。

 「献血は、ケガをしたり、事故を起こした人が手当てをする目的で多く利用されていると思っている人が多いようだが、がん治療などで輸血する人が献血利用者の大部分を占める」と、日本赤十字社 献血事業本部 経営企画部の小室裕希献血推進課長が挨拶。「献血参加者は上昇傾向にあるものの、20代や30代といった若年層の参加者が減少している」と、献血を支えている世代は、40代、50代が中心となっており、若年層の参加が急務であると訴える。「輸血は、長期保存ができないため、安定的に献血に参加してもらうことが必要となる。それだけに、多くの人が献血に興味、関心を示し、輸血を必要としている人々に希望を届けてあげたい」と、献血の重要性を説いていた。

 次に、献血つながりプロジェクト「みんなの献血」のイメージキャラクターに就任した乃木坂46の齋藤飛鳥さん、星野みなみさん、堀未央奈さん、山下美月さん、与田祐希さんが登場し、新プロジェクト名のロゴマークをアンベールした。堀さんはロゴマークについて、「献血という言葉と、文字がすべてつながっている点が、人と人とのつながりを表現しているロゴになっていると思う」と、今回のプロジェクトに込められた想いが伝わるロゴマークになっていると述べていた。

 前回の「はたちの献血」に引き続きイメージキャラクターを務めることについて、齋藤さんは、「すごく光栄に思う。献血という言葉を多くの人に届けていきたい」と、新プロジェクトでも献血の大切さをしっかり伝えていくと意気込んだ。

 星さんは、「献血オリジナル絵本が制作されるので、子どもの頃から献血について身近に感じてもらえるのではないかと期待している」と、絵本を通じて、幼少の頃から献血の大切さを学ぶことができるのではないかと語っていた。

 堀さんは、「『はたちの献血』のイメージキャラクターを務めたことで、友人や周りの人が、献血についていろいろ相談してくれるようになった。献血がもっと身近に、そして当たり前のものになるように、PRしていきたい」と、献血のことについて多くの人々に知らしめていきたいと話していた。

 山下さんは、「乃木坂46のメンバー全員を献血に誘いたい」と、まずはメンバーが率先して献血に参加するようにしていきたいとのこと。「『はたちの献血』の時には、ファンがどや顔で献血カードを見せてくれた。こうしたファンも増やしていきたい」と、ファンの人たちにも積極的に献血に参加してほしいと語っていた。

 与田さんは、「今回のプロジェクトでは、学生の人たちに献血のことを学んでもらうイベントを計画しているということなので、とても期待している」と、学校で献血の大切さが学べることは素晴らしい取り組みではないかと話していた。

 そして、スペシャルゲストとして輸血経験者の友寄蓮さんが登場。友寄さんは、学校などに出向き、輸血経験者からの“ありがとうの手紙”を朗読するなど、「みんなの献血」プロジェクトに参加するのだという。「『はたちの献血』では、乃木坂46のプロモーションによって献血の参加者が増加したと聞いた。『みんなの献血』においても、さらなる参加者の増加に貢献してもらいたい」と、乃木坂46による献血の大切さのアピールが、さらなる献血参加者の増加につながるのではないかと期待を寄せていた。齋藤さんは、「献血は少し遠いものと感じている人も多いのではないかと思っている。こうした人たちをなんとか近くに感じてもらえるように、献血の大切さを伝えていきたい」と、献血をもっと身近に感じてもらえるように、しっかりアピールしていきたいと意気込んだ。

 最後に、日本赤十字社の高橋孝喜血液事業本部長が「みんなの献血」プロジェクトの意義について改めて説明した。「昨年は、約470万人の人々が献血に参加してくれた。しかし、少子化の影響から10代、20代の献血参加者が大きく減少している。また、30代の参加者の減少も深刻だ。将来の輸血医療を支える若年層の献血参加者の増加は非常に重要なことと考えている」と、若年層の献血参加者の増加は急務なのだと指摘する。「若年世代に献血の重要性を知らしめるべく、昨年に引き続き、乃木坂46のメンバーにPRしてもらうことにした。新プロジェクト『みんなの献血』を通じて、献血の輪が大きく広がっていくことを期待している」と、年間を通じて、献血の重要性を多くの人々に知らしめる活動を行っていくと訴えた。

日本赤十字社=http://www.jrc.or.jp/


このページの先頭へ