医療最前線

たばこによる健康被害のない社会の実現に向けて、「タバコフリーサミット」が東京で開催

2017.05.18 17:57 更新

 たばこによる健康被害のない社会の実現に向けたサミットが、5月27日に東京都医師会館(御茶ノ水)で開催される。

 午前中の第1部は、世界で初めて受動喫煙と肺がんのリスクに関する研究を発表した平山雄博士の業績を記念した「タバコフリー日本賞」の授賞式や、日本の喫煙環境の問題について、国際水準の政策実現に向けたシンポジウムなどが行われる予定だ。

 また、第2部では、医療者、市民、行政によるネットワークでのタバコのない社会実現に向けた取り組みや、新型タバコの問題点、遠隔診療やアプリによる新たな禁煙支援方法などが紹介される。冒頭では、小池百合子東京都知事も挨拶に訪れる予定。

 厚労省研究班によると、日本では、受動喫煙によって、肺がん、虚血性心疾患、脳卒中、乳幼児突然死症候群で死亡する人は、年間1万5000人と推計されており、受動喫煙によって、重大な健康被害が起きているという視点に立って、職場や公共施設での禁煙環境の法制化が現在検討されている。

 タバコフリーサミットの望月友美子実行委員長(日本対がん協会参事)は、「オリンピックを控え、公共の場や職場での例外なき屋内禁煙を実現するのはもちろん重要なことだが、最終目標ではない。そのような社会環境整備と多様な主体の連携協力により、究極的にはたばこの最大の犠牲者である吸う人を減らし、たばこによる健康被害のない社会を次世代のために実現するのがこのサミットの目指す姿」と述べた。さらに、今回のサミットについて、「医療や公衆衛生に携わる関係者だけでなく、これまで他人の煙のなかで我慢をしていた人や、子どもを持つお母さんなど、幅広い人々に参加してもらいたい」と、一般の人からのサミットへの参加を呼びかけた。

 参加申し込みは、「タバコフリーサミット」公式サイト(http://www.tobaccofreesummit.tokyo)で受け付けている。

[開催概要]
名称:TobaccoFreeSummit Tokyo2017
【第1部】
主催:厚生労働省、公益社団法人東京都医師会、公益財団法人日本対がん協会
・主催者挨拶
・「平山雄博士の業績を記念する:タバコフリー日本賞」授賞式
・シンポジウム「タバコフリーオリンピックをめざして。」
・基調講演「受動喫煙防止対策の徹底について」
・討論「国際水準の政策実現に向けて~日本の課題と期待~」
【第2部】
主催:公益社団法人東京都医師会
・挨拶(垣添忠生日本対がん協会会長、小池百合子東京都知事・予定)
・ビデオメッセージ:WHO 世界禁煙デー2017「タバコはすべての人をおびやかす」
・「繁田正子氏の理念を記念する:タバコフリー社会デザイン賞」授賞式
・タバコ社会の未来型マーケティング戦略
・喫煙者への未来型アプローチ大作戦:禁煙支援の新たな潮流
・繋がりがつくりだす「タバコのない社会」:「地域」×「健康」
・協働でつくりだす「タバコのない未来」:共通のビジョンに向かって
問合わせ先:TEL 03-5530-9025(平日10:00~17:00)

TobaccoFreeSummit Tokyo2017 参加登録は下記URLから
http://www.tobaccofreesummit.tokyo



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