保険・ライフ

日本損害保険協会、「お父さんのための地震ドリル」の体験結果を発表、全国平均は54.26点で防災や地震保険に関する知識が「足りない人」は6割以上に

2019.03.27 17:15 更新

 一般社団法人日本損害保険協会は、昨年8月24日から特設WEBサイトで掲載している「お父さんのための地震ドリル」の体験結果を3月25日に発表した。この結果、2月28日までの体験者数は延べ7万7431人で、全国平均は54.26点となり、体験者の62%が正解率25~55%の「足りないんだぁ!お父さん」に該当していた。

 「お父さんのための地震ドリル」は、大地震に見舞われた際にかけがえのない家族と家を守るため、地震と防災、そして暮らしを再建するための地震保険について、気軽に学んでもらえるように制作したWEBコンテンツとなっている。昨年8月24日の掲載開始から2月28日までの地震ドリル体験者数は、全国男女延べ7万7431人で、性別は男女比が6:4、年代は35~44歳が最も多く33%という結果になった。

 防災や地震保険に関する設問20問(1問5点で100点満点)をすべて回答した延べ2万8214人の平均点数は54.26点だった。点数に応じて5パターンの「あなたの頼れるお父さん度」を設定しているが、54.26点は、頼れる度「足りないんだぁ!お父さん」となり、回答者の62%がこれに該当していた。また、都道府県別の平均点は、1位は宮城県だが、それ以外では、近年、自然災害や大きな地震が発生した地域や、南海トラフ地震などの被害が想定される地域での点数が高い傾向となった。

 「お父さんのための地震ドリル」の問題内容は、「地震と防災」に関する問題が7問、「経済的被害・生活再建にかかる費用」に関する問題が4問、「地震保険」に関する問題が9問あり、全20問で構成されている。これらの正解率(2月12日~28日までの期間の体験者の解答結果)を算出したところ、「地震と防災」に関する問題の平均正解率54.1%、「経済的被害・生活再建にかかる費用」に関する問題の平均正解率55.6%に対して、「地震保険」に関する問題は平均正解率が48.9%で、最も低い正解率という結果になった。地震と防災、経済的な問題に関する知識は少なからずあるものの、地震保険の詳しい仕組みに関する知識は「足りないんだぁ!!」という人が多い状況がうかがえる。

 地震に備えるためのポイントは、(1)「災害」から目を逸らさず、(2)「わが事」として捉え、(3)生活再建に必要な準備を講じておくこと--とされている。今回、「お父さんのための地震ドリル」で、正解率ワースト1の問題は、日本で起きている地震の発生確率を問う問題であった。日本は、全世界の1%未満の広さだが、世界の地震の約10%が日本周辺で発生しているという。被災した際には、まず命を守ることが大切だが、被災後の生活再建も考えておく必要があるとのこと。

 ファイナンシャルプランナーの清水香氏は、「私は、個人の望む暮らし(ライフプラン)実現のために、その裏付けとなるマネープランのアドバイスをしている。その観点からみると、災害が相次ぐ昨今、被災の可能性を無視したライフプランはもはや成り立たなくなったといえる。被災後にやってくるのは生活再建という高いハードル。つまり、お金の問題だ。被災後の必要資金を、貯蓄で賄うことは容易ではなく、保険がほぼ唯一の家計再生の手段となる。私たちに災害を止めることはできないが、お金の準備はすぐできる。被災を『わが事』として捉え、いまこそ準備を進めていってほしい」と、万が一の事態に備えて、地震保険に入っておくことの重要性を訴えた。

日本損害保険協会=http://www.sonpo.or.jp/
お父さんのための地震ドリル=https://www.jishin-hoken.jp/drill/


このページの先頭へ