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「みんなと食べる!大腸活テーブル」オンラインランチ会、青学・駅伝部 原監督が共食のメリットを語る、大腸を整えることがアスリート力を高める一助になると実感

2020.08.06 20:28 更新

 昨年9月に設立した大腸活コンソーシアム(参画企業:武田コンシューマーヘルスケア、帝人、東亜薬品工業、森永乳業)は、8月5日に、大腸の腸内フローラをケアする「大腸活」とみんなで食べる「共食」の価値を広めるため、第2回目となる「みんなと食べる!大腸活テーブル」オンラインランチ会を開催した。同イベントでは、「夏の体づくりと大腸によいランチ」と題して、青山学院大学陸上競技部長距離ブロックの原晋監督、原監督の奥様で同大学陸上競技部の町田寮の寮母を務める原美穂氏、同大学の長距離ブロック主将の神林勇太選手、フィジカルトレーナー・青学駅伝チームトレーナーの中野ジェームズ修一氏の4名それぞれの観点から「夏の体づくりと大腸によいランチメニュー」のポイントや「共食」のメリットについて語った。

 昨今、免疫力に対するニーズが高まっているが、全身の健康の要である「大腸」は免疫のカギを握る大切な器官とされている。大腸活コンソーシアムでは、ビフィズス菌や酪酸菌などの善玉菌とそのエサを補う大腸に良いメニューによって大腸をケアする「大腸活」を推奨しているとのこと。また、在宅勤務・外出自粛が続く中、友人・知人などと一緒に食事をする「共食」の価値が見直されている。「共食」には、食事の満足度が高まったり、自身の健康意識を考える機会になったり、普段は食べない食材を食べるきっかけになるといった様々なメリットがあるといわれている。「みんなと食べよう!大腸活テーブル」は、大腸の腸内フローラのケアを行う「大腸活」とみんなで一緒に食べる「共食」の価値の双方を伝え、ウィズコロナ期間を楽しく健康的に乗りきる食習慣を広めていく機会を提供するべく開催した。

 「みんなと食べよう!大腸活テーブル」に参加したのは、青山学院大学陸上競技部長距離ブロックの原晋監督、原監督の奥様で同大学陸上競技部の町田寮の寮母を務める原美穂氏、同大学の長距離ブロック主将の神林勇太選手に加え、数々のアスリートのフィジカルトレーナーである青学駅伝チームトレーナーの中野ジェームズ修一氏。これに約250名の一般参加者も加わり、各々が用意した昼食を食べながら、ランチ会がスタートした。

 ランチ会の原監督・美穂氏、神林選手のランチメニューについて、原美穂氏が解説。「メニューは、肉炒め、ご飯。みそ汁は、ワカメ・お麩・ネギがなかったのでシソの葉を入れた」とのこと。「彩りをよくするために、赤色のトマトを入れたかったが、神林選手がトマト嫌いなため、昼食のメニューには加えないようにした」と、選手の好き嫌いも考慮したメニューを日々考えているのだと教えてくれた。

 一方、長野遠征に行った際の合宿所のメニューについては、原監督が解説してくれた。「肉や魚、デザートまで、様々なメニューを提供してくれる。長距離選手は甘いものは食べないとイメージしているようだが、我がチームはそこまで管理しておらず、好きなものを楽しく食べてもらうことをモットーにしている」と、これはダメということではなく、1日に必要な栄養をバランスよく楽しみながら摂取してもらうようにしていると述べていた。中野氏は、「いわしのパスタでDHAやEPAを摂取し疲労回復をうながす。トマトはビタミンCが豊富で夏にぴったりな栄養素だと思った。これで6品目なのだが、1日14品目を摂るように心がけている」と、様々な品目をバランスよく摂取するようにしていると語っていた。

 次に、夏のカラダ作りの点で注意しているポイントを聞いた。原監督は、「脱水症状からくる熱中症には気を付けている。この防止策として、朝起きてすぐに水を飲むようにと伝えている。お味噌汁を含めた水分補給に気を配るようにしている」と、睡眠で体内から失われた水分をすぐに補給するようにしていると話していた。美穂氏は、「昼と夜との寒暖差が激しい時は、学生の服装をチェックしたりして、1枚余分に練習に持っていくようにさせている」と、体が冷えてしまわないように、羽織るものなどを持参するように声をかけていると述べていた。神林選手は、「夏の合宿では、長い距離を走る練習を行うので、ご飯の量を増やしながらエネルギーを補給するようにしている」と、距離を走るからこそ、たくさん食べるようにしていると話していた。これについて中野氏は、「ご飯をしっかり食べることは脱水症状の予防につながる。糖質は水分を吸着する役割があるため、体への保水を促してくれる」と、炭水化物を食べることで、より体内に水分を補給しやすくなるのだと教えてくれた。

 「よく自主性が大事だといわれるが、本当に指導者側が自主性をキーワードに指導しているのかと問いかけたい。青学陸上部では、ターゲットとなる試合に向けてその1~2ヵ月前から練習計画書を渡して、どう努力をしていくかをアレンジさせるような仕掛けをしている。学生に走る本数や時間を伝えるのは1週間に3回程度。残りの3回は自分たちで強度・距離を決めて走ってもらっている」と、主体的に目標に向かって行動する仕組みが実践されているとのこと。神林選手も、「高校までは与えられた練習メニューをこなすだけだったが、大学では自分で考えて行動するようになった」と、現在では自分で考えて行動することが当たり前になっていると語っていた。

 「共食」のメリットについて美穂氏は、「個別に好きな時間に食事をしていると、全部食べずに残す学生も多くいた。そこで、みんなで食べるようにしたところ、仲間と一緒に食べることで美味しく感じるようになり、残さなくなった。またよく噛んで食べるようにもなった」と、共食を取り入れたことで、すべての食事をしっかり残さず食べるようになったという。中野氏は、「一人で食べるとすぐ食卓を離れたくなるので、どうしても早食いになってしまう。しゃべりながら食べることで咀嚼が増える」と、黙って食事をするのではなく、話しながら食事をすることの大切さについて解説してくれた。神林選手は、「食べることよりも話すことの方が多いぐらい、楽しく食事ができている。入寮してから一回も体調を崩していない」と、共食によって栄養もしっかり取れていると自己分析していた。

 最後に原監督は、「改めて整理ができた。腸を整えることがアスリートのパフォーマンスを向上させる第一歩になると感じたランチ会だった」と、勉強になったと感想を述べていた。美穂氏は、「これまで実践したことが実は理にかなっていることがわかりホッとした。今日学んだことを踏まえて学生たちと接していきたい」と、学んだことを今後に活かしたいと述べていた。神林選手は、「腸のことを深く考えることはなかったので、今後はしっかり腸活を実践していきたい」と、腸を整えることの重要性を噛み締めていた。中野氏は、「腸とパフォーマンスの研究も進んできた。内臓が強い選手にどうやったら変えられるかという時代になってきたかと思うと、このランチ会はとても意味のあるものだと感じた」と、内臓を鍛えることもアスリートとして重要な時代になっている点を改めて実感していた。

大腸活コンソーシアム=https://www.daichokatsu.com/


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