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新潟県柏崎市、食味値85点以上の高数値ブランド米「米山プリンセス」を発売、堆肥や有機100%の肥料で土づくりをした農地で生産される1等米コシヒカリ

2018.11.02 22:50 更新

 新潟県柏崎市は、食味値85点以上(米の美味しさを示す指数で、点数が高いほど美味しいとされている)の高数値をもつブランド米「米山プリンセス」の本格デビューに向けて11月1日に新米お披露目発表会が行われた。発表会では、柏崎市長が「米山プリンセス」への期待と自信について挨拶した他、大きめの粒とツヤ、香りが良く、しっかりとした甘みが特徴な点や、堆肥および有機100%の肥料で土づくりをした農地で生産される1等米コシヒカリであり、食味に影響するタンパク質含有率が6.0%以下であることなどを条件とした高品質なブランド米であることをアピールした。

  「柏崎市は“洗練された田舎”を目指している。この実現には、感性や人々の想いの他、農村部のほのぼのとした雰囲気が合わさることが必要であると考えている」と、柏崎市の櫻井雅浩市長が挨拶。「今年は、雨量が少なく米を育てる環境としては厳しいものがあったが、農家の努力によってブランド米『米山プリンセス』をデビューさせることができた」と、厳しい条件の中、新たなブランド米を披露することができたと安堵の表情を浮かべる。「今まであるものを大切にしながらも、新しい技術を使いながら安心で美味しいお米を作っていければと思っている。そして、『米山プリンセス』が柏崎市を代表するブランド米に育っていくことを願っている」と、新たなブランド米を展開することによって、柏崎市の魅力もしっかり伝えていきたい考えを示した。

 次に、「米山プリンセス」について、柏崎市産業振興部農政課の小林義博課長が説明した。「柏崎市は人口約8万5000人で、42kmの海岸線をもつ稲作中心の米単作地帯であり、刈羽三山から流れ出る清水や5割減栽培の普及、低たんぱく米として、全国に安全安心で美味しいお米を届けている」と、柏崎市は米の生産に適した地域なのだと紹介する。「そして今回、水・土・人の心を込めたブランド米『米山プリンセス』を、日本国内だけでなく、将来は世界にも届けるお米として育てていく」と、世界に発信するお米として誕生したのが「米山プリンセス」なのだと訴える。

 「『米山プリンセス』は、柏崎市の刈羽三山から命名。安心安全、高品質、良食味、土づくりという4つの認定基準を満たしたお米のみが『米山プリンセス』を名乗ることができる」と、高い認証基準を設けていると力説する。「安心安全については、『有機JAS規格』または『新潟県特別栽培農産物認証』であり、色彩選別機や石抜き機を採用していなければならない。高品質については、1等米で、1.9mm以上の網目を使っている必要がある。良食味では、食味値が85点以上でたんぱく質含有率が6.0%以下でなければならない。土づくりでは、有機100%肥料を使用し、秋すき込みを行うことを条件としている」と、高い認証基準について教えてくれた。

 


 「今年は、デビューイヤーということもあり、生産量も少ないため、ふるさと納税の返礼品として消費者に届ける予定だ。そして、来年以降は生産量を増やし、誰にでも手が届くお米として販売していく」と、今年はプレ販売を行い、来年以降本格的に消費者のもとへ「米山プリンセス」を届けていきたいとアピールした。

 そして、「米山プリンセス」第一号生産者の上野治氏が挨拶した。「夏は猛暑であったことから、田植えの時期を6月にずらし、稲の刈取は10月に行った」と、今年の猛暑で田植えの時期がイレギュラーになってしまったと説明する。「7月後半から8月は用水制限もあり、稲の管理に大変苦労した」と、雨量も少なかったことから、少ない水で稲を育てる必要があったと述懐する。「しかし、8月中旬から9月は一転して雨量が多く、晴れの日も少なかったことから、稲の出来が心配された」と、今年は極端な天候であったため、各農家が苦労したと話していた。

 「今回誕生した『米山プリンセス』を全国に発信していくことで、柏崎のお米が知られ、地元の活性化につながるものと期待している。来年以降も各生産者と協力しながら美味しいお米を届けていく」と、柏崎市の顔となるべき存在の「米山プリンセス」をしっかり育てていくと力強く語ってくれた。

柏崎市=https://www.city.kashiwazaki.lg.jp/


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