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江崎グリコ、「人生100年時代を腸から『食物繊維とビフィズス菌』腸研究セミナー」を開催、食物繊維とビフィズス菌を同時に摂取するシンバイオティクスの新たな可能性を紹介

2019.03.22 10:56 更新

 江崎グリコは、人生100年時代が叫ばれるこれからの時代に向けて、「人生100年時代を腸から『食物繊維とビフィズス菌』腸研究セミナー」を3月19日に開催した。今回のセミナーでは、腸内フローラ研究の第一人者である慶應義塾大学薬学部 教授の長谷耕二先生を招き、腸内細菌叢(マイクロバイオーム)と健康の関係性、および食物繊維とビフィズス菌を組み合わせたシンバイオティクスの新たな可能性について紹介した。また、今注目の食物繊維「イヌリン」の優位性について説明した他、江崎グリコ独自のビフィズス菌BifiXに関する最新研究結果も発表した。

 「私たちの体は50~60兆個の細胞で作られているが、腸内には約100兆個もの細菌が棲んでおり、細菌ゲノム全体で800万個の遺伝子が存在しているといわれている。また、腸内細菌叢の構成菌の種類と数は、個人によって大きな差があり、そのバランスは日々の食事に影響されることがわかってきた。ブルキナファソとEUの子どもの腸内細菌叢を解析した研究では、それぞれの子どもの腸内細菌の構成は全く異なるものだった」と、慶應義塾大学薬学部 教授の長谷耕二先生が、腸内細菌叢の構成は一人ひとりの個人差が大きいことを紹介。「人間が食べたものは、ほとんどが小腸で消化吸収されるが、可溶性食物繊維やオリゴ糖、レジスタントスターチなどの発酵性炭水化物は消化されることなく、大腸まで達する。そして、これらが腸内細菌によって分解され、酢酸やプロピオン酸、酪酸など様々な代謝物を産生する」と、腸内細菌の働きについて解説した。

 「腸内細菌によって産生された代謝物は、宿主の代謝系や免疫系を調節する役割があることが研究によって明らかになってきた。例えば、腸内細菌由来の酪酸は、免疫系を調節して、炎症性腸疾患であるクローン病の発症を抑制する。また、酢酸は、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の発症を抑制。プロピオン酸は、アレルギー性気管支炎の抑制に有用作用することがわかっている」と、腸内細菌叢のバランスを良好に保ち、有用な代謝物を産生することが、全身性疾患の抑制につながるのだと指摘した。「近年では、腸内細菌叢を改善する新たな方法として、シンバイオティクスへの期待が高まってきている。シンバイオティクスとは、乳酸菌やビフィズス菌などのプロバイオティクス(有用細菌)と、フラクトオリゴ糖やイヌリン(食物繊維)などのプレバイオティクス(機能性食品)を組み合わせて摂取することで腸管環境を整えるというもの。これまでのシンバイオティクスに関する研究結果から、体脂肪率の抑制や敗血症合併症の予防、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の改善などの効能が示唆されている」と、シンバイオティクスは、腸内細菌叢を改善し、健康増進につながる可能性があるとの考えを示した。

 続いて、DKSHジャパン 生産資材事業部門 食品・飲料ビジネスラインの辰巳泰久氏が、食物繊維イヌリンの特長について紹介した。「イヌリンは、ごぼうやたまねぎ、ニンニクなど様々な植物に存在する水溶性食物繊維で、とくにチコリの根に豊富に含まれている。当社では、イヌリン製造のパイオニアであるべネオ社と契約し、1990年代からチコリ由来イヌリンを国内に輸入している」と、チコリ由来イヌリンにおいて国内No.1の輸入量を誇っているという。「べネオ社のイヌリン『オラフティ』は、100%チコリ根を原料としており、熱水抽出のみで製造され、短鎖から長鎖までのイヌリンを含んでいる。これにより、長い大腸でバランスよく、100%腸内細菌に発酵される」とのこと。「海外では、パンやシリアル、焼菓子、ドリンク、乳製品など多数の食品に使われており、より安心安全を求められる育児粉乳には欠かせない素材とされている。世界の水溶性食物繊維市場では、イヌリンがトップシェアとなっている」と、イヌリンは水溶性食物繊維のグローバルスタンダードであると強調していた。

 ビフィズス菌BifiXに関する最新研究結果について、江崎グリコ 健康科学研究所の馬渡隆志氏が説明した。「ビフィズス菌BifiXは、1万菌株もの当社独自の乳酸菌・ビフィズス菌の中から選び出した、健康なヒト由来のビフィズス菌株となっている。ビフィズス菌BifiXは、平均10倍以上に腸内で増殖するとともに、腸内のビフィズス菌をよく増やす効果があることがわかっている。また、内臓脂肪低減効果やインスリン感受性改善効果があることも明らかになっている」と、ビフィズス菌BifiXを摂取することで健康維持に期待できるという。「最新の研究では、ビフィズス菌BifiXと食物繊維イヌリンを同時に摂取すると、ビフィズス菌Bifixを単独摂取した場合と比較して、腸内ビフィズス菌数がより増加することが確認された。また、ビフィズス菌BifiXがあまり増加しなかった被験者でも、ビフィズス菌BifiXとイヌリンを同時に摂取すると、腸内のビフィズス菌数は増加することがわかった」と、ビフィズス菌BifiXとイヌリンの組み合わせが、多くの人の腸内細菌叢を改善する手段になりえることが明らかになったと述べていた。

 最後に、江崎グリコ マーケティング本部 乳業マーケティング部の齋藤康雄氏が、3月25日からリニューアル発売する「BifiXヨーグルト」について紹介した。「近年、日本のヨーグルト市場は停滞を続けている。その理由には、ヨーグルトの持つ機能性が消費者に正しく理解されていないことがあると考えている。そこで今回、『BifiXヨーグルト』を全面リニューアルし、食物繊維イヌリンとビフィズス菌BifiXの“おいしい相乗効果”を打ち出していく」と、リニューアルを行う背景を説明。

 「リニューアル商品には、生きておなかで増えるビフィズス菌BifiXと、ビフィズス菌を働かせる食物繊維であるイヌリンを配合した。ラインアップは、『加糖タイプ』から『プレーン(砂糖不使用)タイプ』、『フルーツタイプ』、『ドリンクタイプ』まで、消費者のニーズに合わせて豊富に揃えている」と、健康的で幸せな人生100年時代を腸から応援していくと話していた。【PR】

江崎グリコ=https://www.glico.com/jp/


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