健康食品・医薬品

大塚製薬、頭脳スポーツの将棋を応援するべく外国人女流棋士カロリーナ・ステチェンスカ女流1級と栄養サポート契約を締結、製品の提供や管理栄養士による食事指導などで支援

2018.04.03 20:23 更新

 大塚製薬は4月3日、身体に必要な5大栄養素を手軽に摂れるバランス栄養食「カロリーメイト」を通じて、栄養バランスをサポートする栄養スポンサー契約を、史上初の外国人女流棋士カロリーナ・ステチャンスカ女流1級と締結することを発表した。同日行われた締結式では、「カロリーメイト」が行ってきた栄養分野の研究結果について発表した他、カロリーナ女流1級と栄養スポンサー契約に至った経緯や、カロリーナ女流1級と日本将棋連盟モバイル編集長兼プロデューサーの遠山雄亮六段による頭脳スポーツと栄養バランスを考えるトークセッションも行われた。

 「当社は、人々の健康を身体全体で考え、疾病の治癒から日々の健康維持・増進までを目指したトータルヘルスケアカンパニーとして展開。医療関連事業では、世界の患者が一日も早く病気から快復できるように新たな治療薬を提供している。一方、ニュートラシューティカルズ関連事業では、世界の人々をより健康でアクティブにする製品を提供している」と、大塚製薬 ニュートラシューティカルズ事業担当の井上眞専務が挨拶。「ニュートラシューティカルズのルーツは、当社が展開している医療分野の輸液や栄養製品を基に健康維持や予防医療という観点から誕生した」と、ニュートラシューティカルズ事業が誕生した経緯について紹介する。「ニュートラシューティカルズ事業で提供するバランス栄養食『カロリーメイト』は、口ではなく頭で食べる製品として、ビジネスマンや受験生などから高い支持を得ている」と、脳の活性化をサポートする製品として好評を得ているとのこと。「今回、『カロリーメイト』を通じて、史上初の外国人女流棋士であるカロリーナ・ステチャンスカ女流1級と将棋界の栄養をサポートすることができることを光栄に思っている」と、頭脳スポーツとも呼ばれる将棋の棋士たちの栄養をサポートしていくことで、バランス栄養食が人々の健康に寄与していくことを知らしめていきたい考えを示した。

 次に、遠山雄亮六段が「対局時の集中力の高め方」について講演を行った。「日本には男女300名のプロ棋士がおり、昨年最も対局を行ったのが藤井聡太六段で、年間73局も行った。この対局数は想像を絶する数である。ちなみに私は39局と、藤井六段の半分程度の対局しか行わなかった」と、将棋の対局は、1人年間何百局も行っていると思われがちだが、40~50局程度が平均で、藤井六段は、とんでもない数の対局を行っているのだという。「将棋の対局時間は、平均10時間以上にも及ぶため、自宅に着くのは深夜や朝方ということも少なくない」と、長時間に及ぶ対局で、心身ともに疲労困ぱいになるという。「対局で負けた後は、さらに疲労感が倍増する」と、勝負ごとでもあるだけに、勝ち負けによっても、疲労感が変わってくるのだと訴える。「長時間の対局になってくると、どうしても終盤に集中力を切らしてしまう。このため、いかに集中力を切らすことなく、長時間の対局を乗り切っていくかが重要になっていく」と、集中力が切れることで、ミスなどを招き、勝負が決してしまうことも少なくないのだと強調していた。「高い集中力を維持していくためには、休憩時の食事や間食など栄養管理を意識することが重要となっていく」と、栄養面にも気を配ることも、棋士が大きな大会で勝ち進んでいくためには必要なのではないかと話していた。

 では、集中力を高めるために、どんな栄養管理が必要になってくるのだろうか。大塚製薬サイエンスコミュニケーション担当の只野健太郎課長が、「脳の活性と栄養バランスの関係」について紹介した。「脳はブドウ糖をエネルギー源としており、神経伝達物質のシナプスが集中力などに関与している。そしてこれまでの研究では、ブドウ糖だけが供給されれば脳は活動すると考えられていた。しかし、頭を働かせるためには本当に糖質だけでよいのか、と当社では考えていた」と、糖質を摂取することで脳が活性化して記憶力が高まるという研究結果があるものの、糖質だけが脳を活性化させているのか疑問に感じていたのだという。「そこで、健康な成人男性20名を対象に、栄養バランスのよい食事(洋風パン食と栄養調整食品)、おにぎり、何も食べなかった場合の知的作業への集中度を測定した」と、栄養と脳の働きに関する試験を行ったとのこと。「その結果、栄養バランスのとれた食事で集中度が高く維持された」と、ほとんどが糖質であるおにぎりよりも栄養バランスのよい食事の方が、集中度が高かったのだという。「栄養バランスのとれた食事では知的作業能力も高まった」と、とくに測定開始から時間が経過した後に、知的作業能力も高まったのだという。

 「この結果をさらに裏付けるべく、健康な成人6名(男女)に、簡単な記憶テストを食事前、食後30分、90分、180分の4回行い、脳活動をMRIで測定した。その結果、栄養バランスのとれた食品では糖質のみに比べて脳活動が高まった。また、栄養バランスのとれた食品では集中度の低下も抑えられた」と、ブドウ糖が有効に脳細胞で使われるためには、補助的な栄養素をバランスよく摂ることが重要なのだと説く。「頭をきちんと働かせ集中して粘り強い勝負をするためには、糖質だけに頼るのはNG。栄養をバランスよくとることが重要となる」と、集中力を維持させるためには、栄養バランスを考えた食事を心がけることが必要であると訴えた。

 この後、大塚製薬 製品部の仲尾綾カロリーメイトプロダクトマーケティングマネージャーが、今回カロリーナ女流1級とサポート契約するに至った経緯や、頭脳スポーツと栄養バランスの重要性などについて説明した。「バランス栄養食『カロリーメイト』は、5大栄養素が手軽に摂れる製品となっており、ビタミンは1日に必要な量の約半分を摂取することができる」と、製品特徴について紹介。「ブロック、ゼリー、ドリンクの3タイプの形状で展開しており、ブロックは1本100kcal、ゼリー・缶は1個で200kcal摂取することができる」と、製品概要についても教えてくれた。「1983年の発売時には、スポーツ栄養としてアスリートたちから注目を集めた。現在では、朝食や受験勉強の間食、妊婦の栄養補給、災害備蓄など、多くの人々の健康と生活を支える存在へと進化していった」と、お菓子でもジュースでもない「バランス栄養食」という市場を創造してきたとのこと。「体を動かすときだけでなく、頭を動かすときの栄養バランスが重要と考える『カロリーメイト』では、これまでも考える人をサポートしてきた」と、ビジネスパーソンや受験生の栄養補給に欠かすことのできない商品として市場に訴えてきたのだと強調する。

 「そして今回、考える人の象徴でもある将棋の棋士を栄養面からサポートし応援していきたいと考えた」と、頭脳スポーツと呼ばれる将棋への取り組みを行っていくという。「学生大会の特別協力として製品提供と栄養啓発活動を実施していく他、全国の将棋教室で栄養啓発活動も行っていく。さらに、丸山忠久九段に『カロリーメイト』ゼリー製品のTV-CMにも出演してもらっている」と、日本将棋連盟との様々な取り組みをスタートさせているのだと説明する。「この一環として、外国人初の女流棋士カロリーナ・ステチェンスカ女流1級と栄養スポンサー契約を締結する。彼女には、製品提供による栄養サポートの他、管理栄養士による食事指導も行っていく」と、カロリーナ女流1級の栄養面をバックアップしていくと話していた。「さらに、カロリーナ女流1級のこれまでをアニメーション化したムービー『すすめ。カロリーナ。』を製作。今年6月にWEB上で公開する予定だ。これに先立ち、メインビジュアルとティザームービーを4月3日から公開する」と、カロリーナ女流1級の活躍をアニメ化した作品にも注目してほしいと訴えた。

 そして、カロリーナ女流1級が登場。仲尾マネージャーから栄養スポンサー契約にあたり締結のパネルが贈呈された。「『カロリーメイト』については、来日した時に商品を知った。ネーミングが私の名前に似ているとは思っていたが、まさかこうして栄養スポンサー契約を締結してもらえるとは思ってもいなかった」と、カロリーナ女流1級にもこの展開は読めなかったという。仲尾マネージャーは、「『カロリーメイト』を通じて、カロリーナ女流1級の栄養面を全面的にサポートしていく」と、カロリーナ女流1級のますますの活躍の一助を担いたい考えを示した。

 この後、カロリーナ女流1級と遠山六段、フードコネクション代表で公認スポーツ栄養士の橋本玲子先生による栄養バランスに関するトークセッションが行われた。まず、対局時の朝食について問われた遠山六段は、「ご飯に味噌汁、焼き魚にサラダ、フルーツをいつも妻に作ってもらっている」と、和食を食べて対局に臨んでいるとのこと。一方、カロリーナ女流1級は、「対局の近くのお店でサンドウィッチと紅茶ということが多い」と、洋風朝食で対局に臨むという。この朝食について橋本先生は、「遠山六段の朝食はとてもバランスのとれたメニューとなっている。カロリーナ女流一級も、パンは炭水化物、ハムが脂質、卵がたんぱく質、サラダからビタミンやミネラルを摂取できるため、バランスのよい食事といえる。ただし、飲み物は紅茶ではなく、オレンジジュースに変えることで、ビタミンCを摂取できるようになる」と、カロリーナ女流1級の朝食メニューは変化をつけることで、さらにバランスの良い食事になると教えてくれた。

 では、昼食は何を食べているのだろうか。カロリーナ女流1級は、「昔はおにぎり2個を食べていた。しかし、それだけでは後半、空腹のため集中力が切れる傾向にあった。そこで、最近は天ぷらそばを食べるようにしている」とのこと。遠山六段は、「鰻を食べることが多い。ただし、ご飯は少なめにするようにしている。鰻は疲労回復につながると聞いたので、実践している」と、豪華な食事でスタミナをつけていると教えてくれた。この昼食に橋本先生は、「カロリーナ女流1級の天ぷらそばは、エネルギーが多くとれるのでよいのだが、栄養が偏ってしまっているので、対局中に、多くの栄養分が補給できる『カロリーメイト』などでバランスを補ってほしい」と、間食によって、栄養バランスを整えてほしいとのこと。「遠山六段は、スポーツアスリートのような栄養管理をしている。鰻はたんぱく質とビタミンが豊富なので午後の対局もベストな状態で臨めると思う」と、太鼓判を押していた。

 間食についてカロリーナ女流1級は、「紅茶に砂糖を入れて飲む程度」と、あまり、口に食べ物を含まないという。遠山六段は、「1時間おきに、チョコレートや野菜ジュースなどを補給するようにしている」と、こまめに間食していると話していた。この2棋士について橋本先生は、「間食は、頭脳を使う人にとって捕食になる。『カロリーメイト』のようなブロックを1本あるいは、2本ほど食べることで、さらに集中力を高めることができる。また、対局中はストレスがかかり、たんぱく質やビタミンが消失しやすくなる。こうした栄養素を計画的に摂取してあげることも重要になる」と、どんな栄養素をどんな場面で摂取した方がよいか、2棋士にアドバイスしていた。最後にカロリーナ女流1級は、「『カロリーメイト』の力を借りて、初段を目指して頑張りたい」と、栄養面のバックアップを得たことで、今年は大きく飛躍したいと意気込んでいた。

大塚製薬=https://www.otsuka.co.jp

 


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