健康食品・医薬品

スーパー大麦素材事務局、スーパー大麦「バーリーマックス」のブランドロゴを発表、日清シスコとはくばくが新商品を展開

2016.12.20 22:35 更新

 スーパー大麦素材事務局は、スーパー大麦「バーリーマックス」の今後のブランド構築に向けたブランドロゴの発表と採用企業の商品発表会を12月12日に開催した。発表会では、「バーリーマックス」の開発経緯や商品概要を説明するとともに、日本市場向けのブランドロゴが披露された。また、日清シスコとはくばくの2社から「バーリーマックス」を採用した商品がリリースされることが発表され、それぞれの商品の特長について紹介してくれた。

 「昨今、雑穀・麦分類を中心とした食品が好調に推移している。これは、様々なメディアで取り上げられ注目を集めている腸内フローラの改善に、雑穀・麦分類の食品が貢献できると期待されていることが背景にある」と、スーパー大麦素材事務局の藤田康人氏が挨拶。「最近の研究では、腸内フローラは、大腸だけでなく、免疫系・内分泌系・循環器系・脳機能・腎臓・肝臓など多くの疾患に影響を及ぼしていることがわかってきている。こうした中で、今回、天然の食物繊維を豊富に含み、腸内フローラ改善が期待されるスーパー大麦『バーリーマックス』の日本市場でのブランド力向上を図るべく、商品共通のブランドロゴを発表する」と、新たにブランドロゴを発表する狙いを説明した。

 続いて、豪州で「バーリーマックス」を開発したThe Healthy Grain社のロバート・バーバリーCEOが挨拶。「当社は、オーストラリア連邦科学産業研究機構が2009年に立ち上げた食品ベンチャー企業となる。新しい穀物を育て、その原料から完成品までの流れを管理している」と、企業概要について紹介。「オーストラリア連邦科学産業研究機構では、約20年前から大麦の研究開発を開始しており、長年の品種改良を経てスーパー大麦『バーリーマックス』の開発に成功した。日本市場では、2015年から帝人との共同開発を進めているが、日本の消費者は腸内フローラへの関心が高く、すでに大麦を食べる習慣があることから、大きなビジネスチャンスがあると考えている」と、日本市場でも「バーリーマックス」が多くの人々に利用されることに期待を寄せた。

 「バーリーマックス」の商品特長について、The Healthy Grain社のポール・シムス テクニカルビジネスマネージャーが説明した。「豪州では、肉食の文化が進み、慢性疾患の患者が増え、社会問題になっている。こうした中、大腸がん患者が少ないアフリカ系民族の食生活に着目したところ、彼らは普段から穀物類をよく食べており、その穀物にはレジスタントスターチが含まれていることがわかった。そこで、レジスタントスターチを多く含む大麦の開発に着手したのが始まりだった」と、「バーリーマックス」の開発に至る経緯について解説。「多くの大麦品種から選び抜かれた“Himalaya”を原種として、10年におよぶ品種改良によって、高機能大麦の『バーリーマックス』が完成した。豪州では、シリアルやオートミールなどで、生活者の中に徐々に浸透していっている」と、10年間の品種改良の成果が「バーリーマックス」として結実したのだと力を込めた。

 「『バーリーマックス』は、通常の大麦に比べて、レジスタントスターチが4倍、水溶性食物繊維が2倍も多く含まれているのが特長だ。善玉菌をいくら摂取しても、腸内に善玉菌のエサがなければ活発に働くことはできない。この点、『バーリーマックス』では、善玉菌のエサとなる水溶性食物繊維が豊富に含まれているので、腸内フローラの改善に期待できる」と、食物繊維の含有量が非常に高い穀物であるとのこと。「さらに、『バーリーマックス』は、通常の大麦とは異なる特別な構造をしており、フルクタン、β-グルカン、レジスタントスターチの3種類の食物繊維を含んでいる。まず、フルクタンが腸の入り口付近で血糖値の上昇や脂質の吸収を抑える。次に、β-グルカンが腸の真ん中付近で余分な糖質の消化吸収を抑える。そして、最後にレジスタントスターチが腸の奥付近でヤセ菌を強化して腸内改善を図る」と、3段ロケットのように食物繊維が吸収されることで、腸の奥まで善玉菌のエサを届けることができると胸を張っていた。

 ここで、「バーリーマックス」のブランドロゴが披露された。このロゴは、1食(1サーブ)あたり4g以上「バーリーマックス」を配合している商品に対して、パッケージなどで使うことができるという。また、ブランドロゴの発表と同時に、日清シスコとはくばくの2社が「バーリーマックス」を採用した商品を展開することが明らかにされた。日清シスコは、「スーパー大麦 グラノーラ」を2017年1月4日に発売。はくばくは、「バーリーマックス入り雑穀ごはん」を2017年2月1日に、「バーリーマックス」を2017年3月1日に発売する予定だ。各商品の特長について、担当者が紹介してくれた。

 「現在、グラノーラの市場はやや伸び悩んでいる状況にある。これは、グラノーラに関心が高い消費者が一巡したことが挙げられる。今後は、高感度層の購入頻度と個数を上げていくとともに、低感度層には啓蒙活動による間口の拡大が必要になる。そこで、高機能性と話題性を備えた『バーリーマックス』を採用した商品を提案することで、グラノーラ市場の活性化を図っていく」と話すのは、日清シスコ マーケティング部の松長直樹ブランドマネージャー。

 「新商品『スーパー大麦 グラノーラ』は、『バーリーマックス』を1食分(50g)あたり4g配合し、1日に必要な食物繊維の3分の1以上(6.8g)を摂取できるグラノーラとなっている。おいしさにもこだわっており、隠し味にアーモンドペーストを入れて焼き上げることで、『バーリーマックス』のカドを取りバランスの良い味わいに仕上げた。また、具材には、連食を誘う酸味のある果実と、食感が楽しめる柔らかい果実を4種類(いちご、りんご、レーズン、クランベリー)使っている」と、「バーリーマックス」の健康価値に加え、独特の雑穀感を絶妙に引き立てる味わいを追求したと話していた。

 「米関連カテゴリーは市場が拡大基調にあるが、とくに精麦カテゴリーのシェアが大きく伸長し、大麦商品が市場活性化をけん引している。その中で今回、スーパー大麦の『バーリーマックス』に着目し、ミックス雑穀として『バーリーマックス入り雑穀ごはん』、単一雑穀として『バーリーマックス』の2品を上市する」と、はくばく 市場戦略本部の輿石修本部長。

 「『バーリーマックス入り雑穀ごはん』は、お米と混ぜて炊くだけで、『バーリーマックス』の独特な食感と甘味が楽しめる雑穀ごはんの素。もち性の黒米、もちきび、もちあわをブレンドすることで、見た目の華やかさと食べやすさをプラスした」とのこと。「『バーリーマックス』は、大麦本来の味、香り、食感が楽しめる商品。そのままでも食べられるが、クリームスープやポテトサラダ、ハンバーグなどに入れると、食感と見た目をワンランクアップさせることができる」と、雑穀ごはんだけでなく様々な料理に「バーリーマックス」を活用してほしいとアピールしていた。

日清シスコ=https://www.nissin.com/jp/about/nissincisco/
はくばく=http://www.hakubaku.co.jp/



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