健康食品・医薬品

新田ゼラチン、コラーゲンペプチドの最新トレンドを紹介、糖尿病と美容に関する新たな機能性が明らかに

2016.09.21 19:37 更新

 総合コラーゲン企業の新田ゼラチンは、「Nitta コラーゲンペプチド市場・機能性研究の最新トレンド」と題した記者説明会を9月14日に開催した。今回の説明会では、美容・健康に役立つ素材として、とくに女性から注目を集めているコラーゲンペプチドについて、開発経緯や市場動向を紹介した他、機能性研究の成果として、糖尿病と美容に関する新たな効果を見いだしたことを発表した。

 「当社は、1918年に創業し、ゼラチンを中心に事業を展開してきた。ゼラチンの主力市場は、マッチから始まり楽器、感圧紙と変遷し、一時は写真市場が大きく拡大した。しかし、デジタル化にともない写真市場が縮小し、現在は食用が主力となっている。その中で新たな市場開拓として、機能性栄養食品のコラーゲンペプチドに力を注いでいる」と、新田ゼラチンの尾形浩一社長が挨拶。「コラーゲンペプチドの開発がスタートしたのは1990年、沖縄の会社から、パイナップルの残渣を有効活用できないかという依頼がきっかけだった。パイナップルにはタンパク質の分解酵素が含まれているので、タンパク質が原料のゼラチンと組み合わせることで、新しい素材が生まれると考えた。この結果、ゼラチンのタンパク質が分解され、コラーゲンペプチドが精製された」と、コラーゲンペプチドの開発経緯について説明した。

 「2000年からコラーゲンペプチドを商品化したのだが、その後、当社独自の臨床試験および大学との共同研究によって、肌や骨、関節などへの整理活性機能があることがわかってきた。商品形態も、パウダーからドリンク、ゼリー、タブレットへと広がり、最近では一般食品にも使われるようになったことで、市場が盛り上がりつつある。これに加えて、機能性表示制度が開始されたことも追い風となり、今後さらに市場は伸びていくと予測される」と、コラーゲンペプチド市場は拡大基調にあるのだと指摘する。「当社では、コラーゲンペプチドを、姿を変えて暮らしを支える美と健康の原石と位置づけ、『Wellnex』ブランドを立ち上げた。『Wellnex』は、健康を意味する『Wellness』と無限の可能性を意味する『X』を合わせた造語であり、コラーゲンペプチドを通じて、明日の暮らしを、未来の常識を変えていくことを目指す」と、コラーゲンペプチドのブランド展開によって、消費者へのさらなる認知拡大を図っていくと意気込んだ。

 続いて、新田ゼラチン ペプチド事業部 研究員の小泉聖子氏が、コラーゲンペプチドの新たな機能性について解説した。「現在、日本では糖尿病患者が増加し続けており、予備群を含めると2050万人ともいわれている。そこで、コラーゲンペプチドに糖尿病への効果があるのかを確かめるべく、21~50歳の糖尿病患者を対象に、プラセボ二重盲検法での臨床試験を実施した」と、糖尿病に対する機能性研究を行ったという。

 


 「この結果、コラーゲンペプチドは、空腹時血糖値、HbA1c値ともに正常範囲にまで改善し、デキストリンよりも有意に改善した。また、インスリン抵抗性についてもデキストリンに比べて有意に改善した」と、コラーゲンペプチドには血糖上昇を抑制する効果があることが示唆された。「コラーゲンペプチドは、インスリンの分泌を促進させるホルモン『GLP-1』の分泌を促すと共に、『GLP-1』を不活化する酵素『DPP4』の働きを阻害する作用があることもわかってきた」と、血糖値上昇を抑えるメカニズムも明らかになりつつあるのだと話していた。

 


 「美容効果の観点では、今までコラーゲンペプチドは1日5gの使用を推奨していたが、1日3gでも効果が実感できるかを調べた。使用量が少なくても効果があれば、錠剤やカプセルなどアプリケーションの幅がさらに広がることになる」と、少量で美容効果があるのかどうかを調査したという。「30~57歳までの女性を対象に、プラセボ二重盲検法で臨床試験を行ったところ、コラーゲンペプチドは3gでも目尻のシワを有意に減少させた。また、同様に肌の保湿性も有意に向上し、肌の弾力やハリについても有意に改善していた。この結果から、コラーゲンペプチドは1日わずか3gの使用で、肌の保湿性、シワ、弾力・ハリに効果があることが示された」と、美容への高い効果が認められたことで、今後、さらに幅広い美容商品にコラーゲンペプチドが使われることに期待を寄せていた。

新田ゼラチン=http://www.nitta-gelatin.co.jp/
Wellnexブランドサイト=http://wellnex-collagen.com/



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