健康食品・医薬品

SBIホールディングスとRIZAPグループ、細胞を元気にするアミノ酸「ALA」の認知度向上に向けて協業

2016.07.12 20:41 更新

 SBIホールディングスとRIZAPグループは、7月12日に、細胞を元気にするアミノ酸「ALA」に関する業務提携について説明する発表会を行った。発表会では、両社のシナジーによって、人々のヘルスケアに対して貢献するべく、細胞を元気にするアミノ酸「ALA」の可能性について紹介した。

 「SBIグループは、創業以来、ベンチャーキャピタルファンドの運営を通じて、IT・バイオ分野を中心とするベンチャー企業の投資・育成に注力してきた」と、SBIホールディングスの北尾吉孝社長が挨拶。「バイオの分野においては、ベンチャーへの注力投資からスタートしたものの、当社自身も子会社を設立し、バイオ関連事業への参入を果たした」と、バイオ関連については、投資だけでなく自ら研究開発等を行っているのだと訴える。「バイオ関連事業は、まだ赤字事業であるが、10年後には収益の1/3を担う事業に成長させる」と意気込む。「この成長のカギを握るのが、有効成分ALA。地球上に生命が誕生したときにも関わっていたと考えられるALAは、ヒトや動物のエネルギー生産や水分維持など、健康維持に欠かせない重要な役割を果たす。それだけに、健康食品、化粧品、医薬品、肥料、飼料など多岐にわたる分野での商品化が可能となっている」と、同社が取り組む有効成分ALAについて解説。「ALAの特性を活かし、様々な分野で商品化を実現してきた」と、数々の商品を市場に投入してきたのだと胸を張る。

 「昨年12月には、ALAを含有する初の機能性表示食品『アラプラス 糖ダウン』を発売した」と、多くの相談薬局やドラッグストアで商品が店頭に並んでいるという。「また、ALAに関連する特許をすでに36件も取得している。例えば成人病に関する特許ではあらゆる分野をカバーしている」と、他に類を見ない特許数を誇るのだと力説する。「例えば、ミトコンドリア病治療薬開発の進捗としては、医師主導治験が進行中で、終了した探索試験結果については分析中となっている」と、医師等と密接に連携しながら、研究開発を行っていると強調した。「私が考える人類の健康に貢献してきたものは、石鹸、抗生物質、ステロイドだと思っている。これにプラスして、今後貢献するものと期待されるのがALAだと思っている」と、人類の健康を大きく左右する存在になり得るのがALAなのだと力を込める。「ただし、ALAの認知度がまだ低いことから、今後3年間で認知度を70%に引き上げるべく、今回、RIZAPグループとヘルスケア領域に関わる事業分野を中心に、様々な協業を推進していく」と、会員制フィットネスクラブ「ライザップ」の運営をはじめ、美容・健康に関する多くのヒット商品を開発・販売するRIZAPグループの力を借りて、ALAの認知を引き上げたいと訴えた。

 続いて、RIZAPグループの瀬戸健社長が今回の協業などについて説明した。「当社は現在業績拡大にともない、売上・利益共に拡大中だ。また、海外でもビジネスを展開中。順調に稼働ゲスト数を増やしている」と、業績について説明。「新規事業として『RIZAP GOLF』を展開。レッスンスタジオ以外の領域にも挑戦している」と、スコアにコミットするという新たなスタイルのゴルフレッスンビジネスをスタートさせたのだという。「また、『RIZAP ENGLISH』を7月1日からスタート。トレーニング分野以外の領域に対してもコミットしていく」と、TOEICのスコアにコミットしていくのだと訴えた。「そして『RIZAPフード』事業で展開する『コミットスイーツ』は、想定の3倍以上を上回るヒット商品となった。今後は、法人へのランチデリや、飲料などの分野にも進出を検討している」と、企業とのコラボ展開も加速していると教えてくれた。

 「さらに、医療機関との連携も推進中だ。日本肥満症治療学会などの学会との関係も強化中となっている」と、提携医療施設も1年間で120施設にまで拡大したのだという。「そこで、当社では、医師の臨床試験によるヘルスケアプログラムを構築。まず、RIZAPを体験した医師がプログラム構築に関わることで、より効果的なプログラム構築が可能となっている」とのこと。「医学的見地および科学的見地から、より安全性が確保された、より効果の高いプログラムの構築に参画してもらう」と、シニア向けプログラムや疾患を持つ人のためのプログラム等を構築していくと訴えた。「新たな事業提携の取り組みとしては、RIZAPグループとSBIホールディングスの共同で、ALAの市場を創造し、衣料・医薬領域まで拡大を狙っていく。まず、人間ドックとRIZAPを組み合わせたメディカルプランを策定。7月にALAを活用した共同開発商品『RIZAP ACTIVE』の販売を開始した」と、販売当初から大きな反響を得られる商品なのだと語気を高めていた。「今後は、数百億円規模のポテンシャルを持つALA市場に向けて、両社の強みを活かして、市場を確立させていく」と、SBIグループとの提携で、ALAのマーケットを確固たるものに押し上げていくのだと強調した。

 慶應義塾大学大学院 教授 政策・メディア研究科 兼 環境情報学部 兼 医学部 内科講座 兼 先端生命科学研究所 ヘルスサイエンスラボ 代表 博士の渡辺光博先生が、ALAの概要について解説してくれた。「ALAは体内で生産される天然のアミノ酸。エネルギーの生産工場であるミトコンドリアで生産される。たんぱく質ではなく、呼吸を行うヘム酵素や血液の酸素運搬に必要となるヘモグロビンとなる」と、ALA(5-アミノレプンリン酸)について紹介。「呼吸は、解糖系・β酸化からTCAサイクルそして電子伝達系のプロセスが連続して起こる。ALAはこの電子伝達系でエネルギーを生産している」と、ALAが働くメカニズムについても教えてくれた。「つまり、ALAが代謝を亢進し、エネルギーと水を生成している」と、ALAは糖や脂肪の燃焼に寄与し、体の保水に作用するのだと説明してくれた。

 「ただし、ALAの生産量は加齢やストレスによって減少。理論的には120歳でALAの生産量はゼロになるといわれている」と、人間が健康的に生きていられるのは、120歳までなのかもしれない。「ALAを摂取するには、日常の食事から補うことが想定されるが、1日に望ましいといわれるALAを取るには、赤ワイン6本以上、トマト150g以上、ほうれん草93kg以上とされている」と、日常から摂れるALAの量は不足しているのだという。「加齢・疫病の進行が起こり、体内のALAが不足すると、栄養素の蓄積から肥満・高血糖となってしまう。これがエネルギー代謝の低下につながる」と、ALAの不足によってエネルギー代謝の悪循環が起こるのだと説く。「これを好循環に導くには、ALAを体内に取り込むしかない」と、ALAの投与が好循環につながるのだと話していた。「ALA摂取で細胞を活性化させることで、加齢にともなう症状に対して様々な効果が発見されている」とのこと。「ALAによって境界型糖尿病患者の血糖値を改善できたり、基礎代謝の向上、体温の上昇や内臓脂肪蓄積が抑制される。また、ALAによって肌の水分量と弾力量も向上する」と、血糖値の改善や基礎代謝の向上、水分量の減少にともなう肌トラブルの解決などが期待できるのだと解説してくれた。「つまり、ALAは次世代のエイジングケアに必須の代謝活性成分である」と、渡辺先生はまとめていた。

 


 この後、北尾社長、瀬戸社長、渡辺先生に加えて、SBIファーマの中島元夫専務が加わり、ALA摂取によって得られた効果などについて語ってくれた。北尾社長は、「ALAを摂取すると、爪がよく伸びるようになり、髪もすぐに長くなる。また、睡眠も改善されて、体温も上昇し、この何年も風邪をひいていない」とのこと。瀬戸社長は、「筋肉に対する効果が感じられ、疲れにくくなった。また、睡眠もよく眠れるようになった」と、ALAが筋肉に大きな作用をもたらしている点を紹介してくれた。

 


 渡辺先生は、「頭の回転がよくなり、やる気がでてくる」と、精神的な部分においてもALAはプラスに作用してくれるのではないかとコメントしていた。これらについて中島専務は、「ミトコンドリアは熱も生産する。このため体温が上昇したのだと考えられる。また、ALAによって疲労の耐性ができる点が運動の時によい効果をもたらしているものと思われれる。そして、ALAは二日酔い防止にも効果的であることも実証されている」と、様々な分野で効果が実感できるのがALAなのだと教えてくれた。

SBIホールディングス=http://www.sbigroup.co.jp/
RIZAPグループ=https://www.rizapgroup.com/
SBIファーマ=http://www.sbipharma.co.jp/


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