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ユースキン製薬、高保湿処方のハンドクリーム「ユースキンhana」を発売、夏に増える肌トラブルや手荒れ予防法も紹介

2014.07.09 20:58 更新

 ユースキン製薬は7月9日、ロングセラー商品「ユースキンA」の技術を活かして誕生したハンドクリームの新シリーズ「ユースキンhana(ハナ)」を、9月から全国の薬局・ドラッグストアで発売することを発表した。同日行われた新製品発表会では、「ユースキンハナ」の製品概要を紹介した他、よしき皮膚科クリニック 院長の吉木伸子先生による勉強会を開催。「魅せる脚」ケアと夏の肌トラブルなどについてレクチャーした。

 「当社は、今年9月で創業60周年を迎える。この60年間を支えてきた商品は、創業2年目に販売を開始した『ユースキンA』となる」と、ユースキン製薬の野渡和義社長が挨拶。「『ユースキンA』を発売した当初は、すでに手荒れ対策用のクリームが発売されており、製品認知度はもとより、販路の確保にも苦戦していた。そんな中、消費者にサンプルを配り、気に入ってもらった人に向けて販売してほしいということを薬局・薬店で根気よく説明したのが奏功し、『ユースキンA』は市場で認められるようになった」と、製品の良さには絶対的な自信があったものの、販売経路がなかなか広がっていかず苦労した時期もあったという。「また、他社製品は、医薬品から医薬部外品とすることで販路を拡大する中、当社は、医薬品にこだわることで、逆に薬局・薬店との関係を深めることができた」と、苦労して確保した販路との関係を重要視したことが、結果的に、薬局・薬店での「ユースキンA」の露出を高めることになったと振り返っていた。

 「こうした中、手荒れ対策用クリーム市場は、尿素入りのものなど新しいタイプも台頭。逆風にさらされる時期もあったが、当社の基本販売戦略であるサンプル配布の強化を行うことで、何とか乗り越えることができた」と、ぶれない販売姿勢が、50年以上におよぶロングセラーにつながった最大の要因であると分析していた。「しかし、『ユースキンA』も医薬部外品にするべきとの声を受けて、ドラッグストアやスーパーマーケットでも販売を開始。気が付けば、手荒れ対策クリーム市場でトップシェアを確保するまでに至っていた」と、市場で確固たる地位を確保することができたと胸を張った。

 「これまで、良い製品を使ってほしいという想いから、走り続けてきた60年間であったと考えている。そして今回、これまでの当社の技術に新たな価値を加えた製品を上市する」と、同社の製品力をさらに消費者に訴えるべく、新しい商品を市場に投入するという。「『ユースキンA』にはない特長をもった、香りなども楽しめる製品となっている。当社の情熱や意欲が十分に伝わる製品であると思っている」と、新商品の飛躍に意欲を見せていた。

 次に、よしき皮膚科クリニック 院長の吉木伸子先生が、まず「魅せる脚になる 角化のメカニズムの新常識とフットケアの誤解」について解説してくれた。「『ユースキンA』を使ったセルフケアによる足の角質改善を見た結果、『ユースキンA』を塗布し始めて4日間で、マッサージした足の方が改善していたことがわかった」と、短期間で角質改善が見られたという。「7日目には足の乾燥が解消されたことで、すねの肌の質感が変わっていた」と、乾燥の改善も見られたという。「もともと肌の表皮は水分を含んでいる。これを外部に出さないようにしているのが角質だ。ただし、角質の水分が失われると、角質が縮んで隙間が生まれてしまう。ここから表皮の水分が逃げてしまうのが、乾燥による肌荒れの仕組みとなる」と、乾燥による肌荒れのメカニズムについて説明。「乾燥肌になると、角質による正常なバリア機能が損なわれ、未熟な角質が作られるという早すぎるターンオーバーが生じてしまう。つまり、乾燥が慢性化すると錯角化が起こることになる」と、不十分な角質の増加がターンオーバーを早めるなど肌に悪影響を及ぼすのだと指摘していた。

 「乾燥と錯角化を助長させる要因は、季節的な乾燥や暖房器具、体質、底の薄い靴を履くことによる外力、角質の削りすぎなど間違ったケア、加齢などが挙げられる」と、様々な要因が考えられるという。「乾燥が悪化すると、外的刺激を受けやすくなる。さらにキレツやハクリを起こしやすくなる」と、肌にとって乾燥は大きなマイナス要因であるのだと強調する。「そこで、保湿クリームと密封療法で改善させることが重要となる」と、肌に保湿クリームを塗布しフタをした後、奥まで保湿を行き届かせるために、靴下などで覆うことが望ましいとのこと。「こうしたケアで、魅せる脚に導くことができる」と、教えてくれた。

 「保湿クリームの塗布は、乾燥改善に効果を示すだけでなく、しもやけにも効果を発揮する」と、冬の大敵であるしもやけも保湿クリームを塗布し、マッサージすることで改善することが可能であると指摘する。「しもやけだけでなく、ひざ下マッサージで目立つ血管も減少した他、脚が細くなったことも確認できた」と、保湿クリームで脚をマッサージすることがいかに重要であるかについて力説した。

 この他、吉木先生は、「夏に増える皮膚トラブル『あせも』と『汗あれ』の違い」についても言及してくれた。「夏は冬に比べて皮膚科を受診する人が3倍に増える」と、夏の肌荒れが原因で病院を訪れる人は少なくないという。「夏の肌トラブルの原因は、子どもであれば『あせも』といえるが、成人では『汗あれ』の患者がほとんど」と、あせもではなく、汗あれが肌トラブルの元凶になっているのだと指摘する。「あせもは、運動などで大量の汗をかいた際に、汗を排出する管が詰まったもの。一方、汗あれは、汗をかいた後、汗に含まれるアンモニアなどの成分が刺激になり肌が荒れ、チクチク・ピリピリと感じるものをいう」と、あせもと汗あれの違いについて詳しく解説してくれた。

 「汗あれの主な原因は、ごしごし洗い。洗浄成分の強いもので力強く洗うと、肌の表面にある保湿成分まで洗い流してしまい、肌が荒れて汗に反応しやすい体質になってしまう」と、強い刺激による肌の洗浄は、皮膚のバリア機能を壊してしまうことになると吉木先生は訴える。「あせもと汗あれ予防としては、清潔に保ちながらもゴシゴシ洗わないことが大切だ。また、夏でも適度に保湿することも忘れないでほしい。そして、汗をこまめに拭くようにしてほしい」と、予防法について言及してくれた。「対処法としては、あせもができたら市販のあせも薬を塗るようにしてほしい。また、ベルトやえりなどの摩擦を避けるようにしてほしい」と、あせもや汗あれになったとしても正しい対処を行えば、改善することが可能であると教えてくれた。

 保湿クリームを塗布しマッサージすることが私たちの肌にとって重要であることがわかったが、その効果を最大限発揮するための使用法はどのような方法になるのだろうか。ユースキン製薬 研究開発部 研究チームの飯野隼人氏が紹介してくれた。「モニターにハンドクリームをとってもらったところ、使用量0.5g以下が約40%と一番多かった。使用量が少ない人ほど塗り方も不十分であることがわかった」と、必要な量をしっかり塗布している人は、塗り方も正しい場合が多いのに対し、少ない量しか塗布していない人は、塗り方も不十分であるとのこと。「たっぷり塗っているように見える人でも、関節のシワまできちんと塗布できている人はほとんどいなかった」と、ハンドクリームを正しく塗ることができている人はごくわずかであると指摘する。

 「中程度の手荒れの症状がある人に、『ユースキンA』をマッサージした後、症状が気になる部分に重ねづけしてもらった結果、割れて出血していた部分や白く粉っぽかった皮膚が改善されていた」と、重ね塗りによって手荒れを効果的に治すことが可能になると指摘する。「また、『ユースキンA』の塗布の仕方について見たところ、塗布してマッサージした方が、ビタミンEやグリチルレチン酸といった有効成分が角質の奥深くにまで浸透していたことがわかった」と、正しい塗り方が、有効成分を肌に浸透させるのだと強調していた。「以上の点から、手荒れを効果的に改善するには、量を意識し、マッサージをしてムラのない塗り方を心掛けてほしい。気になる箇所には重ね塗りも効果的だ。また、手の平だけでなく、甲にも塗るようにしてほしい」と、より効果的にハンドクリームが使える方法について言及していた。

 最後に、ユースキン製薬 企画部の高橋千明氏が、「新製品の開発背景と概要」について説明した。「ハンドクリームの購入率が増加傾向にある中、とくに30代女性の購入率が高いことがわかった」とのこと。「この世代は子育て世代と呼ばれており、手を酷使し、手荒れのリスクが高いことでも知られている」と、家事の時間が一気に増える時期でありながら、皮脂量は減少していく曲がり角の時期でもあるという。「こうした世代に向けて当社では、『ユースキンA』の技術を活かしたハンドクリームの新シリーズ『ユースキンハナ』を上市する。同品は、高保湿、ビタミン配合、低刺激処方、やさしい香りの4つの提案で、手荒れに悩む女性の期待に応える製品となっている」と、現代のニーズにマッチした商品を市場に投入すると意気込む。

 「高い保湿力としては、グリセリンを高配合した。ベタつきが少ない使用感もさることながら、持続性の高い保湿力も実現した」と、実験結果を示しながら高保湿であることを説明する。「手肌に栄養を与えるビタミンとして、ビタミンEとビタミンB6を配合した。肌の老化を防ぎ、皮膚や粘膜の健康維持が期待できる」と、手肌に対する有効成分をたっぷり配合したという。「低刺激処方としては、鉱物油フリー、アルコールフリー、動物由来成分フリー、パラベンフリーと、4つのフリーを実現した」と、安心・安全にもこだわったとのこと。「ジャパニーズローズの香りとラベンダーの香り、無香料と選べる3つの香りを用意することで、シーンなどで使い分けてほしい」と、楽しみながらハンドケアを行ってほしいと訴えた。

[小売価格]各700円
[発売日]9月

ユースキン製薬=http://www.yuskin.co.jp/


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