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キリン、「適正飲酒」を飲酒習慣に取り入れてもらうべく"スロードリンク"を提案、週二日の休肝日に最適なノンアルコール飲料やモクテルレシピの紹介も

2020.07.13 19:32 更新

 ウィズコロナ/アフターコロナによる外出自粛や新しい生活様式が求められる中、家飲みや「オンライン飲み会」などお酒の楽しみ方にも多様性がみられるようになった。一方、家飲みやオンライン飲み会では、“家に帰らなくてよい”“すぐに眠れる”などの理由から、いつもよりお酒の量が増えてしまうという人も少ない。そこで、キリングループでは、お酒のリスクを理解してもらうと共に、自分の正しい適量を知って、お酒を楽しむ「スロードリンク」を提案している。7月13日に行われたオンラインセミナーでは、適正飲酒や「スロードリンク」について説明した他、グループ各社のノンアルコール飲料やモクテルレシピなどを紹介した。

 「当社の調査によると、オンライン飲み会の経験者は14%に達し、特に20代、30代で愉しまれている」と、キリンホールディングス CSV戦略部の藤田仁美氏が挨拶。「その一方で、オンライン飲み会の方が飲酒量が増えたという人が32%となった」と、逆に飲酒量は増えてしまっている人が多いという。「オンライン飲み会は、遠くの人やなかなか会えない人ともつながり、自分好みのスタイルで楽しめる反面、長時間ダラダラと続けてしまい、過剰飲酒になりがちだ」と、終わりの時間を決めるなどして飲みすぎないようにしてほしいと語る。「飲みすぎは体に良くないことは知られているが、人によって飲みすぎになる量はまちまちとなる。それだけに、自分のアルコール体質を知ることから始めてほしい」と、アルコールパッチテストの実施や、エタノール(70%)をガーゼに染み込ませて絆創膏を使い皮膚に貼り、皮膚の色で反応を見る方法などでアルコール体質を調べてほしいと語っていた。

 「アルコールは胃と小腸で吸収された後、血液によって全身を巡り、肝臓に運ばれて分解される。血液によって運ばれたアルコールは、脳の神経細胞に作用し麻痺させる」と、アルコールは脳に甚大なダメージを与える危険があるとのこと。「健康を阻害したり、正常な判断ができなくなる恐れがあることから、未成年者の飲酒を禁止したり、飲酒運転には厳しい罰則を与えている。また、イッキ飲みによる死亡事故も毎年報告されている。妊娠中や授乳期の飲酒では本人だけでなく、赤ちゃんの健康を阻害してしまうだけに、お酒は控えるようにしてほしい」と、不適切な飲酒によるデメリットについて説明した。

 では、お酒の適量とはどのくらいなのだろうか。「ビール500mL(alc.5%)もしくはワイン180mL(alc.13%)とされている。特に女性は男性の約半分程度が適量とされ、少量の飲酒で顔面が赤くなるなどアルコール代謝能力が弱い人や高齢者は、より少ない量が適量とされている」と、1日の節度ある適量な飲酒の目安について提示。「生活習慣病にかかるリスクを高める飲酒量は、適量の2倍程度とされている」と、適量の倍の量を飲むと生活習慣病リスクを高めてしまうのだと教えてくれた。「女性は男性に比べて体脂肪が多く水分量が少ないため、同じ体重・同じ飲酒量でも血中アルコール濃度は高くなる」と、女性の安全な飲酒量は「男性の半分」と覚えておいてほしいと述べていた。「アルコールを分解する能力についても、女性は男性の約3/4とされている。ビール500mLの処理能力は、男性が約4時間なのに対し、女性は約5時間とされている」と、女性ホルモンにはアルコール分解を抑える作用もあると警告していた。

 「日本人はもともとお酒に弱い人が多いとされている」と、欧米人に比べてお酒が弱いのだとされている。「このため、週に2日はお酒を飲まない日をつくり、肝臓を休ませる必要がある。また食べながら飲むと、胃の粘膜の上に食べ物の層ができ、胃壁を荒らすことなく、アルコールはゆっくりと吸収される。料理を楽しみながらゆっくりと飲んでほしい。さらに、アルコールを分解するためには、体内の水分が使われるため、お酒を飲むときは水も一緒に飲むようにしてほしい」と、お酒と楽しく付き合う術も教えてくれた。「当社では、お酒の時間をゆっくり楽しむこととして『スロードリンク』を提唱している。誰もが正しくお酒と付き合い、飲む人も飲まない人も、それぞれが個性を尊重しあって豊かな時を過ごせる世界として提案している」と、新しい飲み方の提案を行っているとのこと。「WEBサイトでは、お酒のリスクや適正な飲酒に向けた詳しい情報を掲載し、正しい知識の普及啓発に努めている」と、「スロードリンク」に関するYoutube動画や「適正飲酒かんたんガイド」などのコンテンツの公開も行っているとアピールした。

 次に、キリングループ各社からノンアルコール飲料やノンアルコールカクテル(モクテル)のレシピなどを紹介してもらった。「ビール類の売り上げが縮小する中、ノンアルコールビールテイスト飲料市場は拡大し続けている」と、キリンビール マーケティング部ビール類カテゴリー戦略担当の村井志帆氏が解説。「ノンアルコールビールテイスト飲料は、運転があるときに飲む飲料として普及していったが、ニーズと飲用シーンは多様化しており、仕事でビールが飲めないときや、健康を気遣う目的でノンアルコールビールテイスト飲料を摂取するといった人が増えてきている」と、健康志向の高まりにともない、ニーズが変わりつつあるのだという。「こうした市場を受けて、4月6日から『キリン グリーンズフリー』を発売した。『グリーンズフリー』は、麦とホップの澄んだ美味しさが特徴で、自然派製法でつくられたノンアルコールビールテイスト飲料となっている」と、味わいにこだわったノンアルコールビールテイスト飲料とのこと。「当社では、『グリーンズフリー』と『カラダFREE』で、ノンアルコールビールテイスト飲料の積極的な飲用シーンを創出し、市場全体を拡大していく」と、美味しさにこだわった製品と健康に配慮した製品の二枚看板で市場を活性化させたい考えを示した。

 メルシャン マーケティング部 国産グループの永谷洋平氏は、新商品について紹介した。「2011年に発売した『メルシャンフリー スパークリング』から『メルシャンスパークリング アルコールゼロ』と商品名を変更し、中味もパッケージも完全リニューアルした。ターゲットは30~40代の女性ノンアルコール飲料ユーザーで、中味はよりスパークリングワインらしい、ブドウ感としゅわしゅわした炭酸感を実現している。デザインも瑞々しいブドウのイラストを配し、上品でお洒落なデザインへと刷新した」と、「スパークリング アルコールゼロ」の詳細について説明する。「『スパークリング アルコールゼロ』では、アルコールを生成しない新製法によって、アルコール0.00%を実現した。これによって、ワインのような風味を実現した」と、甘さ控えめで、果実のさわやかな香りが楽しめる、すっきりとした飲み口の、ノンアルコールスパークリングワインなのだと教えてくれた。

 キリンビバレッジ マーケティング部ブランド担当の堀川茉夏氏が、「キリンレモンスパークリング」とモクテルレシピを紹介した。「近年炭酸水市場は上昇傾向にあり、特に健康ニーズや割り材、アルコール代替として、多くの消費者に支持されているカテゴリーとなっている」と、炭酸水市場は活況を呈しているとのこと。

 「6月2日に発売した『キリンレモン スパークリング 無糖』は、レモンの味わいにこだわったすっきりとした美味しさとなっている」と、レモンが感じられる炭酸水であるとアピールする。「売上も好調で、発売4週間で530万本を突破した」と、多くの人々から支持を得ているのだという。

 「そして当社では、『キリンレモン スパークリング 無糖』を使ったモクテルを提案。今回、『ソルティライチレモンソーダ』を紹介する。ソルティライチ1に対し、『キリンレモン スパークリング 無糖』を4の割合で混ぜる。割るだけで美味しいモクテルが出来上がる」と、アレンジドリンクで休肝日を楽しく過ごしてほしいと話していた。

キリン=https://www.kirin.co.jp/


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