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キリン、果汁とお酒だけのこだわり製法の缶チューハイ「本搾り」ブランドが過去最高の売上を記録、いつも変わらないおいしさの秘密や各フレーバーにぴったりのマリアージュを伝授

2020.07.07 19:16 更新

 キリンビールは、“たっぷり果汁とお酒だけでできている、リアルな果実ありのままのおいしさを楽しめるチューハイ”がコンセプトの「本搾り」ブランドを18年前から発売中だ。「本搾り」ブランドは、1~5月の販売数量が前年比2割増となるなど好調に推移し、4月、5月は過去最高の売上を達成。そこで今回、改めて「本搾り」の魅力を知ってもらうべく、「キリン 本搾りチューハイ オンラインラウンドテーブル」を7月6日に開催した。ラウンドテーブルでは、昨今のRTD市場における「本搾り」ブランドの戦略や好調の背景、香料・酸味料・糖類無添加で「果汁とお酒だけ」というこだわりの製法について、開発やマーケティングなどさまざまな切り口で説明があった他、各フレーバーにピッタリのマリアージュも紹介し、生搾りチューハイのような本格感が楽しめる「本搾り」ブランドのさらなるファン層の拡大を目指していく考えを示した。

 「『キリン 本搾り チューハイ』は、居酒屋の生搾りチューハイのような味わいを楽しめる無添加缶チューハイとして、2003年にワインメーカーのメルシャンで誕生した」と、期間限定品を1年分箱買いして「本搾り」を1年中楽しむという、キリンビール マーケティング部 RTDカテゴリー戦略担当 主務の小野寺有紀本搾りブランドマネージャーが挨拶。

 「“この世で一番おいしく果実を味わえるお酒で消費者の今日をしあわせで満たす”を合言葉に、缶チューハイでも美味しいと唸らせる商品を上市し続けることをミッションにしている」と、「本搾り」は、誰にも真似できない唯一無二の缶チューハイとして、美味しさを追求したブランドなのだと力説する。

 「『本搾り』の主戦場であるRTD市場は12年連続で拡大しており、酒税法の観点から2026年まで伸長が続くと予想されている」と、「本搾り」にはフォローの風が吹いているのだと分析する。「昨年10月の消費増税や新型コロナウイルス感染症の影響で家飲み需要が増加。さらに1~2杯目の食中シーンでの飲用ニーズの拡大などで、RTDを好んで選ぶ消費者が増えている」と、食事に合うお酒としての認知も高まり、RTDに対する裾野が拡大していることが好調の一因になっていると語る。

 「また、シンプルで質の高い原点回帰型製品が好まれる傾向にあり、消費者の価値観は本物志向にシフトしてきている。こうした社会を取り巻く環境の変化も相まって、『本搾り』ブランドに対する評価が高まっているのだと感じている」と、果汁とお酒だけのシンプルな原材料で、食事の邪魔をしない果汁感や生搾りチューハイのような本格感が、「本搾り」ブランドを押し上げている要因なのだと話していた。

 では、消費者が「本搾り」ブランドを支持する決め手になっている点はどこにあるのだろうか。「果実本来の味わいを表現した“製法へのこだわり”と、厳選果汁を使用し高果汁が味わえる“素材のこだわり”。そして、香料や酸味料、糖類無添加といった“本物へのこだわり”が、商品を通じて消費者に伝えることができているからだと感じている」と、3つのこだわりが消費者に伝えられているが故に、継続して飲用したいと思わせるブランドへと昇華させることができたのだと力説する。「しかし、『本搾り』ブランドの認知度は十分であるとは言い切れない」と、「本搾り」ブランドのさらなるファン層拡大のために、コアなファンの力などを借りながら、魅力をアピールしていきたいと意気込む。

 「『本搾り』ブランドは、8年前から連続で2桁増を記録。今年4月から5月の売上は、リニューアル効果もあり、2ヵ月連続で過去最高売上を記録した」と、発売以来累計で20億本を突破したのだという。「近年一人あたりの購入量や購入頻度が高まっている。それだけに、もっと『本搾り』を楽しんでもらう機会を提供するべく、期間限定で販売していた『ライム』を5月から通年商品として5年ぶりに復活販売することした」と、新フレーバーを導入し、「本搾り」ブランドのステージアップをさらに加速させていくと訴えた。

 次に、「本搾り」のこだわりの製法について、キリンビール マーケティング部 RTDカテゴリー戦略担当の鈴木千尋氏と同 マーケティング部 商品開発研究所 中味開発グループの松田莉央子氏がクロストークを行った。「5月から通年販売しているライムについて、多くのファンから喜びの声が寄せられている」と、「本搾り」専用の冷蔵庫で、常にキンキンに冷えた状態のフレーバーを楽しんでいるという鈴木氏。

 家飲みの乾杯は「本搾り」という松田氏は、「ライムを通年で販売するということで、毎日飲んでもらえるように味わいを見直した」と、期間限定とは異なるアプローチで商品を開発したという。「ライムはすがすがしい味わいが特徴の果実で、酸味がキリッとしている。その反面、えぐみやクセも出やすい。そこで、マイルドな味わいに仕上げることで、果汁本来の味わいを守りながら、気持ちよい気分を楽しめる感覚を目指した」と、毎日飲んでもらえるように、味に一工夫加えることにしたという。鈴木氏は、「味わいもさることながら、香りについてもしっかり生搾り感が楽しめる商品になっている」と、空間的に楽しんでもらえる商品になっていると述べていた。

 「『本搾り』は、単純に果実を絞って商品にしているのではなく、生産者にどんな味わいの果実がよいかなどを一つひとつ注文をしているのが特徴」と、「本搾り」に加えられる果汁については、果実の生産者に対して、様々な要望を伝えているのだと鈴木氏は語る。「今回ライムを通年販売するために苦労したのが、いつも変わらない美味しさを提供するということ。これはライムに限った話ではないが、果実はその年の天候などで、品質にばらつきがでてしまう。これを補うべく、様々な産地の品種をミックスさせることで、品質を保つように努力している」と、果汁にこだわったことによる弊害を、独自の調達力などでカバーしているのだと松田氏。「いつも変わらない美味しさを提供していくためには、果汁のことをしっかり把握し、一番美味しくなる配合を見極めていく必要がある」と、様々な品種の果実でありながらも、一つの実で絞ったような味わいにデザインしているのだと松田氏は述べていた。

 そんな「本搾り」に合う究極のマリアージュは、どんなメニューになるのだろうか。日本ソムリエ協会認定のソムリエでもある鈴木氏と松田氏が、30種類以上の中から、ライムとレモンに合うベストマッチなおつまみを教えてくれた。「ライムとレモンに合うのは、“国産真鰯と野菜のトマト煮”の缶詰」とのこと。「ライムと合わせると、トマトの旨味、コク感と鰯の苦味やクセのある感じをライムの香りが調和してくれる。これによって風味が広がり、ライムの果汁感が優しくなる」と、調和効果が得られるという。「一方、レモンと合わせると、しっかりした酸味がトマトと鰯の旨味、コク感を受け止め、レモンにある苦味と合わさることで味に深みが出ると共に、後味がすっきりする」と、爽快効果が得られると鈴木氏が解説してくれた。松田氏も、「レモンは“国産真鰯と野菜のトマト煮”のオイリーな味わいを洗い流してくれる」と、口の中の脂分をクリアにしてくれる効果も期待できると述べていた。この他にも、ライムにはカレーカシューナッツ、レモンにはイベリコ豚タンがおつまみとして合うとのこと。「『本搾り』を味わうグラスについては、すっきり爽やかに楽しみたい人には広口グラスを、果汁感をより感じて楽しみたい人はフルートグラスを、おすすめしている」と、鈴木氏は、グラスを変えることで味わいに変化を与えることもできると教えてくれた。

[小売価格]オープン価格

キリン=https://www.kirin.co.jp/


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