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ジェイック、20・30代の非正規雇用者に新型コロナ前後の働き方の意識調査、コロナ前後で企業に期待する項目すべてでポイントが下落、テレワーク経験者の42.6%が「毎日やりたい」と回答

2020.08.27 18:04 更新

 若年層向けの就職支援事業を展開するジェイックは、20、30代の非正規雇用者(正社員以外の人で学生は除く)の200名を対象に、新型コロナウイルス前後の働き方の意識調査を実施した。この結果、コロナ前後では企業に期待する項目すべてでポイントが落ちたが、テレワーク勤務やコロナへの柔軟な対応などは前と比べポイントが増加した。また、テレワーク経験者の42.6%が「毎日やりたい」と回答。業務によって「コミュニケーション不足を感じる」ものの、3割は「効率が上がった」と回答していた。さらに、20代を中心に関東圏で働くことにこだわらなくなっていることもわかった。

 調査ではまず、新型コロナウイルス禍の今、働くことで感じる不安や困っていることを聞いたところ、最もポイントを集めたのは「収入の減少(43.5%)」で、男女・年代で大きな差はなかった。また、「会社内でのクラスター発生(20%)」よりも「特に無い(27.5%)」の方が多い結果となった。

 新型コロナウイルス流行の前と後で働く企業に対してそれぞれ求めていたことを聞くと、企業に期待する項目すべてでポイントが落ちていた。企業に求めることとしてポイントが逆転したのは、「コロナへの対応が柔軟(66%)」、「テレワーク勤務が可能(64%)」、「フレックスタイムがある(60%)」だった。コロナ前では支持されていた賃金、教育、業務の楽しさについてはコロナ後では20%以上ポイントを下げた。

 男女で差がついたのは「教育がしっかりしている(10%差)」、「関東近郊での勤務(31%差)」。女性は教育について重要視しなくなり、関東圏での就業をあまり求めなくなったことがうかがえる。新型コロナウイルスによる長期就労への期待値の低下やコロナウイルスへの不安からきていると感じられる。また、世代で差がついたのは30代の支持が多かった「子育てしやすい環境(60%)」、「新型コロナウイルスへの対応の柔軟さ(71%)」だった。

 新型コロナウイルスを受けて雇用について今後どんなことが起こるかを聞いたところ、最も多い意見は「賃金が下がる(40%)」となった。その他、ダブルワークは20代でポイントが高くなった。若年層の方が柔軟な働き方に興味がある傾向が明らかになった。男女で差が出たのが「賞与/ボーナスが無くなる(13%差)」、「失業者が増える(13%差)」で、女性の方が不安に思っている結果に。「賞与/ボーナス」、「失業者が増える(解雇)」については、普段から男女差があると感じていることが要因になっていると考えられる。また、「正社員でも安泰ではない(11%差)」は30代で支持を集めた。

 新型コロナウイルスをきっかけに、正規雇用を望むようになったかとの問いには、全体の半数近くの43%が「はい」と回答していた。

 テレワークについては、42.6%の人が「毎日やりたい」と回答。テレワークの感想では、全体の約4割が「通勤がしたくない」と答えていた。

 一方で、「業務効率が上がった(29.5%)」という意見もあり、下がったという人より10%近く高い結果となった。その他では、「環境整備が必要(24.6%)」、「プライベートとの切り替えに負担(19.7%)」を感じているという回答も多数挙がっていた。

 新型コロナウイルスの影響で、関東近郊以外の地方都市で働くことについてどう思うかを聞くと、20代を中心に半数近くが「関東で働くことにこだわらなくなった」傾向が浮き彫りとなった。

[「新型コロナウイルス前後の働き方の意識調査」概要]
調査元:ジェイック ※インターネット調査
調査期間:2020年7月23 日(木)~26日(日)
調査対象者:合計200名(非正規雇用の人、関東近郊)
 20代合計100名 男女(50:50)、30代合計100名 男女(50:50)
 内61名はテレワークをした人
※非正規雇用者(正社員以外の人で学生は除く)

ジェイック=https://www.jaic-g.com/


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