データ・リポート

矢野経済研究所、国内エステティックサロン市場の調査、2019年度の市場規模は事業者売上高ベースで3602億円の見込み

2020.04.29 10:45 更新

 矢野経済研究所は、国内エステティックサロン市場を調査し、都道府県別や施術別の動向、参入企業動向、将来展望を明らかにした。その結果、施術の脱毛分野と物販が牽引し、2019年度のエステティックサロン市場規模は事業者売上高ベースで3602億円の見込みであることがわかった。

 2019年度のエステティックサロン市場規模は事業者売上高ベースで3602億円、前年度比100.3%の微増推移を見込む。2019年度は、施術の脱毛分野とともに物販が支えた。物販分野の伸長要因は商品力と販路拡大である。その事例のひとつとして、サロン運営企業が機能は本格的でありながら家庭用として手軽な脱毛機器を開発、手頃な値段で提供し、大手インターネット通販サイトなどへの出店を拡大したことで、店頭に来店した際に限定されていた販売機会を大きく広げたことにある。従来施術の販売状況に物販は連動するとされていたが、2019年度は必ずしもそうではない状況であった。

 エステティックサロン業界の慢性的な人材不足は、新規出店計画の実行に加え、既存店の通常営業にまで影響を及ぼしている。サービス基準やホスピタリティの低下を招けば、店舗やブランドの信用問題につながることから危機感が強まっており、抜本的な対策が待たれている。そうしたなか、2019年専門職大学の新設計画が有力サロン運営企業から発表された。社会におけるエステティシャンの位置づけが変わり、主たる働き手である20代の若い女性にとって魅力的な職業へと移行する可能性が期待される。

矢野経済研究所=http://www.yano.co.jp/


このページの先頭へ