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FPパートナー、人生100年時代の"お金"に関する意識調査、いま最も不安に感じているお金の問題1位は「老後の生活資金」と回答、全体の3人にひとり以上が貯金額"100万円未満"という現実

2020.03.03 10:20 更新

 無料FP相談サービス「マネードクター」を運営するFPパートナーは、20~59歳の男女1500名に対して、「お金に関する意識調査」を実施し、その調査結果を発表した。調査の結果、「老後2000万円問題」で議論を呼んだ老後の生活資金や、「人生100年時代」における資産運用に関する最新の実態・課題が見えてきた。

 今回の意識調査の結果から、お金に関する最新の実態や課題が浮かび上がってきた。20~59歳の社会人がいま最も不安に感じているお金の問題は「老後の生活資金」であることが明らかとなった。昨年「老後2000万円問題」が大きな議論を呼んだなかで、老後の“準備期間”ともいえる50代のお金に関する実態は、約80%(77.9%)の貯金額が1000万円に満たないなど、金銭面の不安を感じている人がいまだ多いことがうかがえる。またこうした不安やリスクについて、6割以上は身近に相談できる相手が「いない」と回答しており、相談相手の不在も不安の増大に寄与していることが考えられる。

 「人生100年時代」や、「個の時代」ともいわれるこの令和において、一人ひとりが老後の生活資金をどのように生み出していけばいいのかを考えていかなければならないとのこと。全体の3割以上はすでにNISAや株、保険といった資産運用を始めており、男性20代ではその割合は半数を超えているという。現在、全体の7割以上が資産運用に関心を持っている事実が示すように、2020年は、自身の人生設計を見直すいい機会になるかもしれない。

 20~59歳の社会人に対して、いま最も不安に感じているお金の問題について聞くと、全体の約2人にひとりとなる46.3%が「老後の生活資金」と回答し、1位という結果になった。また50代においても、「老後の生活資金」を不安に感じている人の割合は70%近くにまで上昇し、老後の人生設計について考えている割合も7割を超える(76.5%)。その一方で、3人にひとり以上(36.3%)もの人は貯金額が“100万円未満”であることがわかった。昨年「老後2000万円問題」が議論を呼んだなか、老後の準備期間ともいえる50代の実態は、約80%(77.9%)の貯金額が1000万円に満たないなど、金銭面の不安を感じている人が多く見受けられる。

 日常生活の中で最もリスクだと感じていることについて聞くと、4人にひとり以上(27.9%)が「自身が働けなくなること」と回答し、1位となった。さらに、「自身の病気(20.5%)」、「自身の死亡(9.6%)」と続き、上位3位を自身に関するリスクが占める結果となった。

 またこうしたお金に関する不安やリスクについて、全体の60%以上は身近に相談できる相手が「いない」と回答。身近に相談相手がいる割合は年代が高まるにつれ減少傾向にあり、40代、50代ではともに70%を超える結果となった。日々の生活のなかで、身近な相談相手の有無が、抱えている不安やリスクにも影響してくるのかもしれない。

 続いて、現在保険に加入している割合を示す保険加入率は、全体平均が77.6%という結果になった。さらに個人の貯金額別に保険加入状況を見ると、貯金額1500万円以上の人では実に90%近く(88.7%)が保険加入者となり、全体に比べて加入率が高いことがわかった。

 また、加入保険の種類は1位から「病気・ケガをした時のための保険(88.1%)」、「万が一のための保険(死亡保障)(67.7%)」、「損害への備え(家、自動車、地震、火災、他)(49.8%)」、「資産形成を目的とした保険(17.4%)」、「働けなくなった時のための保険(収入保障、所得補償)(14.5%)」、「その他(0.3%)」となり、最もリスクとして考えられている“自身が働けなくなる”ことに関する保険への加入率が意外にも少ないことがわかった。

 保険加入者の現在支払っている月額の総保険料は平均「2万1761円」であることがわかった。年代別に見ると、20代(1万6580円)と50代(2万5860円)で1万円近く保険料に差がある。さらに、保険加入者のうち、保険に不満がない人はわずか6.4%という結果が明らかになった。特に、保険への不満内容として“保険料の負担が大きい”と感じている人では、現在支払っている月額の総保険料が平均に比べ“7416円”も多い「2万9177円」であることがわかった。

 また、保険料以外の不安・不満内容として、「今のままでいいのか不安(37.7%)」、「自分に適切な内容かわからない(35.1%)」、「保障内容がわかりづらい(28.4%)」など、保険内容への理解に関する回答が多く、全体の6割以上が身近に相談相手がいないことの影響も考えられる。女性20代に限定して見ると、保険料に対する不満よりも“自分にとって適切な内容かわからない”といった不安を感じている人の数が上回り、2人にひとりを超え1位(50.8%)となった。

 最後に、資産運用について質問すると、全体の3人にひとり以上となる35.5%はすでに「現在資産運用をしている」と回答した。また、36.0%が「今はしていないが今後してみたい」、「していないが興味はある」と答えるなど、現在資産運用をしている人を含め、資産運用に関心を持っている人が全体の70%以上(71.5%)にものぼることがわかった。

 さらに、男性20代では5割を超える51.1%が資産運用を行っており、人生100年時代となる令和においては老後の生活資金をどのように生み出すのか議論を生んでいるが、若年層ではすでに資産運用という考え方が一般的であるという実態がうかがえる。資産運用の方法については、1位から「NISA(47.2%)」、「株(46.1%)」、「投資信託(44.7%)」がトップ3となった。

 マネードクターは、数ある保険商品の中から、顧客それぞれの将来設計にあった保険を提案するサービス。保険を活用した資産形成、人生設計に必要なライフプランシートの作成も任せられるとのこと。相談は無料。全国で1500人を超えるファイナンシャルプランナーと、希望の場所、時間に何度でも相談できるという。

[調査概要]
名称:人生100年時代のお金に関する意識調査
調査対象者:20~59歳の社会人(男女)
サンプル数:1500名
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査期間:1月7日(火)~1月9日(木)

FPパートナー=https://fpp.jp/


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