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矢野経済研究所、国内の冷凍パン生地・冷凍パン市場調査、2018年度の市場規模は前年度比103.2%の1765億円に拡大

2019.12.05 15:32 更新

 矢野経済研究所は、国内の冷凍パン生地、冷凍パン市場を調査し、セグメント別の動向、参入企業動向、将来展望を明らかにした。その結果、人手不足や人件費高騰を背景に、2018年度の冷凍パン生地・冷凍パン市場規模は前年度比103.2%の1765億円に拡大した。

 2018年度の冷凍パン生地・冷凍パン市場規模は、前年度比103.2%の1765億円であった。カフェチェーン、レストラン、ブライダル(披露宴)、カラオケ、テーマパーク等、ホイロ(発酵機)を持たない施設や店舗での冷凍パンの取扱いが増加している。こうした新たな需要分野への拡大は、より加工度の高い製品への需要を活発化させており、市場拡大に貢献している。

 国内では、労働力人口の減少と高齢化を背景に、慢性的な人手不足と人件費高騰が深刻な問題となっている。冷凍パン生地と冷凍パン市場においてもこれが大きく影響しており、ベーカリー、ホテル、レストランなどの製造・調理現場では、その解決策として加工度の高い冷凍パン生地や冷凍パンの需要が拡大している。

 2019年度の冷凍パン生地、冷凍パン市場規模は、前年度比102.3%の1806億円を予測する。2020年度以降は、年率2%程度の成長率で推移し、2023年度には1959億円になると予測する。

 労働力人口減少のなか、今後も人手不足や人件費高騰が続くとみられ、外食産業を中心に冷凍パン生地・冷凍パンの需要は堅調に推移するとみる。なかでも、半焼成、焼成後冷凍、製品冷凍が市場を牽引すると考える。

矢野経済研究所=https://www.yano.co.jp/


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