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富士経済、国内のオーラルケア関連製品市場調査、市場は2018年に4000億円超に達し2022年市場予測では歯磨が902億円・洗口剤が330億円に

2019.11.08 11:59 更新

 富士経済は、高機能・高付加価値製品の需要が高まっているオーラルケア関連製品の国内市場を調査した。その結果を「オーラルケア関連市場マーケティング総覧 2019」にまとめた。トピックスとしては、市場は2018年に4000億円超に達した。また、2022年市場予測(2018年比)では、歯周病予防訴求製品が引き続き好調、若年層を中心に口臭ケア訴求製品の需要が増加する歯磨が902億円(6.7%増)に達し、中高年層主体から、口臭ケア訴求製品の人気で若年層にも需要広がる洗口剤が330億円(16.6%増)に達する見通しだ。

 なお、この調査では口腔ケア用品7品目、口腔ケア用具・機器8品目、口腔ケア食品4品目、医薬品・医薬部外品7品目の市場を調査・分析した。また、各品目の訴求機能、剤形、素材別動向などを捉えた。

 オーラルケア関連製品市場は、消費者の多様なニーズに対応した製品のバリエーション増加、高機能・高付加価値製品へのシフトにより各カテゴリーで拡大が続いている。ヘルスケア分野の中でもオーラルケアは非常に消費者の関心が高く、食品から医薬品まで幅広く製品が展開されており、2018年に市場は4,000億円に到達した。

 口腔ケア用品では、利用者の増加や利用頻度の上昇を背景に洗口剤が伸長している。また、歯磨、洗口剤ともに歯周病対策をコンセプトとした製品の投入が活発化している。口臭ケア訴求はライオンの「NONIO」がヒットしたことで、市場の拡大が期待される。

 口腔ケア用具・機器では、歯ブラシ、電動歯ブラシが100億円を超える市場を形成している。近年は歯科医院やメーカーの啓発活動を背景に、デンタルフロスや歯間ブラシのユーザー開拓が進んでおり、市場が拡大している。

 口腔ケア食品は2019年に1492億円が見込まれ、オーラルケア関連製品カテゴリーの中で最大の市場規模となっている。手軽にリフレッシュできる口中清涼菓子が伸びる一方で、消費者のガム離れに伴い、オーラルケアガムは縮小が続いている。

 花粉やインフルエンザ対策に伴う喉のケアに対するニーズの高まりを受け、散剤の鎮咳去痰剤である龍角散の「龍角散ダイレクト」が好調である。また、口内炎治療剤はインバウンド需要などにより近年大幅に伸長している。

富士経済=https://www.fuji-keizai.co.jp/


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