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尿酸値・高尿酸血症に関する調査速報、7割以上の医師が「高尿酸血症患者は増加傾向」と回答、原因は「アルコール摂取量の増加」「不規則な食生活」が上位に

2019.06.28 15:28 更新

 新年度に入り、2~3ヵ月が経過するこの時期は、多くの企業で健康診断が行われるため、「春の健康診断シーズン」ともいわれている。健康診断の結果が手元に届き、血液検査の判定に一喜一憂している人も少なくないはず。その中で、尿酸値が高いと診断された人は要注意。これから迎える夏本番は、高尿酸血症による痛風発作が起こりやすくなるとされている。そこで今回、ヒューマン・データ・ラボラトリでは、6月18日~19日の2日間、高尿酸血症の診察経験を持つ医師300名を対象に、尿酸値・高尿酸血症に関する調査を実施した。調査結果(速報版)によると、近年の高尿酸血症患者の傾向について、7割以上の医師が「患者数が増えている」と回答し、その原因としては「アルコール摂取量の増加」「不規則な食生活」が上位にあがっていた。

 一般的に、尿酸値の基準値は男女ともに7.0mg/dL以下とされており、この値を超えてしまうと、高尿酸血症と診断されるという。そして、高尿酸血症の状態が長く続くと、主に関節内で尿酸が結晶化し、激痛をともなう痛風発作を発症するリスクが高まるとされている。とくに、痛風発作は夏に起こりやすくなる傾向があり、その理由としては、汗を多くかくことで体内の水分が失われ、尿酸の排泄機能が低下して尿酸濃度が高くなることや、尿酸を増やすプリン体を多く含むビールを飲む機会が増えることなどが考えられている。

 また、昨年12月には、日本痛風・核酸代謝学会による「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」が8年ぶりに改訂されたことも注目を集めた。改訂版では、痛風発作だけでなく腎障害や脳・心血管障害などについても治療ガイドラインが示されたという。

 こうした背景の中、今回実施した尿酸値・高尿酸血症に関する調査では、高尿酸血症患者を診察した経験のある医師300名を対象に、近年の高尿酸血症患者の傾向について聞いたところ、7割以上(75.7%)の医師が「患者数が増えている」と回答し、高尿酸血症患者は増加傾向にあることが明らかになった。また、「若い患者が増えている」との回答も3割を超えており(33.7%)、高尿酸血症の若年化が進んでいることがわかった。

 次に、高尿酸血症患者が増えている原因について聞くと、「アルコール摂取量の増加」(69.4%)と「不規則な生活」(64.2%)が6割以上を占め、高尿酸血症を引き起こす大きな要因であることが示唆された。次いで、「運動不足」(45.0%)、「無理なダイエットや偏った食生活」(32.8%)、「精神的ストレス」(22.5%)、「睡眠不足」(12.5%)の順となった。

 なお、ヒューマン・データ・ラボラトリでは、同社が運営する“健康と暮らし”の情報を発信するポータルサイト「マイライフニュース」において、尿酸値・高尿酸血症に関する調査結果の詳細版を近日発表する予定。

[調査概要]
調査名:尿酸値・高尿酸血症に関する調査
調査方法:インターネット調査
実施期間:6月18日(火)~6月19日(水)
調査対象:高尿酸血症患者を診察した経験のある医師300名
調査実施協力:医師専用コミュニティサイト「MedPeer」

マイライフニュース=http://www.mylifenews.net/


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