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富士経済、希釈飲料・緑茶ティーバッグ・健康茶など清涼飲料の市場を調査、希釈飲料はコーヒーのPETボトルタイプの新商品投入相次ぎ2016年から急拡大

2019.05.24 10:23 更新

 富士経済は、本格感を訴求しつつ簡単に淹れられる商品や加工用途が好調な嗜好品、RTDの手軽さから拡大する清涼飲料の市場を調査し、その結果を「2019年 食品マーケティング便覧 No.6」にまとめた。この調査では、嗜好品18品目、清涼飲料6カテゴリー54品目(果実飲料8品目、炭酸飲料8品目、乳性飲料10品目、嗜好飲料11品目、健康飲料11品目、その他飲料6品目)、合計7カテゴリー72品目の市場を分析し、将来を予想した。その結果、希釈飲料はコーヒーのPETボトルタイプの新商品投入相次ぎ2016年から急拡大し、今年はカルピスの周年記念プロモーションの展開も予想され続伸する見通しだ。

 希釈飲料は、シロップ状の原液を水や牛乳などで希釈して飲用する商品を対象とする。殺菌乳製品乳酸菌飲料のアサヒ飲料「カルピス」、健康性を訴求するビネガードリンクが市場をけん引してきた。しかし、これまでポーションタイプが主流だったコーヒー、紅茶、ココア、抹茶ラテなど嗜好系の商品で2016年から2018年にかけてPETボトルタイプの新商品投入が相次ぎ、急速に市場が拡大している。2019年は「カルピス」が発売100周年を迎えることから積極的なプロモーション展開が予想され、拡大が続くとみられる。

 健康茶・市販用は、2018年が136億円を見込(2017年比:119.3%)、2023年が162億円(2017年比:142.1%)と予測する。リーフ・ティーバッグ・粉末タイプのハトムギ茶、そば茶、黒豆茶、ごぼう茶、コーン茶、マテ茶、ルイボスティー、どくだみ茶、桑茶、アロエ茶、ハブ茶、ウコン茶など、中国茶を除く茶外茶を対象とする。TV番組で健康や美容によい側面が取り上げられたことで話題性が高まり、2013年頃から大きく拡大している。ごぼう茶やルイボスティーを中心にハトムギ茶などが需要を取り込んでいる。今後も拡大が期待される一方で、リキッドタイプへの需要シフトも懸念される。

富士経済=https://www.fuji-keizai.co.jp/


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