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TPCマーケティングリサーチ、ロングライフ惣菜市場について調査、2017年度は前年比8.3%増の2022億円に

2019.03.22 18:14 更新

 TPCマーケティングリサーチは、ロングライフ惣菜市場について調査を実施した。その結果、2017年度のロングライフ惣菜市場は、前年比8.3%増の2022億円となった。伸び率では、アジア惣菜が前年比26.0%増と大きく伸長した。

 2017年度のロングライフ惣菜市場は、前年比8.3%増の2022億円となった。同市場は、シニア層の増加や、単身・2人世帯の増加を背景に拡大が続いている。分野別では、洋風が構成比58.7%の1187億円でトップ。次いで、和風が同39.7%の803.5億円、アジアが同1.6%の31.5億円となっている。

 洋風惣菜は、前年比7.3%増となった。同年度は、ハンバーグ、サラダ、洋風その他の売上が伸び、成長を支えた。特に、洋風その他に含まれるサラダチキンは、健康志向に応える形で新商品の投入が続き、市場規模が拡大している。2018年度は、簡便志向商品の拡大や、高品質を訴求したPB商品の売上増、サラダチキンが引き続き好調に推移するなどの要因から、前年比6.1%増の1259億円となる見通し。

 和風惣菜は、前年比9.2%増となった。同市場では、野菜煮物、焼魚・煮魚が伸長している。前者は、ファミリー層や個食のニーズに合わせた商品のラインアップ増加がプラス要因となり、各メーカーで好調に推移。また、後者では、調理の簡便性を訴求するトレー容器の商品がCVSを中心に拡大した。これらの要因としては、女性の社会進出の増加や、個食の増加によって、簡便性を訴求する和惣菜への注目が高まっていることが挙げられる。ただし、煮豆は、健康面での理由や、甘い味付けを敬遠するユーザーの増加などがマイナス要因となり、市場が停滞している。昨年度は、個食の増加に合わせた少量サイズの惣菜や、電子レンジ調理に対応した惣菜の売上が引き続き好調に推移する方向にあることから、前年比3.6%増の832.5億円となる見通し。

 アジア惣菜は、前年比26.0%増の2桁増を達成。要因としては、夏季の需要を見込んだアジアスープの売上が好調に推移したことが挙げられる。同品目は、ご飯や麺にかけるなど、メニュー用途での販促を行うことで拡売している。また、中華惣菜については、CVSを中心に新商品の投入が続いたことで市場が成長している。昨年度は、商品の改廃に伴う品目数の低下によって、前年比12.7%減の27.5億円となる見込み。

TPCマーケティングリサーチ=http://tpc-cop.co.jp/


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