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富士経済、清涼飲料の国内市場調査、プレミアム果汁飲料・スムージー・無糖飲料などの伸びに注目

2019.03.18 18:08 更新

 富士経済は、野菜系飲料、ドリンクヨーグルト、無糖飲料、豆乳類などが拡大をけん引している、清涼飲料の国内市場を調査した。その結果を「清涼飲料市場における将来性および成長要因分析調査 2018」にまとめた。トピックスとして、2019年予測(2017年比)では、プレミアム果汁飲料は、美容・健康訴求により需要が増加し、69億円(38.0%増)を見込む。スムージーは、間食飲用のニーズ拡大を受け再ブーム化し、410億円(39.5%増)を見込む。「無糖」飲料は、炭酸飲料やコーヒー飲料などの伸びが期待され、1兆5150億円(4.4%増)を見込む。

 この調査では、清涼飲料16分野49品目の市場の現状を分析し、将来を予想した。また、横断的に清涼飲料市場を俯瞰し、今後有望とみられる市場や話題性が高く注目を集める市場について取り上げるなど、清涼飲料市場を多方面から分析した。

 プレミアム果汁飲料は、2018年見込が66億円(2017年比:132.0%)、2019年が69億円(2017年比:138.0%)と予測する。1mlあたりの価格が0.9円以上の高価格な果実飲料を対象とする。素材の産地や品質、製法、美容や健康に特定の効果が期待されるなど、付加価値を高めた商品が主体となっている。2012年に「フルッタアサイー」(フルッタフルッタ)が発売され、スーパーフードを手軽に摂れる飲料としてヒットしたのを受けて、健康素材を使用した高単価な商品などが一時市場を賑わしたものの、2014年にはブームが沈静化し市場は縮小した。しかし、2015年にストレート果汁ジュース「Shine&Shine」(日上商事)が発売され、新奇性や味の濃厚さが受け入れられヒットしたことから市場は再び拡大した。

 2016年は前年の急拡大の反動があり縮小したものの、2017年はストレート果汁やフレッシュ感を訴求した商品がCVSを中心に多数発売され、フレッシュ感からイメージされる健康への期待や小腹満たしといったニーズにマッチして需要が増加し、メーカーの参入も相次いだことで市場は再び拡大しており、2018年以降も堅調な伸びが期待される。市場はまだ小規模であるものの、フレッシュ感や果実の濃厚さがダイレクトに味わえることで美容や健康に感度の高い女性などから注目を集めている。また、参入メーカーによる既存ブランドの育成や拡販のほか、海外ブランド商品の投入により新規参入するメーカーもみられ、本格的なストレート果汁飲料の認知拡大とヘビーユーザーの育成、新規ユーザーの開拓につながると期待される。

富士経済=https://www.fuji-keizai.co.jp/


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