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矢野経済研究所、国内スポーツアパレル市場(2018年)調査、日常生活で使える汎用性の高いウエアの好調が市場を牽引し2018年はプラス成長の見込み

2019.01.22 15:51 更新

 矢野経済研究所は、国内スポーツアパレル市場を調査し、競技カテゴリー別の市場規模や参入メーカー、流通動向、将来展望を明らかにした。その結果、日常生活で使える汎用性の高いウエアの好調が市場を牽引し、2018年のスポーツアパレル市場(国内出荷額)はプラス成長の見込みであることがわかった。

 2018年のスポーツアパレル国内市場規模はメーカー国内出荷金額ベースで、前年比103.7%の5554億2000万円の見込みである。野球・ソフトボールウエア、テニスウエア、バスケットボールウエアが前年割れとなったものの、その他のカテゴリーにおいては前年を上回る見込みである。特にライフスタイルウエアやアウトドアウエアは前年比2桁を超える高い伸びを見せている。

 ライフスタイルウエアやアウトドアウエアに対する消費者需要の好調さはアスレジャー(アスレチック(競技)とレジャー(余暇)を組み合わせた造語)スタイルに代表される、スポーツと日常が融合したファッションスタイルやライフスタイルが注目を集めていることにある。2018年のライフスタイルウエア国内市場規模はメーカー国内出荷金額ベースで、前年比110.9%の476億6000万円、アウトドアウエアは同110.4%の1070億1000万円の見込みであり、いずれも前年比で大幅な成長が見込まれる。

 メーカー各社は高い機能性を有しながら、日常生活用途においても使いやすいデザインや色使いの商品シリーズを新設し、消費者需要を取り込みやすい商圏への直営店の出店強化や、提案力の強いファッションセレクトショップでの販路展開を進めている。スポーツ量販店もライフスタイルウエアの売場構成比を拡大し、需要の取り込みを図っている。スポーツとライフスタイルが融合したファションスタイルの人気は今後しばらく継続するものとみており、当該カテゴリー市場は拡大を続けるものと考える。

 2019年のスポーツアパレル国内市場規模はメーカー国内出荷金額ベースで、前年比103.9%の5770億3000万円を予測する。2019年から2021年にかけて日本では国際的なスポーツイベントが続く「ゴールデン・スポーツイヤーズ」となることから、日常的に気軽にスポーツを楽しむ人は増加すると見られ、スポーツアパレル市場全体の拡大を後押しすることが期待される。

矢野経済研究所=http://www.yano.co.jp/


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