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富士経済、健康志向食品市場の調査、伸び緩やかも2018年・2019年と拡大が続く

2018.12.25 18:52 更新

 富士経済は、トクホ飲料、機能系ヨーグルト・ドリンクヨーグルト、エナジードリンク、機能性表示食品の新商品投入などによって2012年から拡大を続ける健康志向食品(健康(Health)や美容(Beauty)に良いというコンセプトをもった商品(H・Bフーズ)のうち、一般加工食品に健康や美容に良いという成分を添加、強化した食品と飲料(明らか食品とドリンク類))の国内市場を調査した。その結果、伸び緩やかも2018年、2019年と拡大が続くことが明らかとなった。また、2018年市場見込では、生活習慣病予防訴求健康志向食品が2534億円と市場は横ばいであることがわかった。

 この調査では健康志向食品を生活習慣病予防、タンパク質・アミノ酸補給、免疫賦活作用などの訴求効能別や、成分別に分類し、市場を調査・分析した。その結果を「H・Bフーズマーケティング便覧 2019 No.1 -健康志向食品編-」にまとめた。なお「同 No.2」では、サプリメントなどの機能志向食品の市場を調査・分析する。

 生活習慣病予防では、生活習慣病のリスク低減を訴求した飲料や食品を対象とする。市場は特定保健用食品として許可された飲料(トクホ飲料)の人気と2015年にスタートした機能性表示食品の新商品投入によって2012年から2017年まで二桁増が続いた。消費者にとって、商品に表示されている機能にあまり差が感じられないことから、ライトユーザーを中心に特定保健用食品からより低価格な機能性表示食品へ需要が移行しており、2018年は特定保健用食品が前年比6.3%減、機能性表示食品は同18.2%増が見込まれる。機能性表示食品は二桁増となるものの低価格な商品が多く市場規模が小さいことから特定保健用食品の落ち込みをカバーできず、全体市場は横ばいになるとみられる。

 ドリンク類と明らか食品という区分では、ドリンク類が9割程度を占める。ドリンク類は、トクホ飲料が苦戦していることに加え、機能性表示食品においても難消化性デキストリンを関与成分とした商品にラインアップが集中しており飽和感がでてきている。市場規模は小さいものの、明らか食品は調味料を筆頭に、ヨーグルト、菓子、米飯類、畜肉加工品など幅広い食品カテゴリーで商品が展開されており、中高年を中心とした需要を獲得し、拡大している。

富士経済=https://www.fuji-keizai.co.jp/


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