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矢野経済研究所、国内スポーツサプリメント市場調査、スポーツ・トレーニングへの関心向上を背景に市場が大幅拡大

2018.08.09 19:47 更新

 矢野経済研究所は、国内スポーツサプリメント市場を調査し、現況、参入企業の動向、および将来展望を明らかにした。その結果、スポーツ、トレーニングへの関心向上を背景に市場が大幅拡大していることが分かった。

 同調査におけるスポーツサプリメント市場とは、スポーツ競技者、スポーツ愛好家などを対象としたサプリメント(錠剤、カプセル、粉末等の形状をした食品)を対象とし、用途としては、スポーツ競技層や愛好家の身体レベルの維持・向上、運動能力の向上などを目的としたものとする。

 2017年度のスポーツサプリメント市場規模はメーカー出荷金額ベースで474億円、前年度比15.3%増であった。2015年度以降は毎年度2桁増と大幅な市場拡大が続いている。素材別にみると、市場全体の約6割を占めるプロテインが拡大を続けているほか、アミノ酸なども概ね拡大基調である。

 2017年度のスポーツサプリメント市場を素材別でみると、プロテインが280億円で構成比59.1%と全体の約6割を占め、次いでアミノ酸が133億円で同28.1%と、プロテインとアミノ酸で合計約9割の構成比を有する。パフォーマンスの維持・向上のための筋力維持・増強や引き締まった身体づくり、疲労の軽減・回復といったユーザー需要が高く、プロテインとアミノ酸の構成比が高い。

 スポーツサプリメント市場は、今後、成長率は鈍化しながらも堅調に拡大すると予測する。2020年の東京オリンピック・パラリンピックや、前後の大型スポーツイベントの開催により、スポーツへの関心が高まることが予想されることに加え、若年層に見られる身体づくりへの関心、中高年齢層における健康維持・増進、趣味としての運動への取り組みが今後も継続するとみられるなか、身体機能の解明、食品の生理活性機能などの解明が更に進み、運動の効果や、運動後のケアに役立つ、スポーツサプリメントの需要は今後も堅調に推移すると考える。また、スポーツ競技層や愛好家などにおけるスポーツサプリメントの継続利用も市場規模の拡大に貢献するものとみる。

[調査要綱]
調査期間:3月~5月
調査対象:スポーツサプリメントメーカー、食品・健康食品・医薬品メーカー等
調査方法:同社専門研究員による直接面談取材、電話によるヒアリングならびに文献調査併用

矢野経済研究所=http://www.yano.co.jp


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